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『カウンターパターン』 の真髄(前編)


実は『カウンターパターン』が生まれた切っ掛けは、セレクティブな鯖を何とかして釣ってやろうと粘ったことだった。

鯖~?と思われるかも知れない。

ご存じかと思うが、セレクティブな鯖は見事なまでにルアーにバイトしないことがあり、秋の沖堤では本当によく見かける。

今から1年以上前になる…あの時もそうだった。

あの時、早朝から水面で盛んにやっていた鯖はルアーに全く見向きもしなかった。

そこで、何とかしてお土産を確保したいという卑しい気持ちから試行錯誤が始まり…

あまりに釣れないことから、気付けば魚がバイトしそうなタイミングに合わせてジャークで引っ掛けようとという力業に出ていた。

結局、その時は2~3時間でクーラーの半分くらいになるまでお土産を確保できたが、この時に不思議に思ったことは…

釣った魚の殆どがスレ掛かりではなく、ちゃんと魚の口に掛かっていたことだ。

しかし何か違う…


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先日、サムライジャパンの監督を務める小久保氏の講演を見に行ったとき、小久保氏はイチロー選手の凄さについての数々のエピソードを語っていた。

選手目線で語られるスーパースターの話しには目を見張るものがあった。

イチロー選手は、毎朝同じ時間に起床し、朝食には必ずカレーを食べ、同じ練習メニューをこなして、掛かり付けのマッサージを受けてから同じ時間に就寝する。

毎日のように決まったリズムの生活を送っているという。

いろんな意味で凄いと思うが、実はこれには理由があるらしい。

分かりますか?

毎日決まったリズムの生活を送っていると、今日は足が重いとか、打球が見えにくいだとか、自分の体調やわずかな調子の変化がすぐに分かるからというのが理由らしい。

トリッキーなプレーでも有名なイチロー選手なので、一見、無理なプレーをしているように見えるが体調管理が万全であるため全く無理をしてないらしい。現に故障しないことでも有名な一流選手である。

この話しにはとても共感した。

野球と魚釣りではスケールも目的も全く違うものだが、私もそれと似たようなことを考えたことがあったからだ。

『カウンターパターン』が生まれようとしていた頃、自分で何かを掴んだことに気付くも、正直、まだ漠然として何処を目指しているのかよく分かってなかったが、その時に取り組んだのが同じリズムの釣りを継続するということだった。

沖堤では、渡堤の時間が決まっているから毎回のようにほぼ同じ時間から釣りを始められる。

そしていつもと同じ場所、同じコースへ投げて同じ釣りをすることでそれまでの釣りとの“差違”について徹底的に洗い出すことができる。

例えるなら1枚のジグソーパズル。

2〜3枚の絵のピースをごちゃ混ぜにすれば完成させるのは難しいが、しかし1つの決まった枠組みを作ることで釣りというジグソーパズルは1枚の絵になる。

ある時、一枚の絵が見えてきた。

『タフコンでの爆裂』

カウンターパターンで何度か経験していたが、プロセスについて十分に解明してなかったため自分の中ではまだ決め手に欠けていた。

シーバスの捕食は所謂吸い込み系バイトであり、口の中にルアーを吸い込んだタイミングに合わせて口の内側からフックを掛ける、これがスタンダードなスタイル。

しかし低活性時やスレているときなどは、吸い込みが弱かったりルアーに触れるだけのときも少なくはない。

まさにそんなタフコンの日、ある異変に気付いた。

釣ったシーバスをよく見と…

口の外から内向きに、掛けるにはとても難しい場所をフックが貫通していた。

1つの答えに辿り着いた瞬間だった。



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※写真はその時のものではありません。




 

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