最新タックルじゃないですが、最近ゲットしたtailwalk　SLASHBOIL 86ULのインプレをしたいと思います。

モデル＆価格
２０１０に追加となったモデルで、定価２７０００円
しかし、２０１２年の年末バーゲン時には、○ァスティングにて、
新品が、実売９０００円を切る価格で売られていた。

ソリッドティップ＆全ガイドにチタンを採用しているモデルとしては破格！
というか、ノーブランドのローエンドモデルと遜色ない価格でハイエンドモデルが手に入る！
思わず、リアクションでゲット！

アジ・メバロッドは、一昨年中古でゲットした、ヤマガブランクスのブルーカレント７４も1本持ってるんだけど、あれはチューブラーという事で差別化し、心の整理をした（笑）

マテリアル
見た目は、カラーリングが地味（ティップセクションは、やや緑っぽいクリーム色）で、カッコや所有欲を満たすか？などから入る私のようなミーハーアングラーには受け入れられないか？
ガイドのラッピングも最小限で地味。
しかし、見方を替えると、フライロッドテイストを感じさせる玄人好みの飽きの来ない、渋いカラーリングとも言える。


リールシート
カラーリングとは反対に、シンプルながら機能美に満ちた作りになっている。
ブランクが手に直接当たる事で、魚のアタリだけでなく、ボトムタッチや流れの変化など、様々な情報が伝わってくる。
軽量化にも貢献。

ガイドセクション
ガイドの事は正直、良くわかないが、チタンのローセッティングで超軽量なため、
昔のトラウトロッドみたいに、キャスト後ガイドの慣性でタワンタワンしない。

前回の単独釣行では使ってみたのだが、メバルの引きは味わえず(泣）
とにかく早く入魂したくて、今回のシーバス釣行に持参して、現場で使ってみた。

レングス
８６ULという、メバ・アジロッドの中では、異例の長いレングスはどうなのか？
軽いルアーでも遠心力が働き、非常に気持ちの良いキャスタビリティが得られる。
風があっても、瞬時にラインがさばけて、テンションをキープしやすく、リールや穂先でのトラブルは皆無だった。
背後に壁があるとか、上に障害物がある、磯場やゴロタにおいて近距離のピンスポットに精度の良いキャストをしなければならない場面でない限り、
オープンなエリアを広範囲に探る釣りなら、ロングレングスを選ばない理由はないと思った。
また、リーダーも長く取る事ができるため、メインラインの痛みが極めて少なくなる事も特筆である。
今回、ラインシステムはシーバス用のシャローフィネスのミッドリーダーを組み合わせたが、ガイドへのすり抜けも良く、
飛距離も十分で、レギュラーサイズから不意の大物まで対応できた。

ブランクス
しなやかなソリッドティプが、繊細なアタリ、食いこませをもたらしてくれる。
また、ロングレングスとの組み合わせにより、リールのドラグがフルロック状態であっても、
ラインやフックにかかる負担を柔軟に分散してくれる。
　レギュラーサイズのメバルに対しても、アタリ、食いこませ、フッキング、
引き寄せ、抜き上げの段階で、ティップからベリーまでが適度にベンドし、
心地よい引きを味わえ、不安ない抜き上げが行われた。

　今回、運良く、いきなり３０ｃｍ超の尺メバルとの対決もできた。
慎重なランカーサイズ特有の小さなアタリ、バイトの吸い込みまで感じとる事ができた。
その後フッキング後の、強烈な根突っ込みに対しても瞬時に繊細なティップからベリーが対応し、強力なバッドパワーを活かし根からの引き離しに成功した。
　さすがに、フックに不安があり、１ｋｇ程度ある獲物を抜きあげる事はできなかったが、
ランディング時に魚の水面キープ力に不足は感じられなかった。

この竿で、バチシーズンに極小プラグを使ってシーバスを釣っても面白いと思った。
ドラグ調整をすれば、おそらく７０ｃｍまでは戦えると思う。

Ｔａｉｌｗａｌｋ　SLASHBOIL 86UL　さらなるランカーメバルをもたらしてくれる事を期待して、今後もずっと愛用したいと思った。

ROD:tailwalk　SLASHBOIL 86UL
REEL：SHIMANO EXCENCE C3000M+`11BIOMASTER2500スプール
LINE:RAPARA RAPINOVA 0.4G+SHALLOW FINESS　MIDLEADER　16LB
REEDER:ナイロン8LB
LURE:ネジワーム＋アジンガーZ