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ジョイクロで行くインサイドベント ジョインテッドクローでシーバスゲーム

川が曲がるその内側に広がる砂のシャローエリアで、ジョインテッドクローを使った釣行記です。



川の中で、流されてきた砂が大きな流れの偏りによって積もる場所。

これは川の中にある干潟と呼べるかもしれない。




インサイドベントのシャローについておさらい


要するに川が曲っている部分の内側に広がる浅瀬。

上流から流されてきた砂によって出来る浅瀬であり、干潮時には干上がる等、干潟と構成条件が似ている。

広大な干潟よりも、流芯(一番強い流れ)・ブレイクラインが解りやすく、エントリーのし易さや、危険度も低いなどメリットがある。


何より、ジョインテッドクローが力を発揮しやすい要件が揃っている。




ダルい流れのエリアで使うジョイクロ


これまでジョイクロを使用したゲームでは強い流れ、急流でのゲームを紹介することが多かった。


だけれども、そもそも使い始めたきっかけは運河で8日間続いたボイルを毎日打って、ゼロキャッチに終わると言う結果の打開策だった。


そして、ほとんど使い方も解らない中、適当引いたら真っ直ぐ泳いできたジョイクロに、

あれだけ散々と手持ちのルアーを無視し続けた魚が、今度は3匹で猛チェイスしてきたのが今から4年前だった。




強く巻く、バズベイトの様に



その時の体験から、流れが緩く、多少、水をかき回す必要がある時はロッドを立てて、強く巻くことで、真っ直ぐと引き波を作り泳がせる使い方を多用するようになった。

この使い方は特に、イナ、ボラが追われているような時に抜群の効果があると思う。


また、フロントブロックで水を盛り上げ、背中からリアブロックのスリップストリームで作る引き波は極めて独特な物、だと思う。





流れよりもベイト


全体的に流れとしては走ってない川のインサイドに入った。

この為、長靴ではやや底質が不安であったが、ハマる様な事もなく、水辺から数歩、前に進んだ。


そして、今回の狙い目となるのは流れや地形ではなく、ただベイトのみである。

これは12~15㎝程度のボラがたまるシャローというのが、この時、ここに立つ、唯一にして最大の理由と言える。


つまり、それらが干潮によるラインの変化とリンクして移動するタイミングが、いわゆる時合となる。




溢れる雰囲気


ベイト優先、特に表層に居ることが多いボラの場合、その雰囲気を見ていれば大体解るので、状況の良さが直ぐに解る事が多い。

右に左に、視界の中で複数、明らかにシーバスに付かれているだろうなと感じられる動きをするボラが次々と、水面にサインを出していた。



ただのシャロー、流れはのっぺりだ。

気長に待っていれば流れていく程度で、流石にジョイクロと言えど水をかき回したい気分になる。



雰囲気は出ているが定点ではないので、特に何処にいるかは気にせずに、下流側から上流側へと移動しながら、アップに投げたジョイクロで真っ直ぐな線を引いてシャローを刻んでいく。


???「 ストロングなコレが僕のマイゲーム 」


と言う声が、ふと聞こえた気がしないでもない。





ラインを通して奏でる音色


着水から浮き上がりを待ち、姿勢を整え、しっかり巻き出しすと、その引き波の後方に変化が起きた。


ミスバイトか!?

この使い方ではヒットするまでは動じずに、我慢して巻き続ける心の準備が必要だ。



ヴィン



立てたロッドから一筋に伸びるラインが一切の弛み無い真っ直ぐの直線になる。

張り詰めた弦が鳴るような錯覚を覚える。




たまらなく楽しく、そして、どこか懷かしいバイトだった。



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ナイスフィッシュ





あの夕日がやたらと大きく見えた夏の日を思い出す。


相模川で開催されていた、地獄のバストーナメント、靴選手権。

敗北すると土下座した頭に勝者の靴を乗せた写真を撮られる恐ろしい大会だ。


初めてのバズベイトに水面が割れ、キッカーを、奴の頭に靴を乗せる権利を手にした感動を僕は生涯忘れないだろう。


 

凄い釣れるのではなく、凄いバイトが出るジョイクロに魅了されて
2年位の間、ひたすら投げ倒した段階で書いた記事です。

ジョイクロに興味や関心がある皆さんの参考になれば幸いです。

ジョインテッドクローでシーバスを釣る基本
http://www.fimosw.com/u/kickoff055/3bpervfcrdmog6

 

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