シーバス1匹釣るまでの記録(8回目)ストレス解消法

これは、いい歳のおっさんが、シーバスを釣りたいと思い立ち、その願いを叶えるまでの軌跡・・・になるかもしれない記録です。


仕事でストレスがたまったら釣りに限ります。

釣り人は総じて1投目から釣りに全集中で、納竿する頃には頭の中のモヤモヤも霧散しています。

キャストしているときは他のことを考える余裕なんて全くありません。

逆に釣りの最中に仕事が頭をよぎったら、集中力が落ちているなと思って切り上げたりします。


この日は、昼間のモヤモヤをその日のうちに解消してしまいたいと思って日が暮れてから川に出ました。


目指した場所は自転車で小一時間ほど川を下った干潟です。

休日には必ず何人かウェーディングしているポイントで、立ち込めば良いのでしょうが自分は岸からです。

浅くて干潮時は釣りになりませんが、満潮時ならいけると踏んで家を出ました。


実はオッサンには勝算があるのです


以前子供たちと干潟で遊んで、潮が満ちてきたので上がって片付けなどしていた時です。

ロッドを持ったお兄さんが川べりに降りてきて、ルアーを投げて1投目でシーバスを釣り上げたのです。

オッサン、驚いて思わずどんなルアーを投げているのかとか根掘り葉掘り聞いちゃいましたよ。


当時シーバスの知識が皆無だったので詳しくはわかりませんが、100mmぐいらいの細身のルアーを投げていました。


同じ場所、同じ潮回り、似たようなルアー、もう勝ったも同然です。

ストレスをリリースしてスズキをキャッチする記念すべき日になるでしょう。



着いた時は上げ5分といったところ、まだかなり浅いのですが構わず投げます。


ベイトはどうだろうかと思って水面をライトで照らすとハクが逃げていきました。

それとモヤモヤとした小さな生き物が沢山います。
これがアミかもしれないと思いましたが、泳いでいるように見えたので何かの稚魚でしょうか。

あ、イカっぽいやつもいました。汽水域にまで入ってくるんですねぇ。


河口部まで来ると車の音は遠のき、堤防は虫の声に包まれます。

見上げると透明度の高い空になんとか北斗七星が見て取れます。

広い河口、広い空、対岸に見える街の明かり。


自分は釣れてもいないのに幸せな気分になってしまいました。

例えるなら、夜の誰もいない露天風呂で満天の星空を見上げている感じです。


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今思い返すと、完全に暑さと湿気でのぼせていますね。

露天風呂とか言ってる場合じゃないじゃん!
危ないところでした。
スポーツドリンクを持っていって良かった。


若干ハイになりながら4時間ほど投げ続けましたが、残念ながらこの日もバイトは得られませんでした。

満潮時でも水深は1mに満たず、やはり少し浅すぎるかなぁという印象です。

あの一投目で釣りあげたお兄さんが羨ましい(^^;;


【追記】
翌日は、少々肩が痛みました。
15g程度のルアーを何時間か投げただけでも結構な負担になるようです。
そうすると、連日朝から晩までジグを投げ込むようなアングラーの方々は化け物だなと感嘆しました。

そうそう、すっかり消し飛んだはずの仕事悩みは別に無くなってはいませんでした。
ほら、釣りは現実逃避だから(ォ

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