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「ホーム」について考えた旅

寒くなってきましたね。
流行を先取りしたい気質の俺は、シーズンに先駆けて風邪をひきました。
先日の夜釣りの後、体を温めずに寝たものだから…皆様もお気をつけください。


さて、俺的にこの季節の釣りといえば断然ロックフィッシングなのですが、秋田のこの釣りに関しては、未開拓な部分もあって若干物足りなさを感じています。
俺の腕では、釣れるだけで感謝しなきゃいけないのですが、やはりどうしても「もっとイイ環境」を知っているだけに、そちらの記憶に引きずられるもの…


そんなことを考えて眠りについて、目が覚めたらいつのまにか雄勝の漁港に立っていました。

うそです自分の運転で能動的に行きましたごめんなさい。



【11月5日】
金曜日の仕事上がり、ちょっと休憩して夜中の出発。
目指したのは、昨シーズンのアイナメファースト40upを釣った漁港。
今回の釣旅スタートにはふさわしい漁港と思い、チョイス。

現場到着は4時。朝マヅメまで若干の時間があるので、まずはクロソイから行きますか。
この漁港ではデイゲームしかやったことなくて、アイナメ以外釣ったことないのですが、まあソイもいるでしょ。

こんな感じで。
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ちっちぇーながら超腹パン…に見えますが、魚が体をこっち側に曲げているせいです。


ソイの時間帯が終わりつつある頃だったので、それほどアタリは多くありませんでしたが、それでもこんなのとか、
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こんなのとか、
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さまざまな根魚くんたちが相手してくれます。
それにしても、ヨロイメバルはいつ見てもカッコイイ…

いやぁ…「宮城で釣してる!!」って感じでイイですね。




さて、ここからが本番。朝マヅメ。
根の場所はだいたい覚えているので、その辺を重点的にトレース。


…無反応…

おいおい、わざわざこの俺が秋田から帰ってきたというのに、挨拶もなしとはどういうことかね。


と、ちょっと冷静に考えると、ここは朝マヅメいつもダメでした。
広範囲に陽が当たって、水が温み始めてから魚の活性が上がってくる場所だった…ということを思い出し始めたのが9時半頃。

そのタイミングで「コツン…」っとアイナメのバイト。

首振りの感触からして、それほどのサイズではなさそうですが、今シーズン初アイナメということもあり、慎重にワームを食わせて…

ここ!!ってとこでフッキング!!

苦手としていたアイナメのフッキングですが、シーズン最初の一発を決められたのは幸先ヨシ!!

気になるサイズは…
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本当に大したことなく。

いや、一応ね、「アタリは大したことなかったけど、対面してみたら意外と大きいじゃん!!」的な展開を期待するじゃないですか。


まあそれでも、秋田ではなかなか狙って釣れないアイナメの顔を今年も拝めたということで。


この後も、こいつよりさらにチビのアイナメを何匹か掛けたのですが、グッドサイズとのご対面はならず。
再びクロソイを狙うため、夕マヅメを待ちます。




夜は、仙台時代の職場の先輩と待ち合わせ。
俺が仙台を離れる9月末に壮行釣行をしてくださった方です。

あの日はシーズンイン直後で、魚もルアーを見慣れておらず、恐ろしいほどよく釣れました。
が、さすがに今回はそう上手くは行かないだろうと。

だいたい、
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メバルじゃないんだし、
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クロソイが
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そうポンポンと
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釣れるなんて
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おかしいだろ、これ。
なんか、前回を上回るペースで釣れてます。

よく見ると、イカナゴと思しきベイトが水面にびっしり!!
クロソイもこれを意識して上を向いているのか、表層近くでのヒットが連発しました。

…まあ、サイズはよくて尺ですが…

しかし、20cm台半ばのクロソイは、ライトスピニングにとって丁度良い遊び相手。
それが暇なく食ってくるというのであれば、全くもって問題なし。

ちょっとだけサイズアップを狙ってポイントを変えてみたのですが、ベイトっ気がそこまで及んでおらず、残念ながら感動的なお魚には出会えず。

寒くもなってきたということで、この日は納竿。
私めのようなアホに付き合っていただき、先輩には感謝するほかありません。



【11月6日】
眠い。だるい。これで防波堤に立ったら死ねる。
さすがの俺でも、命がなければ釣りはできません。
朝マヅメと引き換えに、体力の回復を。


さて、水温が上がる頃を狙ってアイナメを釣りに行きますかね。
今日こそ大物を!

やはり当初睨んだ通り、明るくなりきってから活性の上がり方がすごい!
キャストのたびに果敢なアタックを感じ取れます。

ほれっ!
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よっしゃ!
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もひとつ!
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って、サイズどうなってるのよorz


こいつら、別に狙ってアワセたわけじゃないんですよ^^;
アタリの段階で明らかな小物ってのがわかるので、無駄にワームをちぎられないよう、口から吐き出させようとするんですが、なんかそのままフッキング成功してしまったのが何件か…

唯一あったマトモなアタリは、持ち前の勝負弱さでフッキングをミスり、ワームを丸ごと奪われて完全敗北…

宮城まで来て何をやっとるんだ俺は!!!!!

この後、小さいアタリを交わしながら大物を求めるも、結局アイナメさんの顔を拝むことは叶わず。

チビナメに見送られるような形で、この旅ラストのクロソイゲームへと向かうことに。




さて、昨日と同じ場所。
ベイトっ気がないのと、急に寒くなってきたことの2点がヒジョ〜に気になるのですが、嫌な予感って当たりますよね。

まず、「ここには付いてるだろ」って場所に落とすも不発。
まあ、まだ時間も早いから…と、下のレンジを丁寧に探るも不発。

ようやくの1匹をひきずり出すまで、結構時間がかかりました。
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釣れなくなってくると、広範囲を探りたいという焦りからか、釣りが雑になります。
そうして意識が散漫になっているところで、不意にアタリが出ると、あわててしまってソイツに対応できず、また焦り…

宮城釣旅の締めは、不本意ながらこのようなデフレスパイラルに飲み込まれる形になりました。

それでもまあ、多少は
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後に続く魚がいてくれたのはよかったのですが、
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前日のような爆発力を望むことはできず。
弱気が顔を覗かせると、それまで蓄積されていた疲労が一気に押し寄せてきて、もぅマヂ無理…とばかりに納竿。






移動日を含めて0泊3日の釣旅は、結局グッドサイズには出会えなかったものの、根魚の宝庫で根魚づくしという幸せな時間を過ごすことができました。
やっぱり俺の釣りの原点はロックフィッシングであり、その本場である宮城県の海にはホントお世話になったなぁということを改めて思い起こす旅となりました。

その一方で、考えてみれば、宮城の釣り場だって最初は手探りだったんだよなぁ、と。
それが、何度も何度も通うことで、ホームと呼べる漁港ができて、ここ!っていうポイントを絞ることができて…
そういうプロセスこそが、実は釣りの本当の楽しみなんだよなぁ、ということを再認識する旅でもあったように思います。


さて、帰って地元・秋田。
この地の釣り場には未だに慣れずにいますが、楽しみを発掘できるポイントがまだまだたくさんあると考えれば、今の「アウェイ感満載な」状況は決して悪くないのかもしれません。

まずは通い込まなくては、秋田の海はアウェイのまま。
何度も足を運んで、苦労して、大物をバラして、ようやく納得の一匹に出会って…
いろんなことを経験して初めて、その場所がホームになるのでしょう。

天候が回復したら、秋田の開拓を再開しましょうかね。
宮城レベルまで達するかはわかりませんが、きっと楽しい根魚ポイントはあるはず。

というか、ロックフィッシングが霞むくらいに楽しい釣りに出会える可能性も…!?
それはそれで嬉しいでしょうけど、なんか複雑だなぁ〜…


大切なことを思い出させてくれた宮城の海に、改めて感謝。
秋田の海もまた、きっと宝の山に違いない。

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