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嶋田仁正
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▼ GAINA123の取り扱い
- ジャンル:日記/一般
発売となりましたティムコ社「GAINA123」について、あくまで嶋田的な使い方や特性について説明したいと思います。
アングラー個々のスタイルで、その可能性は広がりますから、あくまでもワタシ的な考えです。
まずこの「GAINA123」。
123mmとなっていますが、リップまで含めると132mmあります。メーカーによって「リップまでか?ボディまでか?」で表記の仕方が違うようですが、この「GAINA123」はボディ長が123mmとなっています。長さの割りには大きく見えるのはこのあたりも関係しています。
ボディに対して、先端はやや開き気味なリップを備えています。リップの先端を削ったりしながら動きやレンジの具合を見てきましたが、1mmほど削ればアクションがやや大きめに出ます。レンジはもっと浅くなりますが、コレはコレで有りです。こういう形状のリップだと、速い流れに対し、アップやクロスでは性能を発揮するんですが、あまり速すぎる流れだと、ルアー自体のアクションが「ロール→ウォブンロール」へと変化してしまいます。干満差の大きな広島では、大潮絡みで下げあたり。超速い流れには流石にキツいですね。そんな時はサルディナの出番です!
ちなみに!Salty!の付録DVDを見られた方はお分かりかも知れません。最初の1本をキャッチした際の映像をチェックして下さい。フッキングの瞬間付近です。立てていたロッドを寝かし、またすぐに立てた瞬間にフッキングしています。これはこの「GAINA」を扱う上で超キモ!になる部分です。つまりステディなリトリーブで巻いている時も、水の中は実に複雑な流れ介在している現われなんです。GAINAをリトリーブしていると「フッ・・」と軽くなる瞬間と「グッ・・」と重くなる瞬間があります(特にアップ&クロスで)。この軽くなった瞬間はロッドを寝かせ、重くなった瞬間はロッドを立てているわけです。たったコレだけで追ってきたシーバスに違和感を感じさせることなく食わせに持っていけるんですね。これはリトリーブの際のハンドル操作でも同じ事が出来ます。ワタシのリトリーブシーンをよく見て下さい。ただ巻きしているだけのように見えますが、水を受けた際のテンションに合わせ、かすかに早く巻いたり、ちょっと緩めたりしています。これが「ただ巻いているだけじゃないただ巻き」というテクニック(笑)なんです。これはGAINAに限らず全てのミノー、リトリーブで行っている作業ですが、GAINAには特に大事なキモのような気がしてなりません。
限界まで長く取ったウェイト。この部分が最も難易度が高かったですね。ここだけのテストで一体何個のプロトを作ったことか・・。本当ならもう少し短い方が良かったんですが、この長さにしたからこそ、大きな後方重心を生み、飛行姿勢を安定させることで最高レベルの飛距離を得る事が出来ました。フロントアイの位置が極限まで下になっていますが、このバランスが難しかったんですね。結局シャローミノーに円柱ウェイトは不向きなんです。丸玉の方が確実です。しかもこだわったのがボディ幅。この抵抗が大きなボディ幅でシャローミノー、そして円柱ウェイト(汗)正直有り得ない組み合わせでした。シャローミノーを飛ばすなら、スリムでリップを小さくして、ウェイトをタングステンにして、丸玉にする・・普通に作ればこんなに簡単な作業です。見た目、全然飛びそうに無い(汗)形状ですから、驚かれることでしょう。しかも・・タングステンではありません(笑)なのでお値段も抑え気味。スプラットの時もそうだったんですが、実に面倒なことに首を突っ込みました(笑)この場を借りて、わがままを時には受け入れ、時には無視してくれた(笑)ティムコ開発部に感謝!
ただ単純にボディ幅を広げたわけではないです。先に挙げた条件を全てクリアすべく考えたサイズ。なんとこのやり取りは携帯画像を中心に行われました(笑)画像を見ながら・・「ちょい太いね・・」や「もっと厚みが・・」みたいな(笑)ワタシも日々の仕事に追われる身ですから、そんなにヒョイヒョイと水辺に行く時間はありません。時間と経費の節減がてら、形がキチンと決まるまでは、開発の方に走っていただきながら、妄想と想像で突き進んでいきます(笑)
全て決まった後に、ふと口から出たひと言・・・「目玉はドラゴンアイにして」。流石にそれは無理っぽい。しかも工程が複雑になるのであんまり無理は言いたくないという空気が・・・。とりあえず普段通り「あ~・・それは無理」と一蹴される。でも裏でキチンと動いてくれてるもんなんです。ショーには間に合いませんでしたが、こうやってアイの色にもこだわってみました。「とりあえず言ってみる」(スタッフ)、「とりあえず断っておく」(ティムコ)という素晴らしいカルチャー?が生んだ出来事です(笑)
ま~・・そんなこんなで生まれたのがこのGAINAです。干潟や河川を中心に大活躍してくれるでしょう。そう願っています。ちなみにFショーへ来てくれた「オーケー小島」(松竹芸能)さんに渡した1本のGAINA。なんと・・オンエアはされないでしょうが?とある釣り番組のロケで訪れた南紀の磯。グッドサイズのヒラスズキをキャッチされておりました(笑)ブログを探してみて下さい。
ワタシの荷物には、かろうじで全色入っていました(笑)ラッキー!!
皆さんも是非、このGAINAでヨッシャー!という1本に出会えますように・・・
ワタシも我慢出来なくなって、今朝はチョイ投げしてきました(笑)「GAINA123(パニコロ)」での1本です。
- 2009年5月23日
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