【宮崎シーバスプレザント】避難型と適応型の増水パターン

平年の2倍の雨量を観測している梅雨です。
土砂災害も発生しており、大木が流れてきています。
台風も３つあり更なる被害が予想されます。
これだけ続くと予期せぬ急激な水位の上昇に注意したいです。

リバーに関してですが、増水パターンの定番ポイントで魚が抜け、別の場所では抜けてしまったベイトが入ってきました。
ベイトの定位しやすい小規模の流れも新たに形成されている状況。

ここ最近、状況に変化が起きています。
何かと言うと、避難型の増水パターンから適応型になってきていると感じています。

増水初めは急激に水量が上昇し、以前と全く異なる定位しづらい流速になる。
避難するように流れの緩む弛み、水門等にベイトが避難する。
それに鱸が付き釣れる従来の避難型の増水パターン。

だけど長期的な増水になると、少し状況が変化する。

ベイトの餌となる藻等は本来、そこには存在しない。（少ない）
餌を捕食しないと生存できないので、やがては流れの緩む場所から抜け餌を求めて移動しなくてはいけない。

ベイトが移動していくと、それに付いていた鱸も移動して、同じ場所では釣れなくなる。増水が常態的に続くとそれに適応しようとする。

地形も同じで水量が増えると流芯に近い部分から加速度的に削れていきます。
やがて最大水量を上限として地形変化が収束していき、増水を常態とした流芯と弛みができる。
そこに定位できる流速が生まれベイトと鱸が付く。
これが適応型の増水パターンかなと思います。

鱸は環境適応能力がとても高く、鮎は人間が思っている以上に流れの中で生息する。
その環境に慣れてくるとそれに合わせて変化していくように感じます。

初めは濁りを嫌って逃げるようになるけど、適応してくると濁りの中でも当たり前に定位する。

自然も同じ。

増水も続けばその増水した河川に徐々に変化していく。

地形変化が起きれば流れが変わり、付き場が変わる
水量が増えれば更に付き場が増える。

結果的に鱸が広範囲に広がり、密度が低くなり釣れにくくなる。

台風も接近しているので河川の水量、川幅はまだまだ落ち着かなそうです。

新規ポイントでチーバスちゃん。

最近バラシかナマズしか釣れなかったので超嬉しい！

落ち込みの上に落とし、流れの脇に流しトップでバコーンと出ましたが乗らず。
体全身が飛び出してきたので楽しい！

少し場を休ませフォローのスーさん！

PE1.5号でラインを半分程度、水に付けが引っ張らせチョンチョンと動かすとたまらんばってん！

何と言うかキレッキレに切れる！

プルルル。ピュン！ッピュン！

目の前で反転バイト！

やっぱり、スーさんの流し込みで反応しない魚は居ないなぁ。