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宮崎オオニベ探訪記 パート2

  • ジャンル:日記/一般

いきなりの手痛い洗礼をくらった宮崎サーフ。


 そもそもサーフや干潟といったシャローフラットなフィールドはつねに魚が居着いている場所ではない。

 
地形の変化のある場所で、水の動きがあり、そしてベイトに引き寄せられて入ってくるであろう魚を撃つのがセオリー。


 つねに回遊して動いている魚とルアーの交錯する確率をいかにあげるかがカギとなる。



 初めてのサーフで釣りをする場合には、

①まず地形の変化する場所を把握する

②水の状況の確認(水質・水圧の変化・カレントなど流れの変化する時間)

③生き物の活性があがるタイミング(ベイトの寄る時間、他魚の動向)

これらに留意してポイントと立つべき時間を絞り込んでいくのが自分のスタイル。


自分の目で見て・・・
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自分の足で歩いて・・・

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そのエリアのデータを蓄積していくことにしている。


そしてそれにリンクして重要なのが人の動き。


 今回初めてのエリアということもあり、会う人会う人挨拶しながら、いろいろ話を聞いてみた。

 
 とくにエサ釣りのおっちゃんたちの話はベイトの動きを知る最短の近道。
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あたりまえだが、釣れるところに釣り人は集中する。

毎朝毎朝、おっちゃんたちが投げサビキで釣っているのは・・・

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15~30cmくらいのグチ。

しかもこれを背掛けにして泳がせている人もいる。

話を聞くと、ブリやオオニベ狙いらしい。


サーフのベイトというとコノシロとかイワシのイメージが強かったので、これは目から鱗だった・・・。

しかも釣り上げたグチを触らせてもらいプ二プ二してみると、身質が柔らかい。

ある意味コノシロ同様に丸呑みしやすく捕食されやすい魚なのかもしれない。


出会うアングラーにもいろんな話を聞かせてもらえた。

前年はヒラメが爆釣したことや・・・

夜にはヒラスズキも出るといった情報も。

見立て的に間違いでなかったらしい(笑)。


だが会う人会う人みなさんがオオニベはまだ今シーズンはじまってないとの答えが返ってくる。

各地同様ここ宮崎でも全体的に遅れている模様。


だいたいこんな時は焦っても仕方ない。


ある程度、時間の都合のつく身なのでのんびり構えることにする。

大事なのは事態が動く瞬間に備えることなのだ。
   

そんな感じで毎日朝から夕方まで海に身を置いているといろんなことが分かってくる。

○朝マズメ、夕マズメはパッとしない。

○ベイトは夕方には姿を消す

○水が生きている時間帯は満潮前後 などなど。


そんなある日、出会った人たちがいる。

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自分と同じ遠征組の釣りキチおやじさんこと小黒さん。

オオニベを求めて毎年車一台で関東から自走してくるのだからタダモノではない。

今回出会った遠征組で初のオオニベを釣ったことのある経験者でした。

その時の話をいろいろ聞きながら、ここまでで疑問に思っていたことを素直にぶつけてみる。

そこで紹介された地元のエキスパートたち。


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むかって左:井戸川さん。中央:ケンゴさん。右:ミヨシさん。

決しておごらず飾らず経験値から紡ぎだされる言葉の数々。

次々と自分のなかの欠けていたピースをうめていく。

当初サーフのシーバスやヒラメ、アカメでの経験値から追い求めていたオオニベの攻略法がガラッと変わる。

例えるなら・・・

高知のサーフで一日中追い回したブリや

福井のサーフでシロギスを捕食するマゴチの行動パターン。

そして神戸で経験した沖堤シーバス攻略法。


この一見、なんの接点もないそれぞれの釣りでの経験値が頭のなかで急速に組合さっていくのを感じた。


ここまで投げていたルアーと攻略法をあてはめると、そりゃ釣れるわけがない(爆)。ぜんぜん的外れなことしてたわけだから。

ここまでの攻略法で唯一アタリだったのはあのスプーンの時だけ。

それでも役者は足りない。


時合が来てみんなでロッドを振った時も、極力自分はロッドを振らずに、井戸川さんや小黒さんの動きを観察することに徹する。

頭のなかに地形図を描きながら、それぞれのルアーの軌跡を3D投影する感じ。

ほどなくして福岡から遠征してきた塚本さんがナイスサイズのヒラメを手にする。

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「実はソウルクラッシュ初の魚なんですよ。」

まさかこんな遠いところでソウルクラッシュユーザーに会えるとは思ってなかったので、見ているこちらも嬉しくなる。


そしてダイワのSFAでおなじみのニモちゃん。nx9f3gsfeb4haxesejuo_480_480-13dee85d.jpg

オオニベ釣りたくて関東から宮崎に通いまくった挙句、ついに移住までしてしまったというのだから、恐れ入ります。

今回、エサのおっちゃん、地元・遠征アングラー問わず、誰の口からも
彼女の名前が出てくるぐらいオオニベでは有名な人。

いつも不思議に思うのは、単独で飛び込んで行っても、いつの間にか出来上がる人の輪。

秋田の松橋君や徳島のチームFinのみなさん、大阪の市川組長、そしていつもバカに付き合ってくれる高知のみんな・・・。


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旅を通じてつながった絆に感謝したい。


そしてその次の日から・・・事態は急変していく・・・。

                         パート3へ続く(笑)










 

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