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古賀 亮介‐snif

福岡県

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4年半ぶり、猫のある生活

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友人の仕事のお手伝いついでに、
滅多に行くことのない佐賀エリア。
ヨコオ釣り具さん、真の魔界でした。

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帰りに寄った食堂で遭遇したキロオーバーのカツカレー。
途中、何食べてるの変わんなくなるくらい、白米に苦しむことに・・・。
ルー足してくださいってお願いしようか悩んでるうちに完食。
皿、大きくしてほしい。



その晩も、釣れない修行場で修行。
釣れるアジもキープするには微妙なセグロの22~24センチ
修行に飽きてフラフラと、中アジ求めてランガン開始。

数か所廻ってやや眠くなってきたところで、
仮眠でもするかと立ち寄った船着き場の駐車場、
海面に目をやると、高活性ライズを発見。
そして、釣り禁止の看板と、その向こう側に餌師先輩の痕跡発見。
その場所はグレーゾーンっぽいので釣ってみる事も考えたけど、
すっきりしないので何となく、掃除だけして移動。

拝啓、餌師先輩。撒き餌は流してお帰り下さい。

地元過ぎて普段あまり釣り込まないピンだったのだけど、
よく観察するとベイトもそこそこ。

隣の漁港に移動して似た条件の場所を探すと、すぐに答えが出る。

前ログで少し触れたプリップリのキアジ。
0.8で表層、時速50尾ペースで釣って、
その中から最高に美味そうなのだけをチョイスしてお土産に。


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実家に帰って珈琲で一服しながら、親父の誕生日だった事を思いだす。

朝の釣りを終え、親父が帰ってくる。

す『おかえり。おはよう。釣れた?』
父『細かとの3匹しか釣れん。お前は釣れたか?』
す『お土産は4匹。』

ニヤニヤしながら渡す。
我ながら捻くれた誕生日プレゼントだ。




その日の午後からは、前夜の釣果を基に、
釣れたピンの近隣のエリアを歩いて探すことに。

なんとなく車でなく、徒歩でやりたかったので、
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軽くやる気でこんな感じ。
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早速夕まづめのアジ回遊まで他の可能性を求めて歩き回る。
フォルテン30gとメタルマル19g、28gをスイッチしながら2時間釣り歩く。

昨年の今時期であれば、水温が緩やかに下降しはじめ、
大漁のベイトが射していた広大なシャロー帯のエッジに、
ヤズブリ、サワラ、キジハタ、カマスが射していたが、今年はやはり・・・である。

撃っても撃っても、
エソにトラギス。

微妙な反応を得るに従ってどんどん西に歩くのだけど、
キャリーを福岡の自宅に置いて来たことを、後々凄く後悔した。

夕まづめのアジポイントに着くまで、ついにコレといった成果は出せず。
昼のライトショアジグ終了。
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狙いをアジにシフトする。

このエリアは外灯が効きだすまでが勝負。
前日の近接ポイントのキアジの群から受けた印象では
各所イージーな印象だったので、ちょっと期待していたのだけど、
釣れてくるサイズは、長さは同じなのだけど、どれも細い。

ベイトで偏食タイプなのかと太めのキアジを探してみたけど、
捕まえきれず、暗くなってタイムアップ。
豆から中アジまでたくさん釣れはするのだけど、やはり細い。
24cmくらいのサイズをお土産にしようか悩みながら7本キープ。

ちょっと残念な感じ。

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ちょっと冷やし過ぎてしまったらしく、翌朝の撮影時には折角のアジの目が曇っていた。
軽装徒歩ランガンで、夏アジの管理はちょっと難しい事を体感。


その後は更に2㎞程移動して、外灯のある漁港に。
1m幅×40mの堤防明暗に並ぶシーバス。
その数、ざっと見て歩いただけで10本以上。
サイズは70くらいのが最大。

普段ならノームーブ系のスモールプラグでサクッと釣って遊んで次に行くのだけど、
この日は、違った。

次に行きたい場所もないし、
今釣りたいカタチで仕留める事にこだわってみる事にして、
ベールを返してミニマルを放り込むだけにした竿を置き、
アジングロッドに持ち替えて暫しの観察。

なんだか素直に獲りに行く気がしないので、
獲りたいイメージを、頭で描きながら別の釣りを展開して、機を待つ。


観察を続けながら港内で豆アジとそこそこのカマスを釣っていると猫様登場。
ざっと見まわしただけでその数、10数匹。サイズは最大3キロ。

普段なら豆アジをテキトーに与えつつ、自分の食料を盗られないように、
ドキドキしながら、殺るか殺られるかの空気になるんだけど、
この日は違った。

その中でやたら人懐っこいのが、餌(豆アジ)を与える前から、
友達距離まで一気に近寄ってくる。

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『お前さま、見ない顔じゃな。余所者じゃな?』

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『なんじゃ、水汲みは空ではないか。
こんなに豆アジが居るのに、さては主、ヘタレじゃな』

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『釣れたら起こせ。』

そんな事を言っていたかどうかは知らないが、
シーバスを獲りたい状況が出来るまで、豆アジを釣って猫いじり。

豆アジを釣った瞬間、すぐさま
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『よこせ』

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『むしゃむしゃ』(餌の様子は自主規制)

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何故かこの位置キープの猫様。
ジーンズ汚れるんで、他で食べてもらえませんかね?

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『いやじゃ。次を早う。』

よく見ると漁港暮らしにしてはやたらと綺麗な猫で、
首輪付き。貴様、飼い猫の分際で。( ゚Д゚)カワイイジャマイカ

そんな風にして遊んでると、突如堤防先端から海面を覗き込む猫様。
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海面の変化に、猫も気付くんだねぇ。

それにしても可愛いしっぽだ。



どうやら僕の待っていた『その時』が来たらしい。
見ると外の急流が堤防先端に当たり、港内に反転流が出来ていた。
立ち位置の真下、恐らく角にきっと、
さっきまで港内奥にたむろしていたシーバスの中の
大きめの個体が着いているはず。目視で下を覗き込むと、
やはり、70近い個体のシルエットがうっすらと見える。

根拠のない推定を頼りに、このタイミングのために組み直したPEタックルを手に取る。

ブローウィンを港外の激流に乗せ、ゆったりと引いてくる。
魚の定位置まで約2m。

この距離で魚にルアーを認識させ、なおかつ魚が動かなければ、
この勝負、勝てる。

ルアーはそこから強い横からの潮流で堤防内側の反転流にさらわせる。
まだ奴は動かない。

ラインテンションを張らず緩めず。
レンジをキープしたまま半円を描きながら、港内にドリフトで流し込み。
一旦ターゲットと距離を取る。

十分な距離を稼いで反転流の影響の終わりを感じ取り、ターン。

内側から外に抜けるカマスのイメージで再度、魚にエンカウントさせる。
動きは例の動くか動かないかのスローなローリング。

堤防の角を抜けて食わなければ、横っ飛びでもかまそうか。
ロッドを握り込み、ジャークを掛けようとした瞬間、足元の水面が割れる。

食いあげてそのまま沖に走り去ろうとするシーバスの魚体。
近年、僕の釣りでは稀になった電撃鬼あわせ。
そして派手なエラ洗いを一発。

狙って釣るシーバスの楽しさに久しぶりに触れたからか、
中秋の名月間近の月の光に照らし出された銀輪は、
ここ数年、釣っていたシーバスより格段に美しかった。

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こういう状況でいくつか限定条件を作ってのお膳立てってのは、
釣りを長く深くやればやるほど必要になってくることのような気がしている。
いつも釣ってるやり方でサクッと仕留めても、
ここまでの満足感はなかなか得られない。

サイズは65cmくらいで、そんなに大した大物ってわけではないけど、
全て思い通りのタイミングで仕留める事の出来た一匹は、
以前、やみくもに投げて獲ったメーターオーバーより嬉しかったと断言できる。

僕にとって、ひとつのメモリアルフィッシュになった。

その後は明かり付きのシーバスをいつも通りのノームーブで
ポロポロ仕留めるも、サイズアップはなく、
外側にアコウの回遊もなく、猫と豆アジとゴロゴロして朝まで。




昔一緒に暮らした猫達の事など思い返しながら。


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タックルデータ
アジ、カマスetc
rod  Pro4EX TFL-63S
reel イージス2004
line バリバスエステル0.3号+東レフロロ0.8号
baits JH0.4~1.5g オクトパスきらめき
            ベビサー2in
                               マイクロクローラー4in

シーバス
rod  コータック86sw(改)
reel 13イージス2506
line PE0.5+東レフロロ12lb
baits ブローウィン140s

ショアジグ
line PE0.8+東レフロロ16lb
baits メタルマル19g、フォルテン20g、30g

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