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古賀 亮介‐snif

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レイトサマーパラダイス(渋め)

肌寒ささえ感じる初秋の夜。
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今年の夏はとうとう例のご褒美の釣りが成立しないまま、
秋を迎えてしまった。

そんな事を考えながら湾内で模索と摺合せの日々。

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新しいルアーに出会ったら、まずこうなるくらいまで投げ込んで、

旅に出る。

(一番この列に並べてお見せしたかったブローウィンは、
ごく最近、推定12㎏くらいのヒラマサにやられて殉職(^^;))

久しぶりに東京から遊びに来た友と旅に出る。

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懐かしい助手席で色々あったお互いの事を話しながら
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通いなれた道を通り
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親の代から続く青春の味

各ポイントを見回りながらドライブ。最近の色々を話す。
釣りをほとんどしないまま東京に帰る彼を見送って、呼子でフラフラ。


さて。

今回は満を持してやっと姿を現してくれた回遊青物のお話。

8月半ば、水温云々を気にしたログを上げてから数日後、
イワシの接岸を某所で確認する。

これはもしや。。。と、予想しつつも、なんだかんだで行けず、
違う釣りを違うエリアで続けていた。

機は熟し、やっと投げに行く時間が取れたので、
昨年からのマイポイントへ向かった。

今回の主役は当然この御三方。

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シーライド20~40g

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フォルテン20~40g

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メタルマル19g、28g

実はこの日前夜、結構な雨が降っているのにアジングさせろと、
お弟子のponky女史が呼子までいらっしゃる。
軽めに呼子をガイドしてから、翌朝仕事のponky女史を見送り、
朝マズメに間に合うように単独ショアジグポイントへ車を進めた。

がしかし、道中半ば、体力が尽きて仮眠。
で、ちょっとだけ寝坊してポイントへ。


ライトショアジギング。


この釣りは何と言っても、海況が全てである。
如何にベイトの動きを予想して、撃てるか。であり、
話を聞いてから同じ場所に行ったのでは、運がよくても終盤、
大抵は終わっている場合が多く、8割方天候、風向き、潮流で勝負が決まる。


このポイントは大きな湾の出口で、常に外海に向かって大きな流れが発生している。

呼子~玄海エリアで有数の急流、ドン深スポット。
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現着後、この薄明りでも辺りを見回せば、
足元から、沖合200m程まで、ベイトとサゴシがぎっしり。
視界に何か所もサゴシのナブラが立っていた。


ゆっくり準備して、投げていくと、目視で確認していた通り、
サゴシとも呼べないような、ほっそいサゴシ(これを地元ではヤナギと呼ぶ)が
港内出口~沖目で毎投連投連発。

メタルマルでもシーライドでもフォルテンでも、
スプーンでもマイクロワインドでも。

何でも良いじゃないかってくらいどんどん釣れる。

キープしない魚は速やかにリリースって事で、
後ろで釣ってる餌師さんたちに、
毎度恒例の『もったいないコール』を受けながら、
掛り所が良くてダメージの少ないものはサクサクとリリース。
そうでないものは餌師さんのクーラーに進呈。

『凄く楽しいんだけど、釣りたいのはコレじゃないんだ。』


この日、歯の鋭い魚が大盛況なこの海域。

ちょっと力を込めてハイテンション&ハイピッチで積極的に誘っていくと、
片っ端からラインカットを食らう程のサゴシの密度。そしてカマスも多い。

サゴシ以外の他魚種の反応も見たくて、
数投無茶して試してみたけど、何発か手痛いロストも食らう。

これでは懐にも、環境にもよろしくない。

歯の鋭い魚を釣る話になった時、
ラインを切られる事が多発する前提で
『100均の安いメタルジグでやるのが良いよね。』
って言葉をよく耳にするが、僕はそれが良いとはあまり思わない。

また、ワイヤーリーダーを使えば、とか、太いリーダーに変更するのも、必須ではあるけど、
これほど密度の高いサゴシの群を相手にする場合では、
泳いでいるルアーと操作している人間との間を
サゴシの群が口を開けて通過する事も多々起こり得るので、
それも十分な対策とも呼び難くて。

なにより、それでフォールスピードを殺してしまうと、
アタリそのものを減らす事にも繋がる。常にギリギリでいたい。

射程内に群で差し込んできたサゴシの歯の一撃を、
ジグ操作でキンキンにテンションを張ったメインラインの本線に食らっては、
僕らのようなライトゲーマーが使用する細いPEラインなど、はじめからひとたまりもないので。




リーダーを太くする以外の、もうひとつの対策として、
こんな状況では、比較的緩めのラインテンションでジグを操作する事が、
歯ズレでのルアーロストを抑えるための手段の一つになる。

今回は魚の密度的に濃すぎたため、太糸仕様の効果も薄く、、
本来なら群の密度によっては、というより、通常レベルの密度であれば、
太糸に替える必要も感じない程、
バイトとフッキングのタイミングずらし、
そして食わす位置のコントロールと、
そのふたつだけで事足りる場合も多い。

スピンテールでブレードをバイトマーカーにしたり、
フォール時、ルアーのアイを上向きに。。。など小技がある。

ただ、この日の対魚影の濃すぎるサゴシでは、
リーダーの太さもさほどラインカットの対策とはなり得ず、
それよりもラインテンションを張る時間を短縮する事の方が、より効果が出た。

そのローテンションでのスライドメソッドに適したシーライドが、
サゴシを目標としたこの時の釣りには、大いにハマったのである。


キモは三つ。
浮き上がりの速いジグで一瞬にしてジグの泳層をコントロールする。
ラインに強いテンションを掛ける時間を出来るだけ少なくする。

次にラインフリーでルアーのレンジを落とす際に、
その間、ジグ本体の自発的なスライドアクションで、
キッチリ魚を引き寄せる仕事をしてくれるルアーを選ぶ。
(これらで時短)


最後に、ジグで歯の鋭い魚を釣る時は、
フッキングをワンテンポ遅くして、
バイト感知後軽くラインを張った状態からじわっと合わせる。
この遅いアワセだけでフッキング時にラインアイが上に上がるのであろう、
実はこの待ちで、結構ロストが減らせる。
(フッキングポイントのコントロール)


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メインで使ったのは30gの逆付け。
20gではサゴシの反応そのものが減り、
40gでは、反応は良くなるが、ラインテンションを抜ききれず、
歯ズレでロストする要因になったので、すぐに使用をやめた。
(この差はフォールスピードの調整同様、
使用しているメインラインの太さ=浮力で調整。
この日使用したPE0.6or0.8では30gがベストバランスだった)

ちなみに、センターバランスのメタルジグも数種類使ってみたけど、
小刻みにヒラヒラ落ちるタイプのジグへの反応は今回イマイチだった。

表層、中層、ボトムで、それぞれいくらでもバイトはあるが、
中層~ボトム間で当たってくる個体が、一番サイズが良かった。

一番マシな60にちょっと足りないサイズのサゴシをパチリ。

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サゴシを釣るのはお腹いっぱいになったので、
休憩がてらちょっとアジをつつく。

どうやらセグロアジのマズメ回遊も活発化していたらしく、
外の大きな潮が堤防先端の基礎に当たり、複雑にヨレが発生しているライン。
シーライドミニを軽く入れて流れに任せて落とし込むだけで、
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最少このサイズ。しっかりセグロ。
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すぐにカラーを替えてベイトフィッシュ依存の個体行き着く。

中アジポロポロ。
5投で5フィッシュ。
朝のセグロ。

ベイトパターンにはシルバーグローイワシ。
アミに酔ってる個体にはケイムラドピンク。


ま、アジはこの辺にして、メインに予定してた釣りに更にシフトする。



目線は沖目から、足元の堤防の基礎周りに。


昨年の経験では、この堤防の基礎には梅雨明けからネリゴが居着く。
居着くというよりは、堤防の真下の日陰になる範囲で
ワラワラと大運動会を日中休み休み、開催している感じ。

今回、イワシの接岸で、最も期待した釣りがコレ。
夏の間、本当に待ちわびていた。


昨年夏の釣果では、
メタルマルや重めのライトワインド仕様のジグヘッド
これらを堤防の根元から水面まで高速で
一気に巻き上げるだけで、かなりイージーに釣ることが出来ていた。

潮のタイミングや少なからずかかる人的プレッシャーで
喰わなくなったら、水面まで高速で一気に持ち上げたルアーを、
水面ギリギリで竿先でルアーの方向を変えて、
そのまま一発ジャークを入れて横に飛ばすだけで、
そんなツーステップで簡単にスイッチが入り、贅沢にネリゴの2丁掛け。
なんてのも実際何度もあった。

cgjfni9837dz82jk4dp5_480_480-4bcc6104.jpg(これは去年の魚)

しかし今年は・・・たまたま状況が芳しくなかっただけなのかもしれないが、
とにかく食い渋る。

同行した友人2名は、最初見えるネリゴに興奮気味であったのに、
一通り手を変え品を変え、反応が渋いと見るや、
早々に諦めてサゴシの切り身でベラなど釣っている

この日と、その翌週。
僕がこの釣り場で過ごした2日間、
ネリゴは確かに昨年と同じ位置にいた。
姿も見えた。

何としてでも食わせてやろう。
メタルマルをボトムから一気に巻き上げてくると、ワラワラと追尾してくる。
その度に水面近くまで追って来て、
立ち位置から目視できる地点までルアーを追い上げて来たところでスピードを緩め、
60cmのところでスイッチオフなスローダウン。バイトに至らない。


ボトムから一気に巻き上げる、
水面直下でルアーの軌道を変える。そこまでは良い。
そのツーステップのその先に、もう一つ何かが足りてない。
何度も食いそうで喰わない。そんな駆け引きが続く。


何度目かのチェイスで、魚との距離感がだんだん見えてくる。


見切る位置は水面から約60㎝。
足りないのはフォールスピードだ。

メタルマルからフォルテンに替え、ネリゴの群が出てきた位置から、
次に姿をあらわす位置を予測して落とし込む。(立ち位置を10m程、横移動)

ボトムでの跳ね上げから水面まで、限界速度で一直線。
水面まで3mほどの処まで巻き上げてきたところで、群の追尾に気付く。

水面ギリギリの位置で軌道を直角に曲げて真横に1m跳ばす。
まだ食わない。
魚は余裕の遊泳スピードで、獲物が次にどう動くのか興味津々。
そのままベールを返し、急速フォールで3m程落とし込む。
それをネリゴ達は追尾せず、ただじっと見ている。
再度一気にジグをリフトさせてネリゴの群の真ん中に突っ込ませる。
今度は水面から60cmの位置で横に跳ばせてフォール。

その瞬間、群の中の1尾のネリゴが
フォルテンをかっさらってボトムに一直線に走り去るのが見えた。

フリーにしていたラインをサミングしてそっとベールを戻すと、
あの待ち焦がれた暴力的な重量感が手元に伝わる。








2時間ほど数分おきにルアーを追いかけてくるネリゴの集団と、
睨めっこを続けて渋い状況を打破してくれたのは、
『急速なフォールスピード』をどんな姿勢からも確保出来る
リアバランスのメタルジグであった。

追い掛けてきた魚が見切る瞬間に横っ飛び、急速フォール。
見切ったフリをして、まだ気にして目で追っているところに、
大きなリフトでワンアクション。
急速なフォールスピードでダメ押しのスイッチを入れる。

センターバランス、フロントバランスの純付け、逆付。
そしてメタルマルとジグヘッドのワインド。
そのどれもが見切られる状況にあった今年のマイポイントでのネリゴ。

最後に釣りたい魚にたどり着けたのは、
3次元でリアクションの誘発を引き起こせる、
とてもスタンダードなリアバランスのメタルジグだった。

BlueBlueフォルテン30gクロームパープルにて

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タックルデータ
ライトジギング
rod  コータック86sw
reel 13イージス2506
line  PE0.6+フロロ12lb(フォール使用時)
        フロロ40lb(サゴシ)対策
baits BlueBlueフォルテン30g 
         シーライド30g
   Breadenメタルマル19g、28g
   
アジチェック用フィネスジギング
rod  ウエダpro4EX 4S-610SL
reel  13イージス2004
line  PE0.2+フロロ7lb
baits シーライドミニ6gケイムラドピンク(アミ依存対策)
   シーライドミニ9gシルバーグローイワシ(ベイトパターン)


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[お詫びとお知らせ]

当ログ、投稿当初、冒頭2枚
『愛宕浜内の釣り風景写真』につきまして、
この場所は釣り禁止である。とのご指摘をいただきました。
早速愛宕浜海浜公園の管理事務所に問い合わせをしましたところ、
『砂浜区域については釣り禁止である』との情報を確認いたしました。


この度は、関係各位様に多大なるご迷惑をお掛けしてしまいました事を、謹んでお詫びいたしますと共に、今後、このような事が二度と無いよう、場所選びはもちろんのこと、自身の釣り人としての活動、その全てにおきまして細心の注意を払い、軽率な行動、発言などもせぬよう、しっかりと身を引き締めて、日々の釣行、及びそれに付随する活動に取り組んで参ります。

この度は、誠に申し訳ございませんでした。

当該写真、並びにそうではないのかと、
少しでも疑わしい写真につきましては、確認と調査を重ねまして、
不適当なものは順次削除させていただきます。


ご指摘いただきました方、ご迷惑をお掛け致しました事、深くお詫び申し上げます。ご指摘くださり、誠にありがとうございました。

 

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