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「名前すら呼んでくれなかった」 Foojin’Z 誕生まで

 
今回は4月にアピアさんから発売される5代目「Foojin’Z」のメディア向け試投会に取材してきましたので、報告したいと思います。

 





 
と言っても特長やスペックは既にアピアHPに詳しく掲載されているので、そちらを確認してもらいたい。


今回は少し視点を変えて、宇津木代表から非常に興味深い話を聞けたので、それを中心に伝えたいと思う。

 




│名前すら呼んでくれなかった 
 
今回の5代目Foojin’Zには9モデルがラインアップされ、その中で村岡昌憲氏監修モデル「HIGH ROLLER 103ML」を開発する際、苦悩の連続だったと宇津木代表が語ってくれた。


開発当初は毎回そうだが、順調に進めなかったとの事。
ファーストサンプルが村岡の手に渡って感想を聞いた所、ほぼ無言。


HIGH ROLLERの名に恥じる程の不完全なサンプルに、挙句の果ては村岡から「あの例のサンプルは〜」とHIGH ROLLERの名前すら呼んでくれなかったそうです。


宇津木代表も考えを根本から変え、ゼロベースで開発を決めたと話してくれました。






│素材から見直す 
 
5代目Foojin’Zの開発が始まる際に改めて東レの会社に赴いて、素材に関する勉強会に参加したとの事。

 
 

東レのカーボン素材は世界でトップシェアを誇り、世界的にも周知されているのはお分かりだろう。


カーボン素材は釣具はもちろん、ゴルフ、テニスなどのスポーツ用途から、ロケットや旅客機などの航空宇宙用途、車、F1、生活用途などに幅広く使われている。

 


勉強会に参加する事で、素材の特性や性能を学び、その素材自体が最大限生み出される効果を探りながら進めていくのが開発だと語ってくれた。


今回のFoojin’Zの第三世代カーボン「M40X」と「T1100G」を採用しているロッドメーカーはアピア以外にごく僅かなメーカーしかまだ採用していないとの事。



採用した理由は、Foojin’Zのコンセプトでもある「圧倒的な飛距離」と「ランカーシーバスにも主導権を与えないパワー」
「M40X」と「T1100G」は実現してくれる新素材なんです。と力強く語ってくれた。


ロッドに限らず、開発側、テスター陣、素材メーカーなどが同じ方向を向いて初めて有形になり、紆余曲折の繰り返しをしながら、やっと皆さんの手に届く事が出来るのだろう。


 

 
 
 
│素材はT1100Gを採用 
 
今回の試投会には、Foojin’Z以外にもGRANDAGEシリーズも用意されていたので、特に編集部でも注目度高めのビッグベイト用ロッド「MAGASOUL」を試投させてもらった。


詳細情報はこちら

 
 
 


ラインアップは「C63H+」と「C62HH+」の2タイプ。
素材はFoojin’Zと同じ東レの第3世代「T1100G」を使用。
ルアーMAXは「C63H+」が150gと「C62HH+」は300g。
グリップも「パームグリップシステム」を採用。
発売時期は2021年10月を予定との事。

※スペックは決定ではございません。


 


【 ルアーMAXは300g 】
ー GRANDAGE MEGASOUL ー
ビッグベイト用ベイトロッド

 
 
 




│キャストした感想 

全長が6ft台と聞いて、短くないか?と思う方も正直いるだろう。


しかし、ビッグベイトの釣りでキャスタビリティーやストレス無く重いルアーを投げるには、6ftから7ftぐらいがちょうどいいのではと個人的には思う。もちろん色々なフィールドが存在するので、適材適所のタックルが一番なのは言うまでもない。


 


C63H+を安田ヒロキさんと投げ比べしながら話したが、6ft台と思えない飛距離とティップセクションの収束が思ったより早いので、小場所でのアンダーキャスト時などにすぐルアーアクションが出来るだろうが同じ感想だった。
都市型河川、小河川、運河などに扱いやすいレングスとグリップの長さも魅了だった。


MEGASOULはエントリーモデルとして選択肢に入れるには、十分なスペックと性能を含んでいるロッドだと感じた。






│釣り竿を選ぶ基準は何か? 

釣り人として皆さんが悩むのがどんな釣り竿を選ぶのかだろう。


結論として、明確な答えは無いと思う。
選ぶ基準は人それぞれ。予算、メーカー、素材、特長、口コミなどなど上げたらキリがないし、高額が故にできるだけ後悔したくないのも十分理解できる。


もし、選択肢に入れている釣り竿が近くで触れる事が出来るなら、是非手に持って感じて欲しいのと、このような試投会は参加して、選ぶ基準の参考にして欲しい。


 
 

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