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この有事における釣り人の立ち回り

当記事は、fimoニュース編集長コウノスの個人的見解に基づくもので、fimo本部及び、それを運営する株式会社カルモアの見解ではございません。


平時、日常においてすら、その価値が広く浸透してるとは言い難い、趣味としての釣りに対しては、有事になれば「今必要なのか」という視線が、より強いものになるのは想像に難しくない。

イベントやライブに関わる方々が、このふた月の間、どれだけ厳しい声に晒され続けたであろうか。それが仕事、正に生活をする為の生業であってもだ。

釣り人としては、そういった外側の価値観、基準に対して、理解はするが、賛同をすることはない、というスタンスを、立ち位置として保持し続けていきたい。


その上で、この、いつまで続くか、2020年4月、現時点では見通しが立っていない新型コロナウィルスの蔓延と、それがもたらす社会が混迷の時を迎える有事※において、釣りが社会から許容されていくには、皆さんの協力が必要な部分もあると思い、ここに文を綴る。

※本文では社会が非常事態である状態を意図する




賛同の必要はないが、理解をしなければならない


釣りなんて生活に、人が生きていくのに必要ではない、という意見に反発を覚えない釣り人はいないだろう。

この記事を読んでいる読者の中には、釣りの為に仕事をしているような感覚の人も一定数いるであろうし、他にも多くの趣味というものが、余暇の過ごし方にとどまらず、正に生き甲斐になっている人も沢山いるのを知っている。



一方で、既に多数の影響を被っている、それは趣味が奪われたりも含めて、被害を受けている方がいる事も忘れてはならない。

「楽しそうに遊んでいる奴が気に食わない」

憎悪の感情が、社会には渦巻き始めているのを理解しなければならない。いかに社会と折り合いをつけるか、妥協もやむを得ない情勢である。

我々は今、有事の釣り人なのだ。





危険を増加させていると認識されない行動を


とはいえ、何も難しい事ではないと考える。

迷惑駐車や不法投棄と同じく、釣り人が社会に理解される行動がとれるかどうかがテーマになると考える。


世の中から、ルール無視の釣り人が、と反感を買いそうな行動は主に2点。


・ グループ(集団)釣行の自粛

 車に複数人が同乗、釣具店の駐車場で集まる、ダベる、など、世間からすると、その行為はどう見られるだろう。

 それと釣行自体はバラバラにしてるけど、潮止まりにファミレスに集合みたいなのは、多数の集団感染を起こしている集団での会食に辺り、もっと良くないかもしれない
(今の御時世だと深夜は開いてないけど)



・ 遠征釣行のリスク

 既に計画を進めていた人には申し訳ないが、特に4月7日、緊急事態宣言の対象となった7都道府県にお住まいの方は、今特に問題視されているテーマについて、ご検討を願いたい。


” ウイルスを地方に運び、そこで広げてしまえば、新たなクラスター(感染者集団)を生んでしまうおそれも否定できない ”
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6356399



避けるべき感染リスクを高めるとされる行為と対策を再確認する。

1,人が集まる事(食器などの共有を含む)
2,大きな声で話す(歌う)、近い距離で会話する
3,換気が悪い


密集、密接、密室の三密


https://rakuten.today/blog-ja/rakuten-social-distance-2020-j.html?lang=ja




僅かでも人と接触するならマスクという配慮を


既に自分は無症状の感染者かもしれない。

その意識を持ち、コンビニや釣具店に行くときはマスクを必ず装着する。これは実行力と更に意識の高さアピール、両面で効果が有ると考える。(なければバンダナでも自作でも)

とにかく重要なのは、釣り人が釣りに行くことが危険と、世の中にとられないことである。

この点で、店舗などへ立ち寄る際は、飛沫を防ぐ為に、マスク又は鼻と口を何かしらで絶対に覆うという意識は、自分の防御ではなく、他人を感染させる危険を下げる行動であり、社会のリスクを高めない行為として実践して欲しい。




米国国立衛生研究所 アレルギー感染症研究所 博士研究員
峰宗太郎先生

新型コロナウィルスは鼻水に集まる
インフルエンザよりも遥かに多い
とにかく鼻、口からの飛沫に出やすく感染力が高い


2分20秒~




NHKスペシャル検証 マスクの効果
マスクはくしゃみの飛沫をどれだけ防ぐか






” アメリカではトランプ政権が国民にマスクの着用を勧める方針を示した。
政府は手作りマスクの作り方を公開し、品不足が深刻な医療用のマスクは使わないよう呼び掛けています。 ”


https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000181140.html



自分の安全にライフジャケットを付ける意識で、他者に安心をあたえる為に、店舗など、人と接触する機会ではマスクを着用しよう。




この有事において


騒ぎ過ぎじゃないか、という声があるかもしれない。

懸念しているのは不要不急の外出というワードで、もっと厳しい状況になった時に、それは数の暴力となり、釣りに向けられないか、という事を心配している。


数学的に将来を予想するという方法、感染者数の予測モデルは悲観的な数字を弾き出している。この記事を書いている時点では、まだ入り口に達したかどうか程度である。

かつて日本も経験した歴史があるが、社会が混迷する状況に陥れば、より強権的な統制を求める声が高まり、娯楽や、楽しむ事に対する嫌悪や増悪は増していく事になるだろう。

正念場である。


釣り人の皆さんが、一人ひとり、他人に感染させない意識を持ち、世の中や社会から、危ないと思われる行動を取らず、その結果として、釣りという行為は危険を増加させる物ではない、と理解を得ることが出来るのか。


もどかしいが、釣り場を巡る様々な問題と同じく、僕らの声が届かない、エントリーしやすいファミリー釣り場では今日も大勢が釣りをしている。

世の中的には、それらも漠然と広く同じ釣りであって、今後は釣り公園などの休業も含めて、釣りも自粛との意見はより強くなるかもしれないが、理を持って、「それならいいんじゃないか」という理解が、評価が得られる立ち回りを各自、実践して貰いたい。


一方で、完全自粛をするべきだ、という声も、あるかもしれない。

自己の判断として、家の中で家族と過ごす機会と考える、たまには釣りを休むいい機会かもしれない。そんな判断もありだと思う。

ただ、本当は行きたいけど、暴言を浴びせられるのが怖いので止めておく、という状態にしてはいけないと考える。


特にインターネット上では釣り人が釣り人を罵倒している、という光景も想像できるが、正義感に駆られた方も、一旦冷静になってほしい。

不要の外出を控える、という標語が繰り返し叫ばれた結果、他人の行動を不要かどうか監視、判定する社会にしてはいけない。


その言葉の目的は人との接触を減らす事であり、先日行われた緊急事態宣言の場において安倍総理も「ジョギングに行くことは問題がありません」と言われている様に、本質的に考えたい。

現在のオペレーションにおいて達成目標は、全ての人が最低でも14日間、人との接触を3月上旬時点に対して80%以上減らすことだ。最早、そこに仕事だろうが、必須だろうが、趣味だろうが、例外はない。


3ヶ月、半年、そして、抜本的解決にはワクチンが見つかるまで1年以上続く戦いになるという意見もある。

できれば、釣り人の皆さんには、釣りが禁止かどうかではなく、この有事に対応するべく、人と出来る限り接触しない釣りスタイルの構築を議論してもらいたい。




新型コロナウィルスはインフルエンザではなく、もっと悪い

※日本語訳が出ない方は字幕ボタンを押すと日本語字幕が出ます。




編集長 コウノス


他者を黙らせる、従わせる事を目的とした言葉の応酬が起きるのを防ぐ為、コメント欄を開放しないことにした。これも有事対応である。fimoをご利用の皆さんは、自分はどう考えるのか、実践している事などを、釣りログを通じて他の釣り人と共有して貰いたい。

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