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山田 大輔

千葉県

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リベンジのR・S ・B ・F





Rock Shore Black Fin



磯ヒラスズキ。




そのプロセスと、攻略性の高さから
数多くのファンを魅了するターゲット。






しかし、全ての困難をクリアーし、
その手に掴んだターゲットの価値は
ルアーフィッシングの中でも上位に有るのでは無いだろうか。

その銀輪を追い求め、チャレンジし続ける人を、
人はこう呼ぶ。




「ヒラ師」と。








実は、河川の釣りを始める前。
当時近隣に住んでいた私もその銀輪を求めて毎日走り回っていた一人だった。

サラシが濃くないと釣れない。。。


当時はそんなにメゾットも開拓されていなかった為に、サラシこそが命と言われていた。


時には波高6m で、岩にしがみつきながら波を耐えた。。。
なんて大バカな事もやった。

当然そんなことをしたって釣れないし、危ないだけ。



そんな事を繰り返しながら一つ一つ身体で勉強していっていた。




しかし、
釣り場での人的トラブルの多さから、
いつしか足が遠退いてしまったのだ。




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あれから15年以上の歳月が流れ、
再び、バカみたいに硬くて長いロッドを
掴んで、文明社会から逸脱した様な
原始のままの世界に立つ。






当時の釣りと大きく違うのは、
先ずはその装備。

ウェットスタイルの普及とタックルの軽量化。



当時はまだウエダーでのスタイルが多く、
タックルも重たかった。

12.5ft のロングロッドを
爆風に逆らいながら何日も振り続けて
腕を半年くらい痛めた事もあった。



ラインもナイロン3~4号が主流で、
まあ、飛ばなかった。


ウエダーでの入磯なので
そんなに前にも行けず、危険極まり無い釣りだった。



そう。
まさに「幻の魚」だった。






あれから10年以上のブランクを埋めるべく、最近の磯ヒラに精通している、
泉工場長に色々と教わる事に。




彼のアドバイスの元に、
最近の磯装備を揃え、久しぶりの磯に立ったのは
先日。




先ず、劇的に違ったのは、
歩行安定性の高さ。



足首が曲がらない、膝も上がらない
ウエダー。
岩を飛び越える。よじ登る作業の多い磯において、当時もかなり苦労していた。

その頃に比べると、雲泥の差。


まして、落水した時の絶望的な要素が有る
ウエダー。


逆に、よくあの頃はウエダーなんかでやってたな。。。
と、今思えば、怖くなった。



タックルもとても軽く、
飛距離も格段に延びている。

ルアーもよく飛ぶ。




ポイントに関しては、
知っている場所を回ったのだが、
先ず驚いたのは、
「その根に立てるの!?」と言う驚き。


過去の装備では、
想像よりも深かった時の水没が怖くてとてもじゃないけど、渡ろうとは思わなかった先の根に立てる。

未知のスリットを渡ろうと考える程
当時の私もそこまで無謀ではなかった為に、
今のこのスタイル(装備)に衝撃を覚えた。




勿論泳いで渡る訳では無いのだか、
その根が邪魔で、投げれなかったポイントでも釣りが出来る。

と言うか、
当時撃ってた根の上に立てる。。。

ポイントの広がりを、装備の差により
痛感した。


安全面、攻略性、
その全てにおいて、今の釣行スタイルは
利にかなっている。







久しぶりに立つ磯は、やはり良い。

綺麗な水、綺麗な空

荒々しくも美しい、サラシ。


懐かしさと、変わることの無い美しいフィールドに、心が踊る





その時の釣果



1バラシ。。。



この、バイトも、
私からすれば驚き。


何日も何ヵ月もノーバイトが当たり前だった当時からすれば、
初日からのバイトは奇跡的な事。


これは、明らかにタックル感度と、操作性の賜物なのだろう。
ガイドも良いからね。(笑)


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「これならば、逢える」


この日は、リベンジを誓い、
磯を後にする。



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次のチャレンジ。

待ち合わせのポイントでは、
先攻者。

ただでさえポイントの狭い磯場。
先攻者優先なのは、磯でも河川でも常識だ。


急いでポイントを変えて、違うエリアへ。




そこはベタ凪ぎ(笑)



しかし、そんな事はどうでもよく、
磯に立てる喜びで心は満たされていた。


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2手に別れて、薄いサラシを撃ってみる。



タイミングを見計らい、
波待ち。


この波待ちも、磯ヒラの醍醐味。

最初の波か?
それとも3発目か?


セットの波を監察しながら、
キャストのタイミングを見計らう。



そして、一番サラシが濃くなるタイミングを見計らいキャスト!





ゴゴンッ!



マジか?!


正直、ビックリしました。



こんなに
釣れる魚だっけ?



50cm ほどか?
大きくは無いが、
流石ヒラスズキ!


突っ込むパワーが違う!

でも、弱るのも早い。



安全な場所まで連れてきてから、
体力を削る。




そして、大人しくなったら、ユックリと
ランディングポイントに連れてくる。




泉君が駆け寄り、ランディングしてくれた。



「取った!」



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BLoooWIN! 140S
ラフブルー



本当に久しぶりに逢えた。
素晴らしい魚。


やはり、この魚は
ここで捕るから意義があると思う。


キャッチ出来た時の
この感動はあの頃と変わること無く強く、

その銀輪はあの頃と変わること無く
美しかった。




変わること無く有ってくれた自然に感謝。

何よりも、ガイドしてくれた泉君に感謝。





しかし、そこから「彼」の怒濤のラッシュが始まる。


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。。。。上手い。

私もバイトは出せるが、キャッチ出来ない。。。


何しろ、マズメ時はルアーの弾道が見えない(笑)
ロッドも降りきれていない為に、
トラブルも多い。


練習不足。


いたしかたが無いのだが、
ピンポイントキャストの必要なこの釣り。

練習しかない。


野球の投手も、たった三球のストライクを取るために、何百と練習で投げ込むのだ。






彼の凄い所は

そのキャストの精度は勿論だが、
状況分析力が、凄い。
粘る時は粘る、見切る時は見切る。


どのタイミングで、どの様に食ってるかが
解っている。


それだけ、通っていなければ解らない事だろう。
どんだけ、通っているのか。。。






最後に私が、「凄いなぁ」と言うと


彼は照れながらも、ハッキリとこう言い放った。


「ヒラ師ですから」
と。






ポイントを研究し、人からも素直に勉強し、自分でも考え、
納得行くまでストイックなまでに、ポイントに通っている彼。



磯というフィールドを、こよなく愛し、
ヒラスズキを心から大切にしている彼だからこそ、


この言葉は、私の胸に響いた。



「カッコいいな、こいつ」





身近にこんなにも素晴らしいアングラーに
囲まれている私は、本当に幸せだ。





「ヒラ師」



勿論、沢山釣るだけでは語れない言葉ですね。
自然を読み、安全に気を使い、磯と魚を愛し、
マナーも良い。

その全てが兼ね備えられていなければ
名乗れない、「称号」のような言葉。



とても、眩しい言葉に思えた。



私も、彼等の様に、
このフィールドを愛して行ける人間になりたい。






しかし。、。

マルスズキ釣り師にも、何が良い言葉が無いか。。。



「マル師」
なんかひねりが無いなぁ。


「マルリアン」
誰や?


「マールニスト」
間抜けだ。


「マルカイダ」
絶対にダメなやつだ。
(ーー;)





良い名称が有れば、募集してます!(笑)






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BLoooWIN! 140S




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http://bluebluefishing.com/m/

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