ネコ語り、第2弾である。

今回はセッティングについてである。

ただ・・・

これは経験談に近いのでそのつもりで読んで頂きたい。

なので、コレがすべてではないってコト。



まず、この写真。



バスの雑誌やTVでよく見るセッティング。

フックを真ん中くらいにセットしている。

ワタシも初めはこんな感じでやっていたのだが、フッキングが良くない。

アタリはあるのだが、フッキングできないのだ。

何が違うんだろうなぁ？　と思い、色々と試行錯誤の結果・・・


フックの位置にヒミツ（と言うほどではないが・・・）があると。

このリグでソイを狙う時はフォールがメイン（後段で解説）になるので、ソイはアタマから食ってくるため、真ん中のフックセットでは上手く行かないんじゃないか？

で、やってみたのはこのセッティング。



フックの位置を前に寄せる。

これで、格段に魚が獲れるようになった。

ところが、この位置も中々微妙なことが試しているうちにわかった。

なので、最初は思うトコロよりちょい、後ろ気味に付けて、フッキングが良くなかったら少しずつ前に位置をずらすこと。

これで調整していいトコロを探す。



写真ではよくわからないが・・・（笑）

2～3mm前にフックの位置をずらしているのだ。

ファットドーバーのように印がないとわかりにくいが、パワーミノーのように背中に文字があるやつなんかは、その位置で覚えておくとよい。



蛇足だが、アタマから食ってくるってのは別のリグでも同じである。

特にフォールでの釣りはその傾向が高い。

今シーズンボートでよく使った、10”イールがそのいい例である。

あんな長いベイト、よく食って来るなぁ？と思う向きも多いと思うが、ほとんどがアタマから食ってくるので、ジグヘッドでも問題無かったのだ。

よくよく考えてみれば、元気が無くなって海底に落ちていく小魚は、普通頭から落ちていくのでは？

尻尾から落ちていくなんてのは考えにくい・・・




さて、セッティングはこのくらいにして、次はリグ操作方法である。

前のログでも書いたとおり、始まりはバスのライブベイトリグなので、最初は同じようにシェイクやダートで食わせようとしていた。

それでも釣れるのだが、どうもそうではないらしい・・・

試行錯誤の結果、ネコリグでソイに一番効くのはフォールであると言う事がわかった。

ボトムでシェイクした時のリアクションで食う事もあるのだが、基本はフォールである。

一連の流れを文章にするとこうなる。

１．キャスト
２．ラインスラックを出し過ぎない程度にフォール
３．ラインのタルミを見ながら着底を確認
４．気持ちシェイクしながら誘いをかけ、リフト
５．そこからラインスラックをあまり出さないようにしてカーブフォール

アタリが無かったら４，５を繰り返す。
魚が居れば、５のトコロのどこかでアタリがあるはずだ。

あくまでも、ソイのネコリグに関して言えば、フォールの釣りである。

これを間違うと、ネコは釣れないという結果になる。

ただ、前述したようにこれが100％ではなく、ベイトフィッシュを追いかけている時なんかは、ダートさせた方が釣れるってこともあるのだ。

フォールが高確率ってだけのことである。



アタリは明確なものもあれば、違和感を感じる程度もあり千差万別。

明確なそれの場合は電撃フッキング！

違和感を感じる程度ならスイープで。

これは、ソイがベイトを居食いと言うか、吸い込んで捕食していると思われるからだ。

コン！というアタリは、多分ソイがベイトを咥えているので電撃でフッキングすればOK。

居食いの場合はフックが口の中を滑ってしまうので、聞き合わせが有効ではないのかと・・・



これは今日の釣果だが、違和感系のアタリ。

口の中、皮一枚でかろうじてフッキングしている。

ちなみに、この時にパワーフィネスのようなネムリのきついフックを使用していると、皮一枚にはならず、上あごの硬いトコロにフッキングしてくれるのである。



こんな事を書いていると、釣りに行きたくなるのは必至（笑）

なので、そうなる前に行ってきたのである・・・



ベイトはパワーユーフォリアである。
ちょっといいサイズ、体高があって、カッコイイソイだ。

今回のポイントはかなり水深があるので、ネイルシンカーは1/32と3/64を風の状況によって使い分けた。



これはガルプ！SWのフラッツワーム。

上あごのいいトコロにフッキングしている。


そして・・・

今日は釣りバカがもう一人・・・

ワタシは寒さに負けて早々に退散したのだが、1人粘るkiyoちゃん。

いいのが出ましたか？



次回はネコる時の道具なんかについて語りましょうかね。

つづく・・・