プロフィール

西村 均

新潟県

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【Fishman】俺の夢 バンクーバー島の奇跡の鱒 【鮭鱒】



バンクーバーに来て早3日目。
キングやシルバーの釣りにはすっかり馴染んだw

魚とサイズは違えど、
やる事は魚野川や犀川殖産の、
本流トラウトのアレであったから、
普段と同じ要領で釣りが出来る。

なんというか、相手が相手なのに、
なんとなく気楽な感じがしてくる。
それも『慣れ』なんだろうなぁ。





だがこの三日目は、
その慣れとは全く無縁の別の魚、
スチールヘッドを狙いにいく。

バンクーバー島では最もレアな魚種で、
いつも釣りしてた河川にはほぼ居ないらしい。

なので、それを狙うには、
レンタカーを駈り、島の最北端、
北太平洋に面した河川まで行かなきゃならない。


で、すげー早起きを余儀なくされたのだ。

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前日ベロベロになってるのに早起きは辛いw



早朝、ホテルの朝飯をその場で食べず、
ラップで包んで車に乗り、
一路ハイウェイを北上する。


バンクーバー島てのは、
日本で例えれば九州くらいの島だ。
で、宮崎から関門海峡くらいの距離の移動だが
全く信号なんてないし、車は少ないしで、
すげー速さで目的地の近くまで来た。



が!
ここからが本番だった。
Googleマップの測位が上手く行かないレベルの
すっげー山の中の林道だ。
林業が盛んなカナダらしく、植樹が綺麗だった。

が、運転手、けんさん、小野ちゃん、俺は、
そんなのはどうでも良いw

何故か?





グリズリーの巣窟だからだ…w

まだ暗い林道を、ヘッドライトだけで走る。
どこから熊さんがニュッ!と出てくるか、
と思うとヒヤヒヤだw





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結局、目的地までグリズリーは出なかったw
ほっと一息だ。


ところでカナダはすげー乾燥している国だ。

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この日、ここの気温はなんと2度!
なんだが、びっくりするくらい寒くない。
空気が乾燥していると、ウェアの防風性能だけで
体温がきちんと保たれるんだね、
これはすげえと思ったわ。

お日様も登り、日差しが差すと、
その日差しはすげー熱い。
だから気温2度でも腕捲りにならざるを得ない。


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ここはあまり広くはない川だ、
て話だったので、ロッドはBeamsCRAWLA66L+だ。
ライトルアーのピン撃ちスタイルで、
ちょっと規模のでかい渓流スタイル、
て感じになる。
リールはテイルウォークのフルレンジPGだ。
2号のPEに25lbのリーダーを組んだ。



で、川を降りながら、
チョークストリームを狙ってランガンするんだけど、
たまに川の中を歩けない所もある。

そんな時は、

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森のなかを歩いていくんだ。

が、この道っぽく見えるのは、実は…





グリズリーの獣道だwww
そこかしこから獣臭がするw

すげー怖ぇw

立ちションしようとしたら、全力で停められた。

『匂いで追跡されるからマジ駄目す!』



こえぇ…



で、この広大な森林も、すげー怖い。


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奥が深すぎて、全く見通しがねえ…
どこからか、グリズリーがこっちを観ている。

そんな錯覚に陥る…。





で、実際の釣りだ。


この川はすんげえタンニン成分の水で、 
ほとんど番茶か麦茶みたいな色をしてる。
なんで、追ってくる魚も見えないし、
ボトムの様子もまるで見えない。


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こんな釣りキチ三平みたいな事しても、
足下の底すら見えねえ。



そしてやっぱ最レア魚種のスチールだ。
まるで気配がないw
いや、感じられない。
たまに釣れるのは小ニジばかりだ。

きたー!
と俺が声を出しても、
フッキングですぐ解る小ささだ。
ヤマメくらいのがボチボチ釣れるだけだ…




ここ、スチールの実績があるんですよ!
と、ガイドが伝えたポイントでも、
魚の気配はほぼ無かった…



そんな厳しいランガンを繰り返し、
車から相当歩いた。




遂に、ガイドが根をあげた。

駄目っすねー…
これ以上歩いたら、帰りがヤバいす…





と言うくらい歩いたんだが、
結局ここまで小ニジが5匹。


やっぱスチール、
そうそう釣れるもんじゃねえ…








で、また小一時間掛けてさっきのポイントに
戻ってきた、が、
なんかこのままおめおめと引き下がれない。


結構日差しが熱いし、
みんな喉も乾いてるし、
石の上を跳んでのランガンだ、
疲れも貯まってきた。

ここで休憩しましょ、て事になった。

あまりの暑さに、気温2度なのに 
けんさんは上半身裸だw
ガイドも半袖だ。
俺もウェアを脱いでドライパーカー一枚だw


すげー環境だ。
なんて思いながら、一服こいてる三人を尻目に、
ポイントにスプーンを投げ続けた。


対岸に垂直の岩盤があって、
そこを流れが伝わっていく。
その上流にある落ち込みにピン撃ちして、
岩盤をこすりながらダウンで流しつつ、
ボトムをトレースしていく。


スチールヘッドてのは、
降海するレインボートラウトだ。

ならば、普通のレインボーと同じく、
チェイスではなく居食いするんじゃないか。

そう考えて、このスタイルで探ってきたが、
ここまで全然、魚が見つからねえw


けど、なんだろか。
投げ続けたわ、ここ。







何度投げたか、何度岩盤をこすったか、
解らないくらいに投げてた、その時。

岩盤にコロコロと当たってたスプーンに、
モチョ、て違和感があった。
丁度岩盤の切れ目になってるあたりだ。


で、次のアプローチでもそれを感じた。



…これ、もしかして…




3度目の正直。


これまでと全く同じトレースで、
全く同じピンにスプーンが入った。


モチョ

ときた。
そぉーっと、ロッドを動かしてみた。


ツィ





と動いた!
そこに即フッキングを入れた途端、
クローラ66L+がバットまで曲がった!





きたー!
と叫んだ!
叫んでみんなを振り返った!










また小ニジで喜んでるわw
みたいな表情で生暖かく観ている3人www



待て待て、マジでかいんだから!

と言ったその瞬間、水中に翻る巨体。

それを見た三人、超焦るw





カメラ!カメラ回せ!
カメラ回すまでバラすなよ!
とけんさんが喋ってる。


いや、先に回しといてよw
てか、これを暫くバラすな、て難しいよ!
フック持たねえかもしれねえ、
予想以上にでかい!



ネット係もタンニンで滑る川の中で準備してくれた!

ネットに上手く誘導出来るか…!
フックとか色々持ってくれー!












入った。



入ってしまった…




バンクーバー島最レア魚種、
スチールヘッド、の大物。



諦めずに投げ続けた、その甲斐があった…



やった、やったわ…










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パーティーでただ一人、
見事なスチールヘッドのキャッチだ!

夏に遡上したサマーランのスチールだ。

海に居た頃は銀色だったろうが、 
河川で生活して、このレッドバンドと頬になったんだろう。


けんさんも、小野ちゃんも、
こんなすげーの観たことねえ!
と興奮気味。



やったわー!











ところでだ。


こんなタンニンで滑る水中で、
ブツ持ち撮影してるとだ。

色んな所がびちゃびちゃになる。

袖とかから水が伝わって、胸元までびちゃびちゃ。





気温は2度、でだ。







マジ、ヤバい、身体、さむ…つめた…
からだ、うごかねえ
震え、とまりはじめた






ガチの低体温症だよこれ!


やべーよ!



火、火が必要!熱源!



小野ちゃんのバッグからティッシュを出し、
感覚が抜けていく身体に鞭打って、
樺の木の樹皮と枝をかき集め、



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死に物狂いで身体を暖めるw
もう顔色も死人手前だwww
後ろのアレは他人様であるが、
こっちは必死だよ!
手先足先、全然感覚ねえよ…





かなりの時間、火に当たってた。


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やっと体調回復!


いやぁ、低体温症、まじヤバい。
ほんとにヤバい、身に染みた!




けど、心底良かった、気持ち良かった。


あんなスチールヘッド、
もう一生、出会えないかも知れない。


だからこそ、ここまで頑張れた。
頑張った甲斐がある、珠玉の一匹になった。


バンクーバーはどこまでも、
感動を俺にくれた。

本当に凄い所だよ、バンクーバー島。













で、
また街に戻ってきて、


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そのままクローラ66L+で渓流ベイトして遊んで、
夢のような三日目は終わりを告げた。





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この時の撮影データは、
けんさんのデジカメとビデオカメラの中だ。


いつ公開されるかねーw




次回。






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『小野ちゃんとキング』

お楽しみに。

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