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フッキングの理想

  • ジャンル:style-攻略法
前回の凧あげネタブログに、面白い質問がコメントで寄せられたので、チョット回答が長くなるのもあり改めて。
 
まずは、前回のログにおけるコメントと回答
※詳細知りたい場合は、前回のログを見てください♪
 
【コメント要約】

竿をあおっても、
リールを巻いても、
凧は動くと思うので、どちらの方法でフッキングしても良いのではないか、と考えているのですが、いかがお考えでしょうか。

むしろ、人間の上腕から前腕の筋肉を使ってリールを巻くより、
広背筋を使って竿を大きくあおって合わせを入れた方が、
しっかりしたフッキングが決まるような妄想を抱いております。

いやむしろ、
リールを巻きながら、
竿をあおって、
両方を同時に行った方が、同じ時間でより長い距離『凧』を動かせるのではないか、と考えております。

もちろん、魚種や釣り方などによって違いはあると思うのですが。

いかがお考えでしょうか。
 
【回答】
回答の前に、ちょっと前置きを(笑)

フッキングは物理です。
というか、私は釣りの「感情に支配されない部分」は物理と捉えています。

磯で昇る朝日を見て、美しいなぁ・・・は感情であり、ショートバイトが取れない!は物理です。
入力があり、出力がある。

そして釣りの魅力は、相手が生物ゆえに、数値管理の難しさ(例外の発生の仕方に規則性が見られない)にあると思います。

何が言いたいかと言うと、今回の凧の話しは100%物理であり、「魚がどう食ってきた」事によるフッキングのしにくさとかは別の話しという事が前提と理解ください。

では。

アオってフッキングと巻いてフッキングのどちらが有効か?ですが、これは非常に簡単です。

つむさんの言われる人間の構造を除けば、針先への有効な入力方法は、間違いなく「巻き合わせ」だと考えてます。

と、ここまで書いて、これは話が長くなる!と思ったので、次のログで回答しますね!
 
 
まずは、整理。
 
つむさんの質問は、「PEで遠くの凧に対して、かなり引っ張りの力が伝わっている」という私のログから、その有効なフッキングの方法に関し、「ロッドをあおる」のと「リールを巻く」ではどちらが有効かと思われるか?と言いう事かと。
 
これはさらに分解し、「物理的なフッキングの為の入力」と「人体の構造」とで分けて考えた方が良いと思います。
 
先ず「物理的なフッキングの為の入力」とは、純粋にフックをまっすぐ引っ張る力です。
リンゴに針を刺す話しもしましたが、「明らかに真っすぐ引っ張る」が一番、フックが肉に入ります。
この時に、「ロッドを煽る」と力が逃げる理由が二つあります。
ひとつは単純にロッドの弾力による抜重(これはレース用語ですが、判り易いので)。
ロッドは引っ張りでバネと同じ仕事をしますので、当然急激な力の入力に対して「逃がし」の効果が生まれます。
その為によく、「曲がらない硬いロッドでフッキング力を上げる」と言う発想が出ます。
しかしこれは実は、次のもう一つの「ロッドを煽ることで発生する、力が逃げる現象」に影響を及ぼします。
 
そのもう一つが、「引っ張られる方向に角度が付く」という事です。
当然ですが強い力は、針先に対して真っすぐ引っ張るのが理想ですが、煽れば少なからず角度は尽きます。
ただ、水中で抵抗があるモノでは、今回の凧でたるみがあっても引っ張られているところを見ると、まぁまぁ真っすぐ引かれるんだな・・・とは思いました。
でも、糸を靡いていきながらロッドは曲がっていき、最終的に魚とラインが直線になったと際には、硬くて長いロッドほど引っ張り方向に角度が付きます。
特にロッドを上に煽るほどバレやすくなります。
恐らく感覚的に多くの人が「足場が高いとバレル」という事をしていると思いますが、同じことがフッキングの初期で起きています。
もっと細かく言うと、私はシーバスの巻きの釣りでは「バイト=即掛け」はフッキングに適さないと思っています。
なぜならばちゃんとフックが口の中にある場合は、どう考えても魚がアッチを向いている時は針の向きは「引っ張るほどに外す力になりやすい向きにある」と思っているからです。
ですから、反転(バイト)の後に頭がこっちを向いた時に「追い合わせ(針を肉に差し込む)」のが理想ではないかと(屁理屈w)。
 
少し話がずれました。
戻すと、強いフッキングの為に曲がらないロッドは、じつは入力に関しトントンであったりします。
バネ効果は薄れるが、角度が付く為に強い力が逃げます。
これがジグで真下なら話は変わりますが、巻物の水平に構えている状態からのフッキングではけっこう差が出ます。
 
曲がるロッドはどうなのか?ですが、ただグニャグニャと曲がるロッドでは、バネばねしすぎてフックは刺さりません。
笑っちゃうほど、刺さりません。
 
過去にシイラを格安のグラスロッド(マスレ〇ジャー)でやりましたが、数十回のバイトを全くフッキングせず、何とかしてやろうとして編み出したのは水平フッキングでした。
硬いシイラの口に太い針を刺すには、PEロッドの伸びの無さを利用して、喰った瞬間にラインを鬼のように回収してロッドを水平に引っ張るフッキングです。
 
これでだいぶ掛かりました♪
 
これはシーバスでも、「どう咥えた」とか「どんな針に開いているか」とかは別として、フッキングパワーをより強く伝えるには最適な方法は何か?では、共通することです。
なぜならば、物理なので。
 
ですから、私が理想に思っているロッドは、曲がってくれることで角度が付かずに、バットがきちんと「引っ張りに巻けない対応力のある強さ」を維持した、スムーズなロッド。という事になります。
 
ここ数年のファーストテーパーの良さも、昔のパラボリックなよさも判りますが、今のカーボンロッドの技術はその両立を可能にしました。
 
そう言う道具が前提で、理想のフッキングとは、つむさんがおっしゃるように「巻きながらロッドを煽る」だと思います。
 
が、しかし、人間の体はなかなかそういうのが難しい構造なんですね。
煽るその速度では、巻きながらは難しいです。
ですから、私は先ずライン回収が先でやってます。
手順として、煽ってからラインを回収しても、その後にまた煽らねば入力はされないからです。
早い対応をしたい=ムダは省くです。
 
凧で「たるんでも動く」と言う事実は見ましたが、力が加わるほどに当然ですが入力はたるみを取る方へ奪われていきます。
これは程度の話しになるのですが、通常のライン強度内を数値で表せば恐らくかなりわかり易い反比例グラフが出るかもしれません。
 
一番いいのは、つむさんも凧を上げてください。
ホント面白いから!
 
では次に、合わせの為のロッドの動かし方です。
 
私は特に「ロッドを煽ってラインを捌く」と言うよりも、「ロッドを後ろに引いてラインを引く」ようなイメージで対応しています。手首(ロッド角度)」がリトリーブ時の水平0度からフッキングで90度を超える(この90度がMAXの捌き量)と、ロッドが自身よりも後ろに寝てラインが前に出ます。
この動きは実は「角度を殺してライン引っ張り量を増やす」と言うメリットがあります。
が、しかし、ロッドの曲がりも殺しだす角度です。
ですから個人的には、もっと糸巻いてあまり倒しすぎないで90度キープが理想かとも思いますw
 
これは、全く曲がらないロッドでやると、恐らく意味が分からないのです。
その手のロッドは「つ」の形にロッドが曲がらないので、糸や針の強さだけで綱引きをする事になります。
 
まぁ今回はフッキングの入力の話しだけに絞ってますので、その後のロッドによる「引っ張りの苦し」と「戻しの力」は詳細は省きますが、曲がらないロッドはバラシが増えます。
 
身切れとフック伸び、そして物理ではなく生物学で語るべき食わせの浅さにより。
 
余談ですが、私は過去にGTロッドとシイラロッドでシーバスをやってきたことが在ります。
ボートシーバスで数百のシーバスを釣りましたが、同じ7fならバス用のロッドの方が100倍は掛かってくれて釣れます。
おかっぱりでストラクチャー対策で持ち込んだGTロッドでは、掛かった瞬間に2号の糸は瞬殺でノット上で切られました。
 
このような経験上、「魚が強い」とか「流れがある」と言う理由で「強いロッドが欲しい」と言うのには個人的に疑問を持ってます。
 
なんせ、シーバスで使う糸はせいぜい2号ですし、そういうルアーで釣りをしますから。
(でも、4号で80gのルアーなんだよね・・・っていう時と場所なら、そう言うロッドは絶対的に有効です。が、しかし、そういうの、あんまりシーバスって食ってこないよね)
 
また、一時期はGルーミスの本流トラウト用ブランクを、友人にガイドセッティングを出してもらいウェーディングで使っていました。
本流トラウトのミノーイングブランクってのは、20年前から本当によくできてます。
これは非常に好調でしたがもう少し重いルアー(レアフォース)が使いたくなり、EXファーストのエギングロッド変えたところ、ひたすらバラシの山を築きました。
 
この事例、実は奥が深く、そもそも「よく口の中に針を入れるためには、弛みが在ったほうが良い」という、今度は「しっかりかけるためのロジック」が存在しています。
コチラの方の厄介なところは、【入力/出力】の様な「効率を求めた物理」だけではなく、生物学や人の心(感情)も含めた、非常に厄介な問題でもあります。
 
ですから、理屈ではなく、屁理屈が横行します(笑)
 
まぁ道具の選択ひとつでも、「~~がうまくいかない」という事実が発生した場合、理由は一概に「これが悪い」とは言いにくく、複合体で「悪い(良い」道具」と言うのは決まってきます。
逆に言えば、その「悪い(良い)道具」の中核にある「何がしたかったか」は非常に大事であり、何かを求めると何かを捨てる事にはなります。
 
ロッドの仕事はキャスト・ルアーや糸の操作・魚が掛かった後の処理と、多岐にわたり、それぞれの行動は次の行動へのアウトプットでもあります。
 
その連続する工程の中で、どうやって理想値を求めるか。
ですからつむさんのご質問は、非常に奥深く面白いところでもありますね。
ありがとうございました♪
 
ちょっと話がそれましたが、まとめると今回の回答は・・・
 
物理的には「巻き合わせ」が正解ですが、人体の構造上と使う道具のバランスと釣りの仕方では、「糸ふけが無い状態をより早く作り、魚に対してフックポイントがまっすぐになる角度で糸を引っ張る行動(それはロッドを煽るでも、もっと糸を巻くでもよく)をとる」が回答です。
 
なんのこっちゃ・・・ですね(笑)
 
【お知らせ】
 
土日は横浜です。
Tulalaブースに居るので、遊びに来てね♪
 

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