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通りすがり

  • ジャンル:釣行記
通りすがり
 
よく、ネットで匿名として使われる言葉
最初に使った人って、けっこうセンスが良いと思う
 
そういうボキャブラリーって、なかなか教育訓練では身に付かない
 
先日は会議
日常的な自分の言葉を使えない会議において、どうやって交渉相手の喉下にナイフを付きたてようか・・・と思案していたところ、考えすぎて会議が終わってしまった
 
「場荒れしないようにタイミングを計っていたら、あれよあれよと言う間もなく時合いを逃した・・・」という状態(笑)
 
あ、いや、笑って済まされる会議ではなかったのだが、そういうときに後から矢を放つと、大抵が風向きが変わって自分に刺さったりする
 
魚の場合は次のタイミングまでじっとしてると、戻ってきた時に「この違和感はさっきは平気だったぞ」と思ってくれているのか?意外とサックリと口を使うのだが、女と仕事でそれは通じ無い
 
これを負けたという
あがかずに、引き際で絶妙な次への足がかりだけ残すのが大事
 
気付かれない毒を打つ
会議の相手、今日は敵だったからね
 
どんな道を通ろうが、最終的に望みの結果を得る
途中で嫌な事も望んでない事もやるが、必ず最後には狙いの場所へ帰ってくる
 
好き嫌いではないし、プライドとか主義主張とかは要らん
結果のみを追う
 
それが仕事
 
だから、魂が削られる事が日常
 
それを癒す為に、釣りをすることもある
普段は人生のプラスを積み上げる釣りだけど、本当に極まれにマイナスを0へ戻す為に自分の中の毒を吐く釣りをする
 
 
大潮の深夜
東京湾の某シャローで、仲間2人と一緒に沖を目指す
 
前回この場所へきた時は、潮が悪いけど30匹くらい釣った
サイズがどうこうではなく、癒されたい時はそういうのが良いと思って来た
 
ところが、南西の風が時折15mほど吹くこの夜は、思うような魚からの反応が無い
 
浮遊物が多く、キャストごとに海草をルアーから外す作業
 
ドライスーツで入った仲間が闇に消えて行き、1時間後に合流するとストラクチャーで4~5匹掛けたとか
たぶん居つく魚
 
こっちはそんなとこに行けないので、出っ張りをたどりながら沖に向かうが、ブレイクに当たった波が盛り上がり、ザップりとウェーダーの脇から水が入る
 
一緒にウェーダー組みの仲間と、ひゃ~ひゃ~言いながら、強いうねりに飛ばされつつもジワジワと沖に向かいながら釣りをする
 
しかし、バイトのバの字も無い
修行のような釣り
 
「上手く回らないときは、何をやっても上手く回らない」の良い例だから、せめて怪我だけはしないように気をつけることに
 
下げ止まりで最終到達地点までなんとか来たが、横に展開する気力もなくなり黙々と上げを待ちながらタピオスを投げる
やがてそこにドライスーツの仲間も加わり、三人で杭の延長と化す
 
「魚、全然居ないねぇ・・・」と言う言葉が、10分に一回ほど誰かしらがはく
「うん、これは居ないねぇ・・・」と、また、誰かしらが返事をする
 
 
1時間はたったころ
 
突然、右隣の仲間が「あ、あたったよ!」と叫ぶ
 
え?マジですか?
奇跡到来ですか!
 
 
その3分後、フルキャストした先で、弾く様なバイトが出た
 
いよいよ上げの魚が来ましたか!
しかし、潮は下げている
 
反応はそれだけで、次が出ない
 
 
その5分後、ドライスーツの仲間が「うっしゃ、ヒット!」と叫んだ
 
えぇ~!そっち?
 
 
釣れたのは80cmのスズキ
 
 
ルアーはタピオス
最初バイトを拾った友人もタピオス
私もタピオス
 
えぇ~!w
 
 
「その魚、僕のルアーに先に触っているので、僕がブツ持ちして写真撮りましょうか?」
 
「いや、たぶんその次に僕のルアーを触ったので、コッチにも半分は権利がありますよ?」
 
「僕達のおかげで活性が上がって、その魚釣れたんですね」
 
「やっぱり魚はみんなでシェアしないとねぇ」
 
 
通りすがりの80cmも釣り人に毒を当てられ気の毒な話し
 
 
もちろん笑い話で、釣った本人を撮影してさっさとリリース
 
 
 
その後、上げ待ちをして3時までキャストするも、通りすがりのぺローン2匹で終了
 
 
完敗すぎて笑ったよ
 
毒抜けた
 
良い釣りをした

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