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釣る力

  • ジャンル:釣行記
ここ数年、なんとなく自分でも判っている事があって、「釣ることへの集中力の衰え」を感じていた。
 
経験を積むほどに、「釣る」という事はその場へ行くタイミングが大きな要素となると考えるようになった。
 
良い時期に良い釣りをする。
それはそれで良いのだが・・・
 
それに甘えすぎると、引き出す力が弱まっていくんじゃないかなと。
もちろん、年齢もあるし、釣りへの距離も関係する。
情熱の掛けどころというか。
 
三番瀬でウェーディングをしながら、そんな話をタケさんとした。
 
 
「工藤さんだって、5年前ならこの状況で80cm出せたべ!」
 
いやいや、出ねぇよ。
シーズン前だわ、青潮はでるわ
居ねぇもんは、居ねぇ。
 
実際、本日は二人で4時間ほどノーバイト。
星も見えないほど、月が美しい。
清流のように透き通った足元の水は、生命観のかけらもない。
 
死の水が支配する干潟。
 
こりゃぁやっちまったな。
今夜は釣れね。
 
「いやいや、もっと一匹に対して必死だったべ!」
 
まぁ、言ってる意味は分かる。
タケさんの暑苦しいところは、実は意外と核心をついている事が多い。
 
反応出たからいいや。
バイトあったからいいや。
 
そういう気持ちで終える釣りが、このところ増えているのも気が付いている。
 
釣りに行っても、ルアーが水に入っている時間が減っている。
 
半面、満足することの良さもある。
釣果一辺倒ではなく、釣りの良さはほかにもたくさんあるのだ。
 
ただ、
 
ただ、
 
ただ、だよ、
 
釣りに行くのは、魚を釣り上げるために行っているのだ。
友達と話したいだけなら、飲みに行けばいい。
フィールドで、魚を真剣に追うからこそ、見えることもあるのだ。
 
俺らは釣り人だ。
 
考えた。
 
最上流、だいぶ釣りたいよなぁ。
遠征の釣り、たまに酔いつぶれるけど、まぁやってるな。
東京湾奥・・・まぁ、釣れるし。
ヒラスズキ・・・あ、あれ?
オフショアはクルージングでしょ?w
 
なんとなく、解った。
 
やはりそう。
タイミングの釣りになるほど、あきらめる速度が速いのだ。
 
なるほどなぁ。
そのタイミング、外した時の動き方か。
 
ちなみに今も、その時か。
 
2時を回り、潮があげてきた頃に気配が出たので、立ち位置を変えて、ルアーを変えた。
 
v5yf48d5yzvhwbn92npv_480_480-b260fb3c.jpg
 
「まじか!ルアー何よ!」
 
ん?タピオスね。
 
「えぇそういう釣り?」
 
数分後、タケさんが15cmぐらいの当歳魚を釣った。
 
おぉさすが、釣ったじゃねぇか(笑)
 
「こ、これはスズキじゃねぇ!」
 
久しぶりにでけぇ声で笑ったよ♪
 
判っているの。
取材とか開発が切れると、緩むのよね。
魚への位置関係が、少しいびつになっている。
 
釣り人に戻って、今年は少しこの干潟に入れ込むかな。
 
■タックル
ロッド Tulala ハーモニクス89
リール シマノ レアニウム4000
ライン PE0.8号
リーダー 20lb
 
ルアー KET タピオスF
 
ウェーダー アングラーズデザイン ハイブリッド
ライジャケ アングラーズデザイン ロックショア
 

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