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▼ シーバス遡上最上流の自己記録更新。
- ジャンル:style-攻略法
8月の末から9月上旬にかけ、いくつかの台風と低気圧が関東を通過。
その間、圏央道を仕事で使うたびに、注意深く2つの河川の状況を観察していた。
その河川とは、荒川と利根川。
また、その周辺の支流にあたる小河川も見逃すことなく、水位と濁り、そして押しの強さを観察していた。
2つの台風が通過した直後、両河川ともにどちゃ濁りの大増水。
支流は一部決壊寸前で、久しぶりの関東直撃コースの威力に驚いた。
その水が落ち着く前に、最後の低気圧(台風崩れ)がまた通過していった。
そして、台風一過での晴天の3日後。
ボチボチだと思っていた。
利根川が増水したまま水色がやや回復。
しかし荒川は、若干水位は落ち着いたけど、カフェオレ色のまま濁りが全く取れない状態を維持した。
荒川上流の秩父方面に大量の雨を降らせた今回の低気圧。
その影響でダムの濁った水が、中流域まで流れ込んでしまっている。
しかしこの3日は晴天が続いた為、陸地から流れ込む水は一通りに使い切ったと思われる。
この段階で注目したのが、荒川支流で本流より流域面積の少ない入間川。
こちらは、とろ~りと良い感じの増水で、しかも濁りはきれいに取れている。
これを圏央道から見て、たぶん今夜がチャンスなんじゃないかと思った。
荒川・隅田川筋のシーバス生息域最上流アタックは、今年最後のワンチャンスが来た。
19時に会社を出た。
夜中に空いていれば、狙っているポイントまでは15分で入れる。
だけど夕方は線路を超えるのだけで20分かかる、超渋滞エリアを通らなくてはならない。
いつもは本当にイラつく道なのだが、今日に限ってはその渋滞も苦にならない。
なぜならば、夕立のような雨が降り出したからだ。

雨雲レーダーで確認したところ、程よい雨(都市型河川が一瞬増水する程度)はあと30分で止む。
そのタイミングで入れればいいのだ。
都市型の小河川では、降雨中の釣りは危ないしね。
今回は、本流筋が増水で濁っていて、支流は先に濁りは回復し、しかも水位は維持している。
そこにこの雨は、濁りが入らなければ絶対にプラスに働くと思う。
最上流のシーバスは、水位上昇で上流に差し込むが、増水の濁流は好まない。
これがこの数年で気が付いたこと。
増水パターンは、際が大事なのだ。
例年9月末には姿を消すこのエリア、今夜はどう考えても今年のラストチャンス。
渋滞に並び、踏切が何回も開いたり閉まったりするのを眺めながら、考えた。
「現状最上流」のすぐ上のまだ釣れて無い瀬に手堅く入るか、それともこのチャンスにかけて大きく博打を打つか。
もちろん博打といっても、あてずっぽうではない。
渇水と増水を激しく繰り返す小河川ならではの、「上がってきたら、一回ココで止まる」と思っているポイントがあるのだ。
ちなみに今年は数回入って、ナマズ3匹とカメを一匹釣っている。
まぁ新河岸川でシーバスを狙うって事は、どこも似たようなものなんだけどね。。。
踏切を通過し、分かれ道。
直進で現状最上流エリア。
左折で博打エリア。
信号待ちでフロントガラスに落ちる、大粒の雨を見て博打に出ることにした。
思い切って、かなりの上流に。
こんなチャンスじゃないと、あの場所で勝負しきる気力が持てない。
少し遠回りをして川沿いを走ってから駐車場に滑り込む。
スーツの上からモバイルレインジャケットを着こんで、タックルを片手に土手を上がった。
水位は抜群で、ゴミも流れてないベストコンディション。
息を殺して川沿いに立つ。
間を切ってキャスト。
結果はほんの数投で出た。
2~3投のアップの釣りからダウンクロスへ切り替える。
ペニーサック99のフローティングが、水を掴みながら扇上に下流のブッシュの中へ吸い込まれていく。
立ち位置からは伸びきったガサやぶの為にブラインドだけど、ロッドをめい一杯に外側へ突き出しながら引っかからないようにリトリーブ。
その瞬間にヒット。
ベイトの利点である、太いナイロンラインを直結で使っているため、ブッシュも途中に引っかかるラインも関係なく強引に外へ出す。
そこでエラ洗い。
よっしゃ!
シーバス!
ナマズもスモールも雷魚もいるこの川、姿を見るまでは不安だった。
自分で泳がせて流心を登らせ、1mほどの高さがある足元からはそのまま引き抜いた。

震えた。
マジで。
最上流更新。
ふじみ野市上流。
シーバス、こんなとこまで来ているってのが、素直にすごいなと自分でも思う。
実は今回の場所と、いつも釣れる場所の間で、去年の夏に豆アジサイズをスレで掛けていたが、自分の中ではそれはノーカウントとしていた。
けっこう揺れてたのよ、カウントしちまえばよかったんじゃねぇかって(笑)
でも、もっと上で釣れなかった時に、それをカウントしていたら、どんだけ自分の中でみじめなのか・・・とも思っていた。
誰と競うとかじゃないけど、自分で見つけた楽しみ方なのに自分に負けたらすげぇかっこ悪いんじゃないかなって。
すぐに携帯でも写真を撮って、リリースした。
携帯で撮った理由は、その場で信頼できる友人とのLINEグループに位置情報と一緒にアップするため。
撮影時間と撮影場所と位置情報。
これを3つそろえておくのは、エビデンスとして残したかったから。
今回釣ったのは、このへん。

さぁ、川越市が見えてきた。
つうか、ほんとにその位置から見えるのだ。
あの明るい橋の向こう側がゴール。
追記
ホントはそのまま夜通しやれば良いのかもしれない。
だけどやらなかった。
なぜなら・・・

嬉しくって、速攻家に帰ってビール飲んじゃったからだ(笑)
また来年のお楽しみって事で♪
■タックルデータ
ロッド Tulala プロト
リール アブ
ルアー ペニーサック99F
ライン ナイロン18lb
ウェアー アングラーズデザイン モバイルレイン
フィッシュグリップ スタジオオーシャンマーク
その間、圏央道を仕事で使うたびに、注意深く2つの河川の状況を観察していた。
その河川とは、荒川と利根川。
また、その周辺の支流にあたる小河川も見逃すことなく、水位と濁り、そして押しの強さを観察していた。
2つの台風が通過した直後、両河川ともにどちゃ濁りの大増水。
支流は一部決壊寸前で、久しぶりの関東直撃コースの威力に驚いた。
その水が落ち着く前に、最後の低気圧(台風崩れ)がまた通過していった。
そして、台風一過での晴天の3日後。
ボチボチだと思っていた。
利根川が増水したまま水色がやや回復。
しかし荒川は、若干水位は落ち着いたけど、カフェオレ色のまま濁りが全く取れない状態を維持した。
荒川上流の秩父方面に大量の雨を降らせた今回の低気圧。
その影響でダムの濁った水が、中流域まで流れ込んでしまっている。
しかしこの3日は晴天が続いた為、陸地から流れ込む水は一通りに使い切ったと思われる。
この段階で注目したのが、荒川支流で本流より流域面積の少ない入間川。
こちらは、とろ~りと良い感じの増水で、しかも濁りはきれいに取れている。
これを圏央道から見て、たぶん今夜がチャンスなんじゃないかと思った。
荒川・隅田川筋のシーバス生息域最上流アタックは、今年最後のワンチャンスが来た。
19時に会社を出た。
夜中に空いていれば、狙っているポイントまでは15分で入れる。
だけど夕方は線路を超えるのだけで20分かかる、超渋滞エリアを通らなくてはならない。
いつもは本当にイラつく道なのだが、今日に限ってはその渋滞も苦にならない。
なぜならば、夕立のような雨が降り出したからだ。

雨雲レーダーで確認したところ、程よい雨(都市型河川が一瞬増水する程度)はあと30分で止む。
そのタイミングで入れればいいのだ。
都市型の小河川では、降雨中の釣りは危ないしね。
今回は、本流筋が増水で濁っていて、支流は先に濁りは回復し、しかも水位は維持している。
そこにこの雨は、濁りが入らなければ絶対にプラスに働くと思う。
最上流のシーバスは、水位上昇で上流に差し込むが、増水の濁流は好まない。
これがこの数年で気が付いたこと。
増水パターンは、際が大事なのだ。
例年9月末には姿を消すこのエリア、今夜はどう考えても今年のラストチャンス。
渋滞に並び、踏切が何回も開いたり閉まったりするのを眺めながら、考えた。
「現状最上流」のすぐ上のまだ釣れて無い瀬に手堅く入るか、それともこのチャンスにかけて大きく博打を打つか。
もちろん博打といっても、あてずっぽうではない。
渇水と増水を激しく繰り返す小河川ならではの、「上がってきたら、一回ココで止まる」と思っているポイントがあるのだ。
ちなみに今年は数回入って、ナマズ3匹とカメを一匹釣っている。
まぁ新河岸川でシーバスを狙うって事は、どこも似たようなものなんだけどね。。。
踏切を通過し、分かれ道。
直進で現状最上流エリア。
左折で博打エリア。
信号待ちでフロントガラスに落ちる、大粒の雨を見て博打に出ることにした。
思い切って、かなりの上流に。
こんなチャンスじゃないと、あの場所で勝負しきる気力が持てない。
少し遠回りをして川沿いを走ってから駐車場に滑り込む。
スーツの上からモバイルレインジャケットを着こんで、タックルを片手に土手を上がった。
水位は抜群で、ゴミも流れてないベストコンディション。
息を殺して川沿いに立つ。
間を切ってキャスト。
結果はほんの数投で出た。
2~3投のアップの釣りからダウンクロスへ切り替える。
ペニーサック99のフローティングが、水を掴みながら扇上に下流のブッシュの中へ吸い込まれていく。
立ち位置からは伸びきったガサやぶの為にブラインドだけど、ロッドをめい一杯に外側へ突き出しながら引っかからないようにリトリーブ。
その瞬間にヒット。
ベイトの利点である、太いナイロンラインを直結で使っているため、ブッシュも途中に引っかかるラインも関係なく強引に外へ出す。
そこでエラ洗い。
よっしゃ!
シーバス!
ナマズもスモールも雷魚もいるこの川、姿を見るまでは不安だった。
自分で泳がせて流心を登らせ、1mほどの高さがある足元からはそのまま引き抜いた。

震えた。
マジで。
最上流更新。
ふじみ野市上流。
シーバス、こんなとこまで来ているってのが、素直にすごいなと自分でも思う。
実は今回の場所と、いつも釣れる場所の間で、去年の夏に豆アジサイズをスレで掛けていたが、自分の中ではそれはノーカウントとしていた。
けっこう揺れてたのよ、カウントしちまえばよかったんじゃねぇかって(笑)
でも、もっと上で釣れなかった時に、それをカウントしていたら、どんだけ自分の中でみじめなのか・・・とも思っていた。
誰と競うとかじゃないけど、自分で見つけた楽しみ方なのに自分に負けたらすげぇかっこ悪いんじゃないかなって。
すぐに携帯でも写真を撮って、リリースした。
携帯で撮った理由は、その場で信頼できる友人とのLINEグループに位置情報と一緒にアップするため。
撮影時間と撮影場所と位置情報。
これを3つそろえておくのは、エビデンスとして残したかったから。
今回釣ったのは、このへん。

さぁ、川越市が見えてきた。
つうか、ほんとにその位置から見えるのだ。
あの明るい橋の向こう側がゴール。
追記
ホントはそのまま夜通しやれば良いのかもしれない。
だけどやらなかった。
なぜなら・・・

嬉しくって、速攻家に帰ってビール飲んじゃったからだ(笑)
また来年のお楽しみって事で♪
■タックルデータ
ロッド Tulala プロト
リール アブ
ルアー ペニーサック99F
ライン ナイロン18lb
ウェアー アングラーズデザイン モバイルレイン
フィッシュグリップ スタジオオーシャンマーク
- 2016年9月13日
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登録ライター
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