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▼ シーバスにベイトタックルを落ち着いて考えた
- ジャンル:style-攻略法
近はシーバスでベイトを使う人が増えてきましたね。
Tulalaイベントでも、そのロッドチョイスについて色々とお話を戴いております。
一番多いのが、河川でモンストロ710を使う人。
ちなみに私も数年前に入手して使ってますが、あれは基本バスロッドで、リザーバーでの活躍のほうが多く、ブルーザー6インチのテキサス巻き巻きやジグのスイミングで抜群に良いロッドですが・・・
まぁ、シーバス河川の流す釣りも、似たようなモンと言えば似たような?
その昔は、メガバスのF4クラスを干潟で使ったりもしましたが、現在Tulala710をチョイスする理由は、そのアクション特性だけではなく「Tulalaのベイトロッドで最もレングスが長い」と言う事だと思います。
今はもっと長いのあるかな?
でも、キャスティングゲームに向いているのは、現行で選ぶとしたらモンストロ710で間違いは無いと思います。
ただ、少し見方を変えると、じつは710でも長い場所もあったり、逆に9fぐらい欲しいなぁ・・・と言う場所もあります。
スピニングと一緒で、コレばかりはフィールドにあわせてのチョイスになると思いますので、一概にベストな長さはなかなか見つけ難いかもしれません。
最近では、入江さんが磯などで開発した10fのシーバス向けベイトロッドがハーモニクスブランクでリリースされました(コローナ105)。
私もイベントで触りましたが、あれはかなりキテマス(笑)
ロングディスタンスに向いた特性は、もちろんそのレングス長からも解るのですが、やはり特筆すべきはレギュラーテーパーの「ゆとり度」と「適正ルアーウェイト」とのバランスでは無いかなと。
仮に同じレギュラーテーパーだと言って、スタッカート89のレングスでベイトタックルセッティングにしても、同じような感じでは使えません。
もう一段上のパワーが無いと、ロングレングスのベイトは使い難くなるはずです。
このあたり、じつはブランク長の問題と似て異なる問題で、もう少し私自身もやりこまないと解りませんので、これから時間を見て(ヒラ竿終わったら)進めて行こうかなと思ってます。
ひょっとしたら、やっぱりベイトはいらないか?という可能性もw
そもそもの根底にあるのが、「シーバスでベイトを使うメリットは何処にあるか」という部分です。
現状、コレを明確に打ち出したベイトモデルをリリースしているメーカーはかなり少なく、多くが「ベイトって楽しい・カッコいい」に依存しているのが現実かと思います。
なぜこうなってしまうのか?
実はシーバスにおけるルアーウェイトと釣りかたで求めるパワーバンドが一致しないのです。
もともと、ベイトタックルはリールがロッドの上にあると言う事、ラインとブランクが離れていない(ガイドも小さくできる)、そして糸巻きが角度変換されずにリールに巻かれるという構造からダイレクト感が発生し、幾つかのメリットが生まれます。(生まれるって言っても、リールの歴史で言えばスピニングよりベイトのほうが先だけど)
ここで一回整理。
一般的に言われるベイトリールの構造からくるメリットをまとめると
■ベイト構造 ()内はスピニングの話し
・糸がよじれない(90度の変換がある)
・クラッチON/OFFが片手でできる(ラインを出す為には両手を使う必要がある)
・ウェイトがロッド中央に近い(フットがあるために重量が離れる)
・ギヤの90度変換がない(良く壊れるギヤ・・・構造上仕方なしw)
■これらの事がもたらすメリット
・太い糸を使える
・手返しが良い
・キャスト精度を出しやすい
・パワーが出るので、重いルアーをストレスなく使える
こんな感じでしょうか。
デメリットは、バックラッシュと不安定なドラグですね。
で、こうやって並べてみると、シーバスに如何に重宝されないかというのが判るのです(笑)
まず、太い糸はいらないのです。
なぜなら、今はPEラインがあるから。
むしろ時代は細く強くです。
ベイトでPEを使うのもいいですが、それはスピニングでも良いのです。
しかも、一般的にシーバスで使うルアーウェイトは、下8gから上は23gですが、これはルアーの大きさと、アクションの出せるウェイトと、飛距離と、巻き速度と、捕食速度&レンジの関係で、それほど間違った話ではありません(ただ、例外的なものもあります)。
その際に下限の8gのルアーをキャストするのに太い糸巻くと、いくらベイトでも引っ張り出す慣性が足りません。
この重量配分域はスピニングもできることです。
次、手返しですが、シーバスで手返しがメリットとして生きるのは、ボートシーバスぐらいです。
なぜならば、接近戦でシュートポイントを次々と変えていくような釣りが、オカッパりではないのです。
むしろ一回のキャストをじっくりゆっくり巻く、スローテンポでなおかつ一か所の立ち位置から複数キャストが普通です。
たまにリトリーブ中間でのヒットの可能性がない場所で、回収即キャストの時間短縮の釣りもありますが、渓流やバス釣りのような感覚は「あまり」ありません。
同じく、キャスト精度も普通のオカッパりでは「それほど」は必要ありません。
スピニングでも、なれるとかなり精度はだせますしね。
で、最後のパワーの話し。
じつはこれこそ本当に、ベイトロッドがもたらすメリットなんだと思うのです。
あ、キャストの話しではなく、リトリーブの話しですよ。
重いルアーのリトリーブにおいては、ロッドのセンター軸とハンドルが離れていないので、右手と左手が限りなく近い位置にあり、人間の構造上のロスが少ないのです。
すべてのウェイトマスが集中することで、当然ですが運動性能が上がります。
最近のリールはほんと凄い。
昔は「のっかている」という感覚だったけど、今はリールが包み込んでます。
今回リールを新調した理由もそこにあるのです。
正直、回転性能とか飛距離とかは二の次。
パワーに余裕があると、ゆっくりと巻くことができます。
それも繊細に集中しながら。
この考え方は、シーバスを釣るうえで、私が最も大事にしていることです。
で、思ったのです。
そのリールパワーは確かに良いのですが、そのパワーとルアーウェイトにロッドを合わせると、明らかに「このロッド、シーバスには強くねぇか?」と感じるのです。しかもドラグがいまいちな癖に(笑)
ありゃりゃ・・・

続く
Tulalaイベントでも、そのロッドチョイスについて色々とお話を戴いております。
一番多いのが、河川でモンストロ710を使う人。
ちなみに私も数年前に入手して使ってますが、あれは基本バスロッドで、リザーバーでの活躍のほうが多く、ブルーザー6インチのテキサス巻き巻きやジグのスイミングで抜群に良いロッドですが・・・
まぁ、シーバス河川の流す釣りも、似たようなモンと言えば似たような?
その昔は、メガバスのF4クラスを干潟で使ったりもしましたが、現在Tulala710をチョイスする理由は、そのアクション特性だけではなく「Tulalaのベイトロッドで最もレングスが長い」と言う事だと思います。
今はもっと長いのあるかな?
でも、キャスティングゲームに向いているのは、現行で選ぶとしたらモンストロ710で間違いは無いと思います。
ただ、少し見方を変えると、じつは710でも長い場所もあったり、逆に9fぐらい欲しいなぁ・・・と言う場所もあります。
スピニングと一緒で、コレばかりはフィールドにあわせてのチョイスになると思いますので、一概にベストな長さはなかなか見つけ難いかもしれません。
最近では、入江さんが磯などで開発した10fのシーバス向けベイトロッドがハーモニクスブランクでリリースされました(コローナ105)。
私もイベントで触りましたが、あれはかなりキテマス(笑)
ロングディスタンスに向いた特性は、もちろんそのレングス長からも解るのですが、やはり特筆すべきはレギュラーテーパーの「ゆとり度」と「適正ルアーウェイト」とのバランスでは無いかなと。
仮に同じレギュラーテーパーだと言って、スタッカート89のレングスでベイトタックルセッティングにしても、同じような感じでは使えません。
もう一段上のパワーが無いと、ロングレングスのベイトは使い難くなるはずです。
このあたり、じつはブランク長の問題と似て異なる問題で、もう少し私自身もやりこまないと解りませんので、これから時間を見て(ヒラ竿終わったら)進めて行こうかなと思ってます。
ひょっとしたら、やっぱりベイトはいらないか?という可能性もw
そもそもの根底にあるのが、「シーバスでベイトを使うメリットは何処にあるか」という部分です。
現状、コレを明確に打ち出したベイトモデルをリリースしているメーカーはかなり少なく、多くが「ベイトって楽しい・カッコいい」に依存しているのが現実かと思います。
なぜこうなってしまうのか?
実はシーバスにおけるルアーウェイトと釣りかたで求めるパワーバンドが一致しないのです。
もともと、ベイトタックルはリールがロッドの上にあると言う事、ラインとブランクが離れていない(ガイドも小さくできる)、そして糸巻きが角度変換されずにリールに巻かれるという構造からダイレクト感が発生し、幾つかのメリットが生まれます。(生まれるって言っても、リールの歴史で言えばスピニングよりベイトのほうが先だけど)
ここで一回整理。
一般的に言われるベイトリールの構造からくるメリットをまとめると
■ベイト構造 ()内はスピニングの話し
・糸がよじれない(90度の変換がある)
・クラッチON/OFFが片手でできる(ラインを出す為には両手を使う必要がある)
・ウェイトがロッド中央に近い(フットがあるために重量が離れる)
・ギヤの90度変換がない(良く壊れるギヤ・・・構造上仕方なしw)
■これらの事がもたらすメリット
・太い糸を使える
・手返しが良い
・キャスト精度を出しやすい
・パワーが出るので、重いルアーをストレスなく使える
こんな感じでしょうか。
デメリットは、バックラッシュと不安定なドラグですね。
で、こうやって並べてみると、シーバスに如何に重宝されないかというのが判るのです(笑)
まず、太い糸はいらないのです。
なぜなら、今はPEラインがあるから。
むしろ時代は細く強くです。
ベイトでPEを使うのもいいですが、それはスピニングでも良いのです。
しかも、一般的にシーバスで使うルアーウェイトは、下8gから上は23gですが、これはルアーの大きさと、アクションの出せるウェイトと、飛距離と、巻き速度と、捕食速度&レンジの関係で、それほど間違った話ではありません(ただ、例外的なものもあります)。
その際に下限の8gのルアーをキャストするのに太い糸巻くと、いくらベイトでも引っ張り出す慣性が足りません。
この重量配分域はスピニングもできることです。
次、手返しですが、シーバスで手返しがメリットとして生きるのは、ボートシーバスぐらいです。
なぜならば、接近戦でシュートポイントを次々と変えていくような釣りが、オカッパりではないのです。
むしろ一回のキャストをじっくりゆっくり巻く、スローテンポでなおかつ一か所の立ち位置から複数キャストが普通です。
たまにリトリーブ中間でのヒットの可能性がない場所で、回収即キャストの時間短縮の釣りもありますが、渓流やバス釣りのような感覚は「あまり」ありません。
同じく、キャスト精度も普通のオカッパりでは「それほど」は必要ありません。
スピニングでも、なれるとかなり精度はだせますしね。
で、最後のパワーの話し。
じつはこれこそ本当に、ベイトロッドがもたらすメリットなんだと思うのです。
あ、キャストの話しではなく、リトリーブの話しですよ。
重いルアーのリトリーブにおいては、ロッドのセンター軸とハンドルが離れていないので、右手と左手が限りなく近い位置にあり、人間の構造上のロスが少ないのです。
すべてのウェイトマスが集中することで、当然ですが運動性能が上がります。
最近のリールはほんと凄い。
昔は「のっかている」という感覚だったけど、今はリールが包み込んでます。
今回リールを新調した理由もそこにあるのです。
正直、回転性能とか飛距離とかは二の次。
パワーに余裕があると、ゆっくりと巻くことができます。
それも繊細に集中しながら。
この考え方は、シーバスを釣るうえで、私が最も大事にしていることです。
で、思ったのです。
そのリールパワーは確かに良いのですが、そのパワーとルアーウェイトにロッドを合わせると、明らかに「このロッド、シーバスには強くねぇか?」と感じるのです。しかもドラグがいまいちな癖に(笑)
ありゃりゃ・・・

続く
- 2016年3月25日
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私はベイトリールが楽しく使える方が使えれば良いのだと思ってます(^ ^)
続きを楽しみにしてますね☆
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