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春の北関東河川遠征(3)

  • ジャンル:釣行記
つづき


朝マズメを知らせるアラームで目が覚めた。
車のガラスは、冬の車中泊の様にウェーダーの湿気で曇っている。
 
寒波の影響で、外気温は相当低い様子。
まさか関東の4月で、吐息が白く煙るとは思わなかった。
 
意を決して車から出て、ライジャケを背負い込む。
あまりにも寒いので、キャップではなく冬用の帽子に変えた。
 
まだ夜明けの気配はない闇の中。
この場所は初めての場所で、ライトの灯りを頼りにシンヤさんと堰を目指す。
 
しばらく進むと、川音に滝のような音が混ざりだす。
小さな分流を渡り進むと、暗闇に白っぽい堰と水泡が見えた。
 
河川中流域よりも上流の堰は、堰下にたいがいは堆積したシャリの瀬ができる。
今いる位置はまさにその位置で、海から遡上した魚が一時的にたまる場所でもある。
 
全体像は見えていないけど、本流筋と思われる方向へバボラをキャストしては、流す釣りを繰り返す。
 
間もなく夜が明けた。
 
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ノーバイト。
やはりもう少し下のほうが良いかもしれない。
 
夜明けとともにアングラーが数名入ってきたので、あいさつがてらの会話をした。
全員がサクラマスを狙っているとの事。
 
スズキを狙うアングラーは夜からの延長にある朝マズメを狙い、サクラマスのアングラーは朝マズメを目指して川に入る。
丁度入れ替えの時間帯。
我々に遠慮しつつも入りたい心を隠し切れない彼らを見て、釣り人って面白いなと思いつつポイントを譲って川から出た。
 
車にもどり、少し時間を作ってプロトロッドのキャスチングテストをし、頃合いを見て街を目指す事にした。
30分の仮眠をしてはいるけど、昨晩からの釣り通しでさすがに疲労のピーク。
 
しばらく走って、今夜?(朝から夕方まで)の寝床に入る。
 
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最近はマンガ喫茶の灯りが明るく、少し寝にくくなったなぁ・・と思っていたけど、ココは完全個室で防音タイプの部屋が在った。
しかもシャワー&モーニングが無料。
おまけに持ち込み公認OKと言うスタイル。
今後このタイプが増えたら、完全に遠征でホテルに泊まる事はないな。
 
きちんとマンガを読んで、11:00ごろに寝た。
 
 
15:00に起床して、街にでてラーメン。
 
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久しぶりに食べた、何のひねりもないスタンダード中華そば。
これはこれで貴重だ。
 
途中、下流域のメジャーポイントを釣りはしないけど見て回る。
 
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鮭稚魚が至る所にいて、河原には春を告げる草花。
 
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下界は春なのだ。
しかし、十数キロ登れば、桜の花も咲いてない。
そして、そこをメインフィールドに選ぶという酔狂な釣り。
 
明るい時間にもう一ヵ所、様子を見に行く。
そこは、この後に入る本命ポイントを終えた後に、最後に入る予定の場所。
しっかりと地形を確認しておき、良い釣りをして今回の遠征を終えたいものだという事で、釣り具を持たずにポイントへ立った。
 
少し高い足場から川を見下ろす。
シンヤさんと狙いどころを「あぁだのこぅだの」と話をしながら、ふと足元の流れに目を凝らすと、3~40cmの魚影が上流に向かって護岸際を泳いでいるのが目に入った。
 
グリーンの背中。
角ばったヒレ。
 
間違いなくサクラマスだった。
 
サイズだけの話しなら、もしそれがスズキだったらお驚くことも浮かれる事もないが、サクラマスとなると途端に釣り人は浮足立つ。
なんだろね。
馬鹿なのかね(笑)
 
今回はそれを釣りに来ているわけでもないので、あわてて道具を取りに行く事もなく、私の存在に気が付きつつ上流に避けるように泳ぎ去ろうとするその魚と、並んで歩きながら姿を追ってみた。
 
すると、反転流の終わり際でクルっと向きを変えて、今度は下流側へ進む。
恐らく私の追いかける気配のプレッシャーを嫌がったのだろう。
そして10mほど下ると、偶然に水面を叩いた羽虫に気が付いたのか、一瞬だけ加速して反応を示してから深みに消えていった。
 
ハッチか。
 
釣るには幻と言われるその魚の姿を、この距離で数十秒に渡って見れたのは幸運だし、正直もう少し監査圧してみたかった。
しかし、その後は姿を現す事もなく、我々もスズキの為の時間が迫り、そのポイントを後にした。
 
車で上流へ移動。
ここからは、今回の釣り旅のハイライト。
 
明るい時間に準備をしてポイントへ向かう。
狙いたいのは、ハッチに狂うシーバス。
つうか、ホントにハッチに狂っているかを知りたい。
 
過去にもシーバス釣りをするアングラーの中で、昆虫補捕食するシーバスの存在は、何度か議論になったことがある。
その真贋は、釣ってみれば何かしらの答えは出る。
 
 
夕日を追いかけてポイントへ向かう。
 
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昼に強く吹いていた風は止み、ハッチが出るには絶好の状況が揃った。
 
しかし、しばらく川を進み今回の本命ポイントへ到着すると、そこにはまさかの展開が待っていた。
 
 
少し離れた位置に、釣り人が居ますがな・・・(汗)
 
いやね、ダダ被りじゃないけど、明らかにこっちも向こうも「存在を感じる」距離に居るのがどうも。
シーバスかサクラなのかは解からないけど、ウェーダー履いてライジャケも背負ってらっしゃいます。
どうやら我々とは違うルート(おそらく下流から)でこのポイントへ来たようで。
 
これが東京湾奥の川なら何の問題もないけど、この北関東の河川にこの時期に来る好き者の気持ちを考えると・・・
また、当然我々の釣りの位置も見られてしまうという事を考えると・・・
 
どちらともなく、「ハッチは残念だけど、このピンは止めましょう」という事になり、ハッチ後に入る予定でいた、少し上流へ川を歩いて遡った。
 
そこは昨晩のボイルポイント。
対岸のテトラ、右手には上流の支流と本流の出合い。
 
日没まで数十分。
日没から闇に落ちるまでが、今回のチャンスタイム。
 
ただ、昨晩の鮭稚魚とボイルのしていた時間を考えると、ハッチと言うよりスモールベイトパターンのような気も。
そんな思いが在ったので、今夜はベイトではなくテストモデルのスピニングを持ってきた。
ラインはPE1号にリールはオクマの30番。
 
フィールド状況的には、水深40cmまでのシャロー攻略が必須。
そんな中の昨晩の、ボイルへ対応しきれなかったのが引っかかっていた事もあり、とにかく今回は釣る事に重点を置いたタックルにした。
そうなると、ルアーは当然タピオスのフローティング一択。
 
明るい時間から手を付けるこの手のボイル攻略という事で、私的には珍しくカラーローテーションを選択肢に入れた。
 
まずはファーストキャスト。
ボイルはまだ起きていないけど、少しでも水深のある出会いの流心、そしてその後の弛みにかけてアップ目に、タピオスを泳がせる(流さない)ラインを通す。
 
残り10mほどの位置。
トラウトのそれのように、わりと速いテンポでロッドティップを使いルアーを破たんさせるアクションを掛けた。
 
その瞬間に、カツっと小気味よいバイトが伝わり、ロッドがキュッと絞り込まれたので合わせを入れた。
 
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掴むまでは、サクラだと思って大興奮でした(笑)
 
撮影をしてる間に、日は落ちて夕方のマズメが来た。
「何処から」とも言えない場所から、次第にボイル音が聞こえだしてきた。
 
昨晩も苦戦したこのボイル。
個人的には完全にハクなどのスモールベイト系のボイルと判断して、昨晩は持ってなかったタピオスで粘り強くアプローチを繰り返した。
 
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バイトは結構取れるもなかなか掛けれず、それでも何かのタイミングで口に針を拾わせていく。
 
やがてボイルも小康状態になったので、最後のポイントへ移動することにした。
今回の旅の終焉。
 
ポイントへのアプローチは車のライトを消して近づく。
魚にプレッシャーを与えないというよりも、そこにアプローチできることを他の釣り人に見られたくないからだ。
 
狭く、また、横に側溝の在るあぜ道を、無灯火で慎重に進むと・・・
釣り人の車が止まっていた(笑)
 
ポイントの端っこの場所でキャストする釣り人を眺めていると、魚を掛けて奇麗にランディングをした。
 
この場所もそれなりにポイントキャパは広い場所。
でも、この川に来て、この位置でやっているならば、きっとその面をしっかりと全部やりたいのが釣り人の気持ちだ。
入った所で文句を言われる筋合いはないが、自分が先行者なら入られた時にはがっかりするだろう。
ただでさえ魚が薄い、このエリアの釣り。
 
シンヤさんと話をして、昨晩最初に入った場所に行くことにした。
昨晩釣った魚の検証(再現性)を含めてもう一度ロッドを振って、今年の今回の釣り(早春)を終わりにしましょうと。
 
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ルアーサイズの影響か、昨晩よりも多いバイト数だった。
ただ、釣れる魚のサイズは下がった。
 
一本、ちょっと良いのを掛けたけど、残念ながらバラしたところでロッドを畳んだ。
 
今回の釣行で最初に狙っていた、早春のデカい奴狙いはなす事が出来ず、この川のこのエリアでは思いがけない、数釣りの展開となった。
でも、かなり面白かった。
 
そして、一つ大きな収穫を得た。
それは、毎年この時期の難関として登場するスモールベイトの攻略法がなんとなく見えた事だ。
 
今回バイトが圧倒的に多かったのは、タピオスを「泳がせて」流れを輪切りにしていくラインでのリトリーブ。
通常の川の釣りで多用する「流し込み」は、ほとんどと言って良いほど反応が取れてない。
アップクロスだろうがダウンクロスだろうが、とにかく、リトリーブが中心の釣り。
その中で小さく連続的にジャークを入れるのだけど、その時のルアーの姿勢に少しキモがある気がした。
タピオスを使ったことがある人は知っていると思うけど、このルアーは連続ジャークが得意なルアーではない。
どちらかと言うと、リトリーブ中に単発でジャークをして、止めた時のアクションにメリットがあるルアーと言えるのだけど、今回のスモールベイトのボイルに関しては弱点がメリットに代わった瞬間が確かにあった。
 
でも、サイズは上げられない。
居ないのか、居るけど違うのか。
雰囲気的には、デカいのがそうそう居る気配ではなかったけど。
 
しかし、反応が良く出るパターンに合わせるほど、デカい奴のパターンからズレていく事も考えられる。
要するに、小さいの釣ってちゃダメなパターン。
 
どちらにせよ、もう少し核心的に思えるように、今期は少しこれをやりこんでも良いかもしれない。
 
あ、でもね、パターンと言うと、まるでそれがその攻略の全てと表す人も要るだろうが、そういう物ではなくあくまで「攻略の糸口」的なものだ。
 
きっと数多くある正解の中の、たった一つでしかないはずだ。
この釣りが、自然を相手にするゲームである限り。
 
 誘ってくれたシンヤさん、ありがとうございました。
では、また次回w
 

あぁ、そうそう。
マッチザハッチの話しですが・・・

後日、キープした魚のお腹に入っていたのは・・・という画像が送られてきました。

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「虫は先に溶けたんです!」とのコメントでしたが、はて真相はいかほどに?


おしまい
 
■タックルデータ
【ベイトタックル】
ロッド Tulala プロト86
リール アブ ビッグシューターコンパクト
ライン サンライン ナイロン20lb
ルアー ニコデザイン バボラF
    ハルシオンシステム Gozzo15HiF
    ペニーサック95
 
【スピニングタックル】
ロッド Tulala プロト
リール オクマ30番
ライン PE0.8号 リーダー20lb
ルアー KET タピオスF
 
ウェーディングギア アングラーズデザイン
ランディングギア スタジオオーシャンマーク
 

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