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▼ 西伊豆の海はペンペン祭り
- ジャンル:釣行記
- (伊豆半島, ショアキャスティング, ライトタックルその他, 青物)
毎日暑いです。そして来月から毎年恒例の超繁忙期がやってきます。2か月半の間、ほぼ釣りができなくなります。今のうちに釣りに行っておかないと…そう思っていました。ところがこんな時に限って仕事が立て込んでなかなか思うように釣りができませんでした。そんな中、極楽とんぼさんから「西伊豆に遠征しよう!」と誘われまして、何とか時間を見つけて行ってきました。
今回の狙いは…夏と言えば何と言っても青物ですね!そして夜はアジング…極楽とんぼさんは先週の休みの日を利用して既に下見をしてきたそうです!その時はペンペンが入れ掛かりになったとか。今回こそ期待できそうですね!
5:45am.に拙宅に集合。私の車に極楽とんぼさんの荷物を積み込み、6:00am.には出発であります。
さすがにこの時間は道も空いています。順調に東名高速を走ります。今回は新東名を使ってそのまま伊豆縦貫道を利用してみます。景色は山の中なので変化に乏しいですが、山道を走る必要がないので楽ですね。今は無料で利用する事が出来ます。なので沼津市街の渋滞を避けた通勤の方々の利用が多いようで、既に反対方向は渋滞していました。
私たちは順調に走ります。途中コンビニに寄りつつ最初の目的地である宇久須港に到着したのは8:30am.頃。
この日も良く晴れました。日焼け止めを十分に塗って、タックルをセットして早速ポイントに向かいます。極楽とんぼさんは先週、ここでペンペンを連発させたそうです。大いに期待!
この時間、カゴ釣り師が数名。弓角やルアーでキャストする一団が一組、地元のルアーマンと思しき方々が数名。空いていました。私たちも外海に向かってキャストを開始します。すると何度か青物と思しき魚のボイルが発生!しかし遠いです。推定150mほど先。ジグでも到底届く距離ではありません。あの群れが近づいてくれさえすれば…。ところが一向に近付く気配がありません。
一度だけ背鰭を海面に出しながら泳ぐ2尾の姿を目撃しました。恐らくシイラと思われます。その付近めがけてジグをフルキャスト!ワンピッチジャークの要領でロッドを軽く煽りながら誘いをかけると、ガツッ!というバイトと共に魚の重みが伝わりましたが、すぐにすっぽ抜けました。フロントフックだけだったのがまずかったのか…痛恨のバラシですorz
その後昼近くまで粘るもどうにも釣れません。腹が減ってきたので食事を兼ねて移動することにしました。そして今晩泊まる場所も下見しておきましょう。
昼飯は極楽とんぼさんが調べてきた土肥の『磯料理 マルト 本店』に決定。
「海鮮丼」
価格を失念しましたが、確か税別で1800円くらいでした。鮪、鯵、鰯、海老、甘海老、地蛸、サーモンなど、魚種が豊富でなかなか美味しい。
茶碗蒸しと味噌汁が付いてこの価格ならそう悪くないCPであります。特に渡り蟹の味噌汁が美味しいw
【店データ】
『磯料理 マルト 本店』
住所:静岡県伊豆市土肥700
電話:055-98-1027
定休:不定休
時間:11:00~17:00
11:00~15:00 [水]
11:00~20:00 [土・日・祝]
さて昼飯も食って腹いっぱいになったところで釣りを再開しましょう。ところが土肥の界隈はめぼしいポイントは人が沢山…。仕方なく少しずつ南下しながらポイントを探しますが、結局宇久須に戻ってしまいました。
ルアーマンはほとんど撤収したようです。釣れないのでしょう。私たちは頑張ってキャストを繰り返しますが、一向にバイトが出ず…極楽とんぼさんの先週の釣果情報はどこへやら。魚が抜けてしまったのでしょうか。
そしてとにかく暑い!今シーズンはほとんど焼いていなかった足の方はジリジリと焼かれるようで痛さを感じるほど。15:30頃、あまりの暑さにギブアップして、宿にチェックインすることにしました。
今回の宿は土肥の温泉街の中にあります。『牧水荘 土肥館』です。かなり有名な旅館のようで、著名人の残した絵画などが沢山展示されていました。極楽とんぼさんが手配してくれたのですが、夏休み前のそれ程混雑しないこの期間は格安で宿泊できます。私たちは一泊夕食付で8000円足らずでした。
とりあえずのんびりしてお風呂に入り、不甲斐ない今日の釣果の禊をします。日焼けした足が痛い事!
そしてお楽しみの夕食であります。
私たちは夜釣りに備えてお酒は我慢します。なので最初からご飯も用意していただきました。食事する場所は大広間ではなく、各宿泊グループごとに分けられた席でいただく事が出来ます。落ち着きますね。料理も美味しいです。仲居さんがグループごとに対応してくれるなど、この価格でサービスが大変よろしいです。
【宿データ】
『牧水荘 土肥館』
住所:静岡県伊豆市土肥289-2
電話:0120-101-255
さて、夕飯を食べ終わり、いよいよ夜の部の釣り開始です。あまり遠くまで出かけると帰りがしんどいので、青物からライトタックルまで幅広く楽しめる土肥港からスタート。
突堤の先端にはアングラーが一人入っていました。お話を伺うと、今まで鯖が入れ掛かりだったとか!この方が言われるように、沖には何者かの群れと思しき海面のヨレが見えます。随分遠いのですが、先ほどまではすぐ目と鼻の先に居たそうです。ショアジギタックルの極楽とんぼさんは必死に大遠投を繰り返しますが、全く届きません。先ほどのアングラーは、活〆した30~40㎝くらいの良く太った鯖を数本持ち帰りました…時合い終了したようです。いやいやもう一時間早く到着出来ていたら…きっと鯖のナブラに遭遇できたでしょう。この時、いつもと同じ負のスパイラルに突入しているような悪い予感がしてきました。
一方、ライトタックルでサーチする私はと言いますと…時折非常に繊細なバイトがあるもののヒットさせる事が出来ません。何となくアジに近いバイトです。何とか獲ってやろうとジグヘッドの重さを変えたりワームを変えたりと試行錯誤します。
そして最終的にはジグヘッドを0.5gまで軽量化し、ワームは ECOGEAR/AJI MUST 2.0inchにローテーションしたところでした。25カウントくらいでラインが入って行かなくなったので少しずつレンジを上げつつ手前側のかけ上がりをトレースするイメージで引いていました。するとまたしてもコッ!という繊細なバイト!鋭く合わせるとついにヒットしました!キビキビとした泳ぎに、アジか?と勘違いしましたが、その正体は…
ハタンポでした。西伊豆では夏に良く釣れます。体長20㎝近くまで成長していました。このサイズになると良く引いて楽しいターゲットになります。しかし結局ハタンポもこれにて終了。その後釣れるものと言えば…いつもの通りネンブツダイばかりorz
堤防の先端はバイトが出なくなったので、引き続き漁港の奥の常夜灯廻りを狙ってみます。水面をのぞき込むと、赤みが射して小さくて、そして大量に群れる魚が…ネンブツダイだらけです。案の定極楽とんぼさんはネンブツダイを連発!
そんな中、ネンブツダイの猛攻を無視しつつ思い切りレンジを下げ、ボトム付近をサーチしていた私のロッドに何者かが掛かりました。ヒットした瞬間にキビキビと良く動きます。今度こそアジか!?
サバだった^^;
体長15㎝くらい。そう言えば宇久須でカゴ釣りをやっている方々にも、これくらいのサバが沢山掛かっていました。
ここでもアジが釣れる気配がないので、今度は通称“コバルト堤防”へ向かいます。ここは昼間に一度下見しました。カゴ釣り師がソーダガツオを上げていました。潮通しが良く、ここも一級ポイントです。でも私たちに釣れるのは…
やっぱりネンブツダイorz
結局21:00頃まで頑張りましたが、ろくなものが釣れないのでこの日は終了。コンビニで仕入れたビールを宿でグイッと一気飲みしたら、昼間の疲れが出て爆睡でした。
そして二日目。4:00am.に起床。普段はなかなか布団から出られないのに、釣りの時は一発で目覚めるから不思議なものです。ひと風呂浴びて、4:30には出発しました。
この日は朝一番でコバルト堤防を様子見し、釣果が芳しくなければ宇久須に行ってみようと決めていました。ところが…4:45の時点でコバルト堤防先端には6,7人の釣り人の姿が!狭い堤防なので絶対に入るのは無理。仕方なく、昨日撃沈はしたものの一級ポイントであることは間違いのない宇久須に出向いてみれば…何と!外海側の堤防には既にみっちりとアングラーが並んでいます。ほぼカゴ釣り師のようです。この密度で浮きを流されたら絶対にルアーの釣りにならないので泣く泣く撤収。昨日昼間のまったりした雰囲気はどこへやら…。甘かった…やっぱり朝一は凄いことになるのですね。
そこで私たちが向かった先は、昨年秋の釣りで非常に雰囲気の良かった田子漁港です。ここも恐らく大混雑だろうな…と言う予感は外れ、意外なほど釣り客がいません。ちょうど私たちと入れ替わりにルアーマン二人連れが帰るところでした。釣れないようです。
堤防先端で釣っていたライトタックルのアングラー…地元の方のようです…に話を伺うと…
「ここは釣れてませんねw」
とのことorz
なんでも田子港は青物の回遊が他に比べると遅れるらしく、特に今年は遅れているようなのであと2週間から一ヶ月くらい先にならないと青物は釣れないそうです。
その方はカマスを狙っていました。20㎝くらいのカマスが釣れていました。相当水深があるので、メタルジグの5gくらいのやつを使ってボトム付近のシェイクが効くようです。
私たちは半ば釣れる気がしなくなって、適当にメタルジグを遠投してみたり、餌木をしゃくったりしてみます。当然釣れません。ところが先ほどカマスをつっていたアングラーのロッドに、何者か大きな魚が食ったようです!
タックルは恐らくメバルロッド。リールも1000番代くらいの極めて小さなもの。ラインはPEを入れてあるようですが、リーダーは2.5号だと言ってます。あまり走り回る様なファイトではないので、ハタの良型でも掛けたのかと思いました。ボトムに突っ込みます。そしていよいよ魚の姿が見えたのですが、?…ちょっとずんぐりした体形。ハタではなさそう。カンパチ?
魚は堤防が見えたことで驚いたようで、再び一気に走りました。そのランを止めると、ゆっくり上がってきました。何とマダイ!その後も何度か走られましたが、ついに疲れ切って上がってきました。私が助太刀してタモ入れしますが、デカ過ぎてなかなか入りません。それでも何とかネットイン!
奇麗なマダイです。お願いして写真を撮らせていただきました。体長は72㎝。凄い尾鰭してます。
いやいや自分で釣ったわけではないけど良いもの見せていただきました!このアングラーは、「今日はこれで終わりですw」と言って撤収。私たちも全く釣れないので移動することに。
さてどこへ行くかです。いろいろ迷った挙句にもう一度宇久須を様子見することにしましたが、相変わらずの人数で釣りになりそうにありません。しかも誰一人竿が曲がっていません。今度は北上です。土肥港も堤防先端の一級ポイントは2,3人入っています。さてどうしたものか…。
っで、いろいろ迷った挙句、戸田まで北上することにしました。この迷走ぶり、毎度の事なのですが、この時点で今回もろくな釣果にならないことを覚悟していました。
戸田に到着したのはまだ8:30を回ったくらいの時間。既に日差しは刺すように強く、モチベーションを保つ事が出来るかどうか心配でした。ところが、到着してまず様子見をするために立ち寄った岸壁で釣りをしていたアングラーが、目の前で何かを釣り上げました。どうやらペンペンのようです!早速私たちもタックルをセットして始めます。
その第1投目。シーバス用のタックルにメタルジグ20~40gくらいのものをローテーションするつもりでした。最初に投げたのは20gのジグ。ちょっと向かい風ですが、メタルジグはコンパクトボディーなのでよく飛びます。ボイルは無かったので10カウントほど沈めて軽いワンピッチジャークで引いて来ると、いきなりガツン!そしてジャンプ!
40㎝くらいのペンペンでした!やっと目的の青物が釣れた!
ところが何本か釣るとすぐにスレてきます。小まめなルアーローテーションがキモです。
凄まじく活性が高いようで、こうなると色んなルアーを試してみたくなります。
まずは水面直下を泳ぐルアーで。
こいつは50㎝オーバーでした。このサイズになると、シーバスロッドやエギングロッドで釣る分にはとても楽しいターゲットになります。それにしても奇麗ですね。
続いてポッパーでも。
ミスバイトで頭に掛かってしまいました。凄く引きます。トップウォーターの釣りはバイトの瞬間が丸見えで本当に楽しい!
そう!今回やりたかったのはこんな釣り。これぞ夏の釣りです!
その後も順調につれ続けます。
ミノーでも。とにかく飛距離が足りれば何でも釣れます。
しばし入れ掛を堪能しましたが、徐々にスレてくると同時に群れが沖の方に移動し始めたようです。こうなるとミノーやポッパーでは届かないので、再びメタルジグに。
メタルジグは、テールフックがあるものが圧倒的に有利でした。フロントにアシストフックだけを入れたジグは、ほとんどすっぽ抜けました。果敢に真後ろから食っているのですね。
2時間近く、こんな状態が続きましたが、ついに群れが離れてしまったようです。そこで小移動して別の岸壁からキャストを始めてみます。
するとここでもペンペンがヒットしてきました。
どうやら西伊豆はペンペンだらけになっているようです。回遊時間に当たれば入れ掛になります。昨日までの不調が嘘のよう!
それにしても良く晴れて奇麗な景色です。
そして12:00近くになり、いよいよ凄い暑さになってきました。ここで昼飯を食べる事にします。戸田漁港のたもとにある『さかなや 魚清』です。
「焼き魚定食」
この日の魚は金目鯛でした。小ぶりだけど焼き加減が丁度良くて美味しい。
この界隈も、どこも観光地価格でなかなか安心していただける店は多くないのですが、この内容で1400円。良心的です。
【店データ】
『さかなや 魚清』
住所:静岡県沼津市戸田580
電話:050-5890-8639
定休:不定休
時間:10:00~17:00
10:00~19:00[土日祝]
さて涼しい店内で昼飯なんて食べてしまうと眠くなってきます。しかしせっかく西伊豆まで来たのです。もう少し頑張ってみましょう…と言うことで先ほどの岸壁まで戻ってみると…人はいないけどバケツとか道具箱とかが沢山並んでいますぞ!私たちが昼飯を食べている間に場所を抑えられてしまったようです。恐らく夕方以降はこの場所も鉄火場のような状態になるのでしょう…ギスギスした釣り場は気分が悪いのでこの場を離れ、さらに沼津方面を目指すことにしました。
途中、井田を見下ろす事が出来る展望台にて。富士山が奇麗です!
途中、足保に寄ってみました。
ここでも釣れたのは…
やっぱりペンペン^^;
先ほどのような連発こそありませんが、定期的にバイトしてきます。しかし人間贅沢なもので、散々釣り倒していると飽きてくるのです。
この時まだ14:30を回ったところ。
本当はこの後、夕マズメから沼津の漁港を巡ってアジングで締めくくる予定だったのですが、何となく満足してしまいました。そこには凄まじい暑さにやられて夜までモチベーションが維持できない自分がいました。極楽とんぼさんも同じようなことを考えていたらしく、今回はこれにて撤収することにしました。
今回の遠征も、毎度のように釣れない→移動→釣れない→モチベーションが下がる→釣れない…の負のスパイラルにはまるところでした。最後の最後に夏らしい釣りができて本当に良かったw
宿もなかなか良かったし、毎回の食事も美味しくいただけたので満足であります。
先述の通り、8月に入ると私は超繁忙期になります。約二月半の間釣りができませんが、その間はみなさんのlogを読みつつ癒されたいと思います。
【Tackle Data for Blue Runner】
Rod :ufm UEDA/SALTY PLUGGER BORON
'04LIMITED EDITION
SPS-102SS-TiEX 10'0"
Reel :Shimano/12TWINPOWER SW 4000XG
Line :PE#1.0(15LB)
Leader:Nylon 25LB
Lure :DUO/Tide Minnow Slim 140
TIMCO/F-VM
PENEX・Lunkers Club/Splash
Jig/20~30g
etc.
【Tackle Data:Ajing】
Rod :Angler’s Republic/PALMS ELUA PASS-69
Reel :Shimano/16Vanquish 1000PGS
(only spool:YUMEYA C2000M)
Handle:LIVRE/WING 72
Reelstand:DRESS/CHEMI STAND
Line :Polyester ♯0.25
Leader:Fluoro carbon 3LB
Lure :34/MEDUSA 2.8inch
34/Octpas 1.8inch&1.3inch
34/FISHLIKE 1.5inch
34/Jr.
34/Chimerabaite 2.0inch
34/Orbee
TICT/U.S.B spiralclaw 1.8inch
TICT/U.S.B brilliant 1.2inch
TICT/U.S.B brilliant 2.0inch
TICT/U.S.B metabo brilliant 1.5inch
TICT/U.S.B gyopin
ECOGEAR/AJI MUST 2.0inch
ECOGEAR/SOFT SANSUN 3"
Jig head/0.5~1.3g
今回の狙いは…夏と言えば何と言っても青物ですね!そして夜はアジング…極楽とんぼさんは先週の休みの日を利用して既に下見をしてきたそうです!その時はペンペンが入れ掛かりになったとか。今回こそ期待できそうですね!
5:45am.に拙宅に集合。私の車に極楽とんぼさんの荷物を積み込み、6:00am.には出発であります。
さすがにこの時間は道も空いています。順調に東名高速を走ります。今回は新東名を使ってそのまま伊豆縦貫道を利用してみます。景色は山の中なので変化に乏しいですが、山道を走る必要がないので楽ですね。今は無料で利用する事が出来ます。なので沼津市街の渋滞を避けた通勤の方々の利用が多いようで、既に反対方向は渋滞していました。
私たちは順調に走ります。途中コンビニに寄りつつ最初の目的地である宇久須港に到着したのは8:30am.頃。
この日も良く晴れました。日焼け止めを十分に塗って、タックルをセットして早速ポイントに向かいます。極楽とんぼさんは先週、ここでペンペンを連発させたそうです。大いに期待!
この時間、カゴ釣り師が数名。弓角やルアーでキャストする一団が一組、地元のルアーマンと思しき方々が数名。空いていました。私たちも外海に向かってキャストを開始します。すると何度か青物と思しき魚のボイルが発生!しかし遠いです。推定150mほど先。ジグでも到底届く距離ではありません。あの群れが近づいてくれさえすれば…。ところが一向に近付く気配がありません。
一度だけ背鰭を海面に出しながら泳ぐ2尾の姿を目撃しました。恐らくシイラと思われます。その付近めがけてジグをフルキャスト!ワンピッチジャークの要領でロッドを軽く煽りながら誘いをかけると、ガツッ!というバイトと共に魚の重みが伝わりましたが、すぐにすっぽ抜けました。フロントフックだけだったのがまずかったのか…痛恨のバラシですorz
その後昼近くまで粘るもどうにも釣れません。腹が減ってきたので食事を兼ねて移動することにしました。そして今晩泊まる場所も下見しておきましょう。
昼飯は極楽とんぼさんが調べてきた土肥の『磯料理 マルト 本店』に決定。
「海鮮丼」
価格を失念しましたが、確か税別で1800円くらいでした。鮪、鯵、鰯、海老、甘海老、地蛸、サーモンなど、魚種が豊富でなかなか美味しい。
茶碗蒸しと味噌汁が付いてこの価格ならそう悪くないCPであります。特に渡り蟹の味噌汁が美味しいw
【店データ】
『磯料理 マルト 本店』
住所:静岡県伊豆市土肥700
電話:055-98-1027
定休:不定休
時間:11:00~17:00
11:00~15:00 [水]
11:00~20:00 [土・日・祝]
さて昼飯も食って腹いっぱいになったところで釣りを再開しましょう。ところが土肥の界隈はめぼしいポイントは人が沢山…。仕方なく少しずつ南下しながらポイントを探しますが、結局宇久須に戻ってしまいました。
ルアーマンはほとんど撤収したようです。釣れないのでしょう。私たちは頑張ってキャストを繰り返しますが、一向にバイトが出ず…極楽とんぼさんの先週の釣果情報はどこへやら。魚が抜けてしまったのでしょうか。
そしてとにかく暑い!今シーズンはほとんど焼いていなかった足の方はジリジリと焼かれるようで痛さを感じるほど。15:30頃、あまりの暑さにギブアップして、宿にチェックインすることにしました。
今回の宿は土肥の温泉街の中にあります。『牧水荘 土肥館』です。かなり有名な旅館のようで、著名人の残した絵画などが沢山展示されていました。極楽とんぼさんが手配してくれたのですが、夏休み前のそれ程混雑しないこの期間は格安で宿泊できます。私たちは一泊夕食付で8000円足らずでした。
とりあえずのんびりしてお風呂に入り、不甲斐ない今日の釣果の禊をします。日焼けした足が痛い事!
そしてお楽しみの夕食であります。
私たちは夜釣りに備えてお酒は我慢します。なので最初からご飯も用意していただきました。食事する場所は大広間ではなく、各宿泊グループごとに分けられた席でいただく事が出来ます。落ち着きますね。料理も美味しいです。仲居さんがグループごとに対応してくれるなど、この価格でサービスが大変よろしいです。
【宿データ】
『牧水荘 土肥館』
住所:静岡県伊豆市土肥289-2
電話:0120-101-255
さて、夕飯を食べ終わり、いよいよ夜の部の釣り開始です。あまり遠くまで出かけると帰りがしんどいので、青物からライトタックルまで幅広く楽しめる土肥港からスタート。
突堤の先端にはアングラーが一人入っていました。お話を伺うと、今まで鯖が入れ掛かりだったとか!この方が言われるように、沖には何者かの群れと思しき海面のヨレが見えます。随分遠いのですが、先ほどまではすぐ目と鼻の先に居たそうです。ショアジギタックルの極楽とんぼさんは必死に大遠投を繰り返しますが、全く届きません。先ほどのアングラーは、活〆した30~40㎝くらいの良く太った鯖を数本持ち帰りました…時合い終了したようです。いやいやもう一時間早く到着出来ていたら…きっと鯖のナブラに遭遇できたでしょう。この時、いつもと同じ負のスパイラルに突入しているような悪い予感がしてきました。
一方、ライトタックルでサーチする私はと言いますと…時折非常に繊細なバイトがあるもののヒットさせる事が出来ません。何となくアジに近いバイトです。何とか獲ってやろうとジグヘッドの重さを変えたりワームを変えたりと試行錯誤します。
そして最終的にはジグヘッドを0.5gまで軽量化し、ワームは ECOGEAR/AJI MUST 2.0inchにローテーションしたところでした。25カウントくらいでラインが入って行かなくなったので少しずつレンジを上げつつ手前側のかけ上がりをトレースするイメージで引いていました。するとまたしてもコッ!という繊細なバイト!鋭く合わせるとついにヒットしました!キビキビとした泳ぎに、アジか?と勘違いしましたが、その正体は…
ハタンポでした。西伊豆では夏に良く釣れます。体長20㎝近くまで成長していました。このサイズになると良く引いて楽しいターゲットになります。しかし結局ハタンポもこれにて終了。その後釣れるものと言えば…いつもの通りネンブツダイばかりorz
堤防の先端はバイトが出なくなったので、引き続き漁港の奥の常夜灯廻りを狙ってみます。水面をのぞき込むと、赤みが射して小さくて、そして大量に群れる魚が…ネンブツダイだらけです。案の定極楽とんぼさんはネンブツダイを連発!
そんな中、ネンブツダイの猛攻を無視しつつ思い切りレンジを下げ、ボトム付近をサーチしていた私のロッドに何者かが掛かりました。ヒットした瞬間にキビキビと良く動きます。今度こそアジか!?
サバだった^^;
体長15㎝くらい。そう言えば宇久須でカゴ釣りをやっている方々にも、これくらいのサバが沢山掛かっていました。
ここでもアジが釣れる気配がないので、今度は通称“コバルト堤防”へ向かいます。ここは昼間に一度下見しました。カゴ釣り師がソーダガツオを上げていました。潮通しが良く、ここも一級ポイントです。でも私たちに釣れるのは…
やっぱりネンブツダイorz
結局21:00頃まで頑張りましたが、ろくなものが釣れないのでこの日は終了。コンビニで仕入れたビールを宿でグイッと一気飲みしたら、昼間の疲れが出て爆睡でした。
そして二日目。4:00am.に起床。普段はなかなか布団から出られないのに、釣りの時は一発で目覚めるから不思議なものです。ひと風呂浴びて、4:30には出発しました。
この日は朝一番でコバルト堤防を様子見し、釣果が芳しくなければ宇久須に行ってみようと決めていました。ところが…4:45の時点でコバルト堤防先端には6,7人の釣り人の姿が!狭い堤防なので絶対に入るのは無理。仕方なく、昨日撃沈はしたものの一級ポイントであることは間違いのない宇久須に出向いてみれば…何と!外海側の堤防には既にみっちりとアングラーが並んでいます。ほぼカゴ釣り師のようです。この密度で浮きを流されたら絶対にルアーの釣りにならないので泣く泣く撤収。昨日昼間のまったりした雰囲気はどこへやら…。甘かった…やっぱり朝一は凄いことになるのですね。
そこで私たちが向かった先は、昨年秋の釣りで非常に雰囲気の良かった田子漁港です。ここも恐らく大混雑だろうな…と言う予感は外れ、意外なほど釣り客がいません。ちょうど私たちと入れ替わりにルアーマン二人連れが帰るところでした。釣れないようです。
堤防先端で釣っていたライトタックルのアングラー…地元の方のようです…に話を伺うと…
「ここは釣れてませんねw」
とのことorz
なんでも田子港は青物の回遊が他に比べると遅れるらしく、特に今年は遅れているようなのであと2週間から一ヶ月くらい先にならないと青物は釣れないそうです。
その方はカマスを狙っていました。20㎝くらいのカマスが釣れていました。相当水深があるので、メタルジグの5gくらいのやつを使ってボトム付近のシェイクが効くようです。
私たちは半ば釣れる気がしなくなって、適当にメタルジグを遠投してみたり、餌木をしゃくったりしてみます。当然釣れません。ところが先ほどカマスをつっていたアングラーのロッドに、何者か大きな魚が食ったようです!
タックルは恐らくメバルロッド。リールも1000番代くらいの極めて小さなもの。ラインはPEを入れてあるようですが、リーダーは2.5号だと言ってます。あまり走り回る様なファイトではないので、ハタの良型でも掛けたのかと思いました。ボトムに突っ込みます。そしていよいよ魚の姿が見えたのですが、?…ちょっとずんぐりした体形。ハタではなさそう。カンパチ?
魚は堤防が見えたことで驚いたようで、再び一気に走りました。そのランを止めると、ゆっくり上がってきました。何とマダイ!その後も何度か走られましたが、ついに疲れ切って上がってきました。私が助太刀してタモ入れしますが、デカ過ぎてなかなか入りません。それでも何とかネットイン!
奇麗なマダイです。お願いして写真を撮らせていただきました。体長は72㎝。凄い尾鰭してます。
いやいや自分で釣ったわけではないけど良いもの見せていただきました!このアングラーは、「今日はこれで終わりですw」と言って撤収。私たちも全く釣れないので移動することに。
さてどこへ行くかです。いろいろ迷った挙句にもう一度宇久須を様子見することにしましたが、相変わらずの人数で釣りになりそうにありません。しかも誰一人竿が曲がっていません。今度は北上です。土肥港も堤防先端の一級ポイントは2,3人入っています。さてどうしたものか…。
っで、いろいろ迷った挙句、戸田まで北上することにしました。この迷走ぶり、毎度の事なのですが、この時点で今回もろくな釣果にならないことを覚悟していました。
戸田に到着したのはまだ8:30を回ったくらいの時間。既に日差しは刺すように強く、モチベーションを保つ事が出来るかどうか心配でした。ところが、到着してまず様子見をするために立ち寄った岸壁で釣りをしていたアングラーが、目の前で何かを釣り上げました。どうやらペンペンのようです!早速私たちもタックルをセットして始めます。
その第1投目。シーバス用のタックルにメタルジグ20~40gくらいのものをローテーションするつもりでした。最初に投げたのは20gのジグ。ちょっと向かい風ですが、メタルジグはコンパクトボディーなのでよく飛びます。ボイルは無かったので10カウントほど沈めて軽いワンピッチジャークで引いて来ると、いきなりガツン!そしてジャンプ!
40㎝くらいのペンペンでした!やっと目的の青物が釣れた!
ところが何本か釣るとすぐにスレてきます。小まめなルアーローテーションがキモです。
凄まじく活性が高いようで、こうなると色んなルアーを試してみたくなります。
まずは水面直下を泳ぐルアーで。
こいつは50㎝オーバーでした。このサイズになると、シーバスロッドやエギングロッドで釣る分にはとても楽しいターゲットになります。それにしても奇麗ですね。
続いてポッパーでも。
ミスバイトで頭に掛かってしまいました。凄く引きます。トップウォーターの釣りはバイトの瞬間が丸見えで本当に楽しい!
そう!今回やりたかったのはこんな釣り。これぞ夏の釣りです!
その後も順調につれ続けます。
ミノーでも。とにかく飛距離が足りれば何でも釣れます。
しばし入れ掛を堪能しましたが、徐々にスレてくると同時に群れが沖の方に移動し始めたようです。こうなるとミノーやポッパーでは届かないので、再びメタルジグに。
メタルジグは、テールフックがあるものが圧倒的に有利でした。フロントにアシストフックだけを入れたジグは、ほとんどすっぽ抜けました。果敢に真後ろから食っているのですね。
2時間近く、こんな状態が続きましたが、ついに群れが離れてしまったようです。そこで小移動して別の岸壁からキャストを始めてみます。
するとここでもペンペンがヒットしてきました。
どうやら西伊豆はペンペンだらけになっているようです。回遊時間に当たれば入れ掛になります。昨日までの不調が嘘のよう!
それにしても良く晴れて奇麗な景色です。
そして12:00近くになり、いよいよ凄い暑さになってきました。ここで昼飯を食べる事にします。戸田漁港のたもとにある『さかなや 魚清』です。
「焼き魚定食」
この日の魚は金目鯛でした。小ぶりだけど焼き加減が丁度良くて美味しい。
この界隈も、どこも観光地価格でなかなか安心していただける店は多くないのですが、この内容で1400円。良心的です。
【店データ】
『さかなや 魚清』
住所:静岡県沼津市戸田580
電話:050-5890-8639
定休:不定休
時間:10:00~17:00
10:00~19:00[土日祝]
さて涼しい店内で昼飯なんて食べてしまうと眠くなってきます。しかしせっかく西伊豆まで来たのです。もう少し頑張ってみましょう…と言うことで先ほどの岸壁まで戻ってみると…人はいないけどバケツとか道具箱とかが沢山並んでいますぞ!私たちが昼飯を食べている間に場所を抑えられてしまったようです。恐らく夕方以降はこの場所も鉄火場のような状態になるのでしょう…ギスギスした釣り場は気分が悪いのでこの場を離れ、さらに沼津方面を目指すことにしました。
途中、井田を見下ろす事が出来る展望台にて。富士山が奇麗です!
途中、足保に寄ってみました。
ここでも釣れたのは…
やっぱりペンペン^^;
先ほどのような連発こそありませんが、定期的にバイトしてきます。しかし人間贅沢なもので、散々釣り倒していると飽きてくるのです。
この時まだ14:30を回ったところ。
本当はこの後、夕マズメから沼津の漁港を巡ってアジングで締めくくる予定だったのですが、何となく満足してしまいました。そこには凄まじい暑さにやられて夜までモチベーションが維持できない自分がいました。極楽とんぼさんも同じようなことを考えていたらしく、今回はこれにて撤収することにしました。
今回の遠征も、毎度のように釣れない→移動→釣れない→モチベーションが下がる→釣れない…の負のスパイラルにはまるところでした。最後の最後に夏らしい釣りができて本当に良かったw
宿もなかなか良かったし、毎回の食事も美味しくいただけたので満足であります。
先述の通り、8月に入ると私は超繁忙期になります。約二月半の間釣りができませんが、その間はみなさんのlogを読みつつ癒されたいと思います。
【Tackle Data for Blue Runner】
Rod :ufm UEDA/SALTY PLUGGER BORON
'04LIMITED EDITION
SPS-102SS-TiEX 10'0"
Reel :Shimano/12TWINPOWER SW 4000XG
Line :PE#1.0(15LB)
Leader:Nylon 25LB
Lure :DUO/Tide Minnow Slim 140
TIMCO/F-VM
PENEX・Lunkers Club/Splash
Jig/20~30g
etc.
【Tackle Data:Ajing】
Rod :Angler’s Republic/PALMS ELUA PASS-69
Reel :Shimano/16Vanquish 1000PGS
(only spool:YUMEYA C2000M)
Handle:LIVRE/WING 72
Reelstand:DRESS/CHEMI STAND
Line :Polyester ♯0.25
Leader:Fluoro carbon 3LB
Lure :34/MEDUSA 2.8inch
34/Octpas 1.8inch&1.3inch
34/FISHLIKE 1.5inch
34/Jr.
34/Chimerabaite 2.0inch
34/Orbee
TICT/U.S.B spiralclaw 1.8inch
TICT/U.S.B brilliant 1.2inch
TICT/U.S.B brilliant 2.0inch
TICT/U.S.B metabo brilliant 1.5inch
TICT/U.S.B gyopin
ECOGEAR/AJI MUST 2.0inch
ECOGEAR/SOFT SANSUN 3"
Jig head/0.5~1.3g
- 2017年7月23日
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