湾奥の鱸 2012.10.17~10.21

  • ジャンル:日記/一般
秋の様相が一段と深くなり、

気が付くとナイトゲームがとても寒くなっている。

ウェア1枚羽織って釣りをしているだけではもう足りない感。


今春、入手したミズノ『ベルグテックEX・ストームセイバー レインスーツ』

梅雨以降の急な雨釣行に準備したレインウェア。

ゴアテックス機能のワンランク下とは説明されたものの、

登山仕様ということもあり、

防風・防水・透湿・撥水機能を十分過ぎるほどに備えながら、

尻ごみするゴアテックス価格と反して、

非常に手の出しやすい価格設定。

しかもありがちな着重感も着厚感も全く無く軽快・軽量。

真夏デイゲームでも日よけの波及効果を発揮し非常に快適。

釣りウェアとして釣行毎に大活躍している。

(ちなみにメンズはややゆったりめ仕様なので、試着時にキャスト支障感。メンズは体格のいいアングラー向きかと。柄違いで細身のレディスも
◎)


2012.10.17 19:30

ウェアの下に長袖1枚がちょうど良く感じた日、

短時間の湾奥・小河川。

昼間の嬉しい雨で十分な濁りと、

不必要に十分なゴミ。

しかしベイト感も絶好調、表層にイナッコ群が数多く確認出来る。

潮位は上げ5分。

到着して間もなく下流側へ早速いい流れ、ベストタイミング♪

明部から徐々に撃っていき、

暗部橋脚に触れるかどうかのスーサンU字にさっそくゴン。


2012.10.17 19:48 テールフック1本に皮1枚ギリギリ掛っていたバレる際寸前の40cnUP


ベイトの感じからしても魚の活性は高い。

今夜こそは連発があるかもと、期待感が膨らむ。

流れが無くなる前にすぐさま同じくスーサン。

橋脚周辺が極力荒れないよう、

さっきのコースより一旦上流の明暗から撃ち直す。

流れ緩み始めの明部アップクロスから暗部に引いてくるとコン。


2012.10.17 19:57 抵抗することなくガシガシ寄ってきたのでゴミかと思った20cmUP


あっという間に流れは静止。

逆流しそうかなって感が何故か流芯ではなく岸際から始まる。

けど秒速1~2cmからまどっろこしい状態なので移動。


上流暗部連続橋脚部。

流れはやや下流方面へまた始まるかもなってくらい。

その橋脚上流部にはイナッコがわんさと群れている。

水面がイナッコでワナワナなってるのでフラグマで表層をアピール。

その橋脚裏メソッド3投目にゴゴン。


2012.10.17 20:21 ランディングと同時にタモ内でテールフックを破損、またもバレる寸前だった50cmUP


今まで『フラグマ』は『激流のシャロー』で結果が出ていた。

河川なんかのシャロー帯にアップでキャストして、

浅くなってグラグラした流れの中を、

同じくグラグラした表層アクションで大きくJ字していくと『ゴンっ』といった感じ。

今回は『まあまあ流れ』の中で『ストラクチャー付き』の『イナッコパターン』にも組み込むことに成功、テールフックは壊れてしまったけどもいい経験値となった。


相変わらず活性の高い秋シーズン、

そんなこんなをもうちょっといろんなトコでいろいろ試してみたかったけど、

本日は1時間でTIME OUT。



2012.10.21 23:30

グッと冷えた日を挟んだけれども、

このシーズン中にもっといろいろ試して経験値を重ねたい欲求を抑えることなく、

本日も現場へと向かうこと15分、ここ最近の高活性な小河川。

何となく表層に確認出来るイナッコがグンと減った感はあるものの、いつもの橋脚。

流れの発生原理を解明するには未だ至らぬまま。

『この時間帯かな』ってトコまでは掴んできたものの、

本日は出遅れ感が満々につき予定通り『いい流れ』はない。
この『シラ~』っとした秒速1~2cmの流れをなんとか攻略しようと、

『FLAPSLAP柊』『エドニス』の高波動リトリーブ、

『BR@ST』『BRA@ST65』『マーゲイ』のトゥイッチアクション、

『ごっつあん89』『グース』の表層アピール、

『ミニエント』のボトム直上R&F…

いろいろ試してみたもののパターンを掴めないまま橋脚周辺の時間だけが過ぎていく。


こういう時、

『シーバスがいない』と決めつけてしまうのは簡単なこと。

重要なのは『シーバスはきっと居るんだけど、喰わせきらない』と考えること。

海の中は見えない、

魚がいるかどうか判らない、
だからいることを想定して口を使わせる釣りを展開する、

その『喰わせてやった感』が非常に面白い。

そういう遊び方が出来るから、とっても面白い。


…とは考えつつも、本日は魚を出せるパターンが全く掴めない。

改めて引き出しの少なさにガッカリする。

ここ最近高活性だった橋脚2つを大外し、いよいよボウズ感が脳裏をよぎる。

なんとしても1本獲りたいところだが、理論あるボウズも大事である。

気温とベイトと流れと潮位とポイントとその他もろもろと、

いろんな条件を少しづつズラしながら試してみたりするのもいい。

その結果が来シーズン、再来シーズンに活きるボウズなら、

本日の釣行も最低ラインの満足感。


…とか考えながらも、やっぱりなんとか1本獲ろうと、

下流側へ下りながら岸際・流芯の2つを交互に『チョーサン』で撃っていく。

ふと背後のオレンジ街灯が少々強めにあたる場所、

岸際の階段状になった垂直ブレイクに明暗発見。

流れはほとんど無いのだけれども、

こういうところでボケ~っと休憩してるヤツもいるはず。

『チョーサン』からレンジをグッと下げて『BR@ST』にチェンジ。

岸際垂直ブレイク明暗だけを重点的に撃っていく。

すると、
しばらく撃ちながら下っていってココも出ないかな…って頃にやっとコン。


2012.10.21 00:59 岸際垂直ブレイクにたくさん潜んでいるであろう下っ端の伏兵20cmUP

なんとかボウズは免れたんだけど、敗戦色いっぱいな感じ。

経験値と引き出しが足りない感を改めて痛感しながら、

本日はそそくさとTIME OUT。




釣れなければ釣れるまで、

釣れれば更に釣れるまで。

釣れれば釣れるほどに、

釣れなければ釣れないだけ、

釣りへの欲求と欲望は貪欲となり、

その欲は果てしなく満たされることは無い。


それでいいのだと思う、この遊びは。

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