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▼ Rod building Vol.5『MIZAR チタンティップ ファーストインプレ』
お疲れ様です。
最近ZARAとSTUDIO NICHOLSONのコラボが発表されてソワソワしているfranticです。
「カッコいい」「お洒落」という価値観は時代によって変わる。
時代に取り残されない様に、トレンドの変遷は追い続けています。
勿論、変わらずに本当に良い物「heritage」も理解した上での話。
若い頃のファッションを引きずってるおじさん程痛々しいものはないですからね。
これはファッションに限らずですが、
価値観のアップデートってすっごく大切ですよね。
僕はデザイナーの思想や理論的背景、歴史や世界情勢との関係性も含めて、一つの哲学として楽しんでおります。
映画や音楽、釣りと同じようにね。
さてさて、ロッドビルドの進捗はというと。
台風一過で海での仕事がバタバタしている中、
とりあえず試作のロッドが完成しました。
あくまで暫定的な感じなので、装飾はかなり控えめです。
デザインはノームコアを意識して色数を少なく、加飾は控えめに。
無彩色を基本にしたんですが、あまりにメリハリがないのでスレッドでピンラインくらいは入れるかもしれません。
本当はクリストフ・ルメールが多用する感じの、はっきりと何色と言えないような、絶妙な中間色でやりたかったんですけど。
塗装はエアブラシの準備が面倒なので、後の楽しみとしておきます。
とはいえ、機能的には問題ないので、
MIZAR アルティメットトップのファーストインプレを。
まだ20本ぐらいしか掛けていませんが、尺クラスも何本かは掛けてます。
今回使用したのは19standard、製品は表記より10mm長いのだけれど、今回はカットせずに使用しました。
第一印象はとても良い。けどもう少し柔らかくても良い。
張らず緩めずのラインテンション、
所謂「ゼロテンション」がとにかく掴みやすい。
柔らかく、それでいてある程度の反響感度も伴っている。
でもすごく言葉で伝えづらい!
とにかくいっぺん使ってみて!
って言う他ない。笑
今までのロッドとの比較で言うと、
これまで数年使ってきた冴掛SMTは17cmのチタンティップの根元10cmにカーボンを巻き、自然なアクションを実現したロッド。
とにかく曲がりは素晴らしいの一言なんだけど、
実質7cmのショートチタンになっている。
もちろんこれには狙いがあって、
元々は軽量リアクションキャロ用に設計されたもの。
柔らかいチタン部分はティップの動きでアタリを感知する「目感度」の為。
硬いカーボン部分はリグを素早く操作し、コンッという反響感度でアタリを取る「手感度」の為。
硬い竿なら手感度は簡単に出る。
柔らかい竿なら目感度は簡単に出る。
相反する性能を両立させようとすると難しいんだよね。
この目感度と手感度の両立と、穂先が曲がってから手元にアタリが伝わるまでのタイムラグを出来るだけ少なくし、リアクション的なアクションをやり易くする為に、7cmのショートチタンを採用している訳です。
しかし、この目感度の為のチタンを無理矢理アジングに使っていた為に、ゼロテンションが掴み難かった。
長尺のチタンティップロッドで、尚且つ好みのデザイン、テーパー、アクションっていう竿がこれ以外に無かったのでね。
ラインテンションを抜いた状態から、ティップが曲がり始める場所が⓪、テンションが張り切る負荷を①だとする。
ティップに荷重が乗り出した場所が⓪、そこから曲がっていき、カーボン部に入り弾性が硬くなる場所が①になるイメージ。
この、⓪と①の間に張らず緩めずの「ゼロテンション」が存在するので、⓪と①の間の荷重変化のグラデーションでゼロテンションを掴んでいくのだ。
⓪と①の間隔が短いのが冴掛SMT。
7cmでゼロテンションを掴もうとすると、カーボンソリッドよりはまだやり易いとは言え、まあまあ大変。
⓪から①まで距離が無いのに、この短い距離でゼロテンションを掴もうとする。
すると穂先の操作がかなりセンシティブになる。少しでもテンションを張りすぎると、すぐに硬いカーボン部に到達してしまうからね。
対してMIZARの19standardは17cm。
⓪から①までの距離が長い。
これだけの長さがあると、多少ラフな操作をしても、ゼロテンションを把握しやすい。
今までショートチタンで神経研ぎ澄ましてやっていた事をすごくラフにやれる感覚。
これはショートチタンに比べて、明らかなアドバンテージ。長さがあるだけでこんなにも違うのかと。
ある程度予想はしていたものの、それを超えてきた。正直驚いた。
これは後に控えている、もっと柔らかく、もっと長い17standardにも期待が高まるね。
1番右が17standard、真ん中が19standard↓
実物は触ってないからわからないけども、17Deepもおそらく好みだと思う。
軽いリグになればなるほど、柔らかいチタンの方がゼロテンションを掴み易いと予想できるからね。
そもそも、何で張らず緩めずのゼロテンションが必要なのか?
結論から言えば、リグのレンジを下げながらアクションをさせたいからです。
圧倒的にフォールで食う、アジという魚に対して、ラインを張ってリグを浮かせながらアクション→フォールで食わせるより、フォールさせながらアクションさせた方が効率いいよねって言う話。
あとは気になる人も多い先重りについて。
元々長尺が好きな僕にとっては大した問題ではないって事なんだけど、そもそもそんなにロッドは動かさないので多少先重りしようが気にならない。
ラインスラックをコントロールするのに、激しく穂先を動かす必要がないからね。
結果として、とても使用感が良くて、多くの人に使ってもらいたいと思える製品でした。
特に、僕も含めたアジングエキスパートじゃ無い人でレンジコントロールがそんなに上手では無い人。
操作してる感が増すからアジングが楽しくなるよ!
エキスパートの方々は多分どんなロッドでも結構できちゃうだろうから。
とはいえ、操作感度は上がるのでオススメですけどね。
購入はオフィシャルサイトから↓
次回は17standardのインプレになると思います。
それじゃあ、また。
- 2022年9月9日
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