連夜のナイト・ビーチ・ウェーディング

  • ジャンル:釣行記
小学校6年生のバレンタイン当日、登校するとゲタ箱の上履きの中に小さな包みを見つけた。 
エッ? もしかして俺に? 初チョコ?

俺の上履きだよな・・・踵に書かれた名前を確かめた。 うん うん うん 間違いない!俺の上履きだ!

クラスメイトに気付かれないようサッ!と手提げ袋の中に隠した。
「誰からなんだろう・・・」 早く包みを開けてみたい一心だったが、学校で開けるとクラスメイトに冷やかされるのを嫌い、自宅まで我慢した。
早く授業が終わらないかと、朝からそんな事を考えていた。

授業が終わるとダッシュで自宅に帰り、包みを丁寧に開けると、小さく折り畳んだ色紙にメッセージが書かれていた。

「田辺優一君へ いっしょうけんめい 作りました。 よかったら食べてください  もうじき卒業だけど中学校でも仲良くしてね 〇〇〇子より」

・・・ってか、オレ 木下順平ですが・・・

バレンタインが近付いてくると、あの忌まわしい過去が甦ってくる黄昏流星群です。





 
日時:2012年2月5日(日) 00:15 ~ 07:15  
天候:曇り/弱風(西北西  気温0度/水温7度 日の出:06:48 
潮周り:中潮 満潮:05:10(174cm)
ポイント:温排水と内湾ビーチ
 
安定した釣果は出るものの、サイズがいま一つ伸び悩んでいるマイビーチ。ここは気分を変えて、ビーチに入る前に温排水を攻めてみることにする。

ここもポイントに立つ前には、色々と難儀してストレス度の高い場所であるが、釣りやすい場所だけで釣りをしていては、釣り幅が広がらないと、温排水に挑んでみた。

やっとこさポイントに辿り着き、ロッドを振り始めたのもつかの間、後続者4人組がドヤドヤと押し掛けてきて、あっと言う間に攻め場所を失ってしまった。 ストレス度MAX \(*`∧´)/ ムッキー!!

ただでさえ狭い温排水ポイントに5人も並べば、攻められるエリアは猫の額ほどの広さしかない。

どうやら後続4人組は、地元ではちょいと名の知れたチヌゲー師メンバー  俺が切り上げる1時間の間に2枚上げていた。

ふん! 俺が釣りたい魚はチヌじゃないもん!と強がりながらビーチへ移動。

 
昨夜に引続き、KZさんに迷彩ジャケットさんも加え、一緒にビーチを目指しているとのことだが、合流まで昨日の検証を兼ねて、ビーチ・ウェーディング開始。

昨夜との状況的な違いは、煌々と月明かりが今夜は雲に隠れているくらいで、水温・気温ともに変化なし。

昨夜の殊勲ルアーはスピンドリフトだが、ベイトはコウナゴ・・・この答え合わせが成立しないので、自分なりに答えを導き出そうと、ワンダースリム リーチ110を投入。
 
開始早々、沖の潮の流れに入り、ワンダーがスライドした瞬間、ゴゴンッ!
 
幸先良く55cmをゲット
 



この後も、もそっ もそっ としたバイトはあるものの、ガツッ!とまでは喰らいつかない
 
ルアーには興味を示しているようなので、ワンダーより細身のカーム110にチェンジ
 
スローに・・・スローに・・・、水面下50cmほどをイメージしながら引いてくると ビンゴ!




1匹目より少し小振りだが、誘い出して獲った1匹は嬉しい。
 
続けざまにヒットするも、エラ洗い1発でバラシてしまう(-"-;)
 

攻めるポイントは変えず、立ち位置を変え、トレースラインに変化を与えみると ビンゴ!




慎重に寄せて砂浜にズリあげ目ジャー60 ちょい切れ

 
これも狙い通りに引き出せた感があり、嬉しいぃ~ 楽しいぃ~ 1匹(o^-')b グッ!
 
 
ここまでは見事なスタートダッシュだが、潮の流れが変わると、状況は一変し、無反応の世界へ突入です。
 
 
これはイカン!と昨夜に引続き、ルアーの答え探しの旅に出る。
状況が変われば、それに合せて自分を変えるしかないと、一箇所に留まらず、場所を変え、ルアーを変え・・・兎に角、変化だけを考えて攻める・・・
 
すると・・・・何もありません。
 
 
そして・・・・何もないです。
 
 
ついに・・・・な~んもないです。
 
 
やっと・・・・何もおまへんがな
 
 
孤軍奮闘する中、KZさんと迷彩ジャケットさんと合流。
 
 
「三人寄れば文殊の知恵」だと期待に胸が膨らみます。
 
 
 
広いビーチに三人が散開して攻める中、迷彩ジャケットさんがシーバスをぶら下げて歩いてきます。
やっぱり迷彩ジャケットさんは一味も二味も違うテクニックを持っていますねぇ~
 
口の中を覗いてみると・・・グロ注意


やはりベイトはコウナゴです。


 
 
しかし、程なくして ドッドッドッ・・・と4、5隻の漁船が登場。
 
 
 
目の前の沖合い150mくらいの場所を網入れして、右へ・・・左へ・・・
 
 
 
どうやらコウナゴ漁が始ったようです。
 
 

状況は絶望的・・・ 


凪の海に引き潮を立てて進む漁船を眺めながら、日の出を迎え納竿としました。




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