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north island

  • ジャンル:日記/一般
  • (life)

今は東京の25:00を少し過ぎた所。

ふとした事で、懐かしい事を想い出しながら過ごして居たり。



私のまわりでnorthと言えば、HawaiiのOahu島を想い浮かべてしまうのですが、今日のお話は日本の極北の大地、北海道。


10代から続く波乗りの影響で、サーフトランクスで過ごせる南の島へと旅する機会には恵まれてきたのですが、北へと行く機会は本当に少ない日々でした。




そんな若き日のある日。

海のフライフィッシングでも交流のあった某カメラマンから「スケジュール合う日にnorthに行かない?」と誘われたのが始まりでした。


当時フライのコイ釣り切っ掛けで交流のあった西山徹さんからは北海道の魅力を聴かされて居たので、北海道への興味が全身へと一気に広がり、夏の終わりに初めての知床へと。

先に現地入りして居た友人フォトグ(写真家)に空港でピックアップして貰い、羅臼の街へ。


翌朝、寂れた景色の中、小さな船に乗り細い流れが注ぐ小さな入り江へと上陸。

鉛色の空の下、山から吹き下ろす風は深い緑と獣の匂いそのもので、ここが日本?と想うほど、圧倒的な野生。



水面へと目を向けると、岬の横から黒い魚群が入り江の奥へと入って来るのが良く見える。

ドキドキする気持ちを抑えながら、フライ仲間たちに薦められるがままに巻いてきたクリオネパターンと呼ばれる配色のウリーバガーを群れの頭にシュート。

期待を乗せてストリップ(リトリーブ)する左手に、ズッシリとしたバイトが伝わり、フックセットすると鈍重な走りでラインが走って行く。



北の地で、初めて手にした野生は鈍重な泳ぎで命の強さを教えてくれたカラフトマス。

深い空気、友人と私の2人以外誰も居ない入り江。



当時、様々に少し疲れて居た私には、全てから離れて深呼吸をした気分。

本当に心地よく、涙が出るほどの自由。

あの感情は、今も鮮明に覚えて居るほど。



そして幾度となくキャストをし、沢山のカラフトマスに喜びを貰い。


日々を忘れ、時を忘れ。




産卵に向かうカラフトマスの逞しさで体が満たされた頃、友人がひとことつぶやく。


「そろそろ彩色の魚に逢いにゆく?」


その時、私にはその意味がさっぱり解らぬまま、持ってくるように云われた♯3ロッド(メバルロッドみたいな感じ)をセットして、友人の後を歩き渓流へと。


友人から促されるままに♯12のエルクヘアーカディスを流れに乗せ~

すると、すぐさまフライに魚が躍り出る。



小さな躍動を楽しみながら、ネットで掬い眺めると、その魚は宝石のように美しかった。


その魚は、オショロコマ。




釣りの満足度は大きさだけじゃなくて、自分の気持ち次第でどうにだって決まる。

渓魚に出逢う度、今でも心からそう想わされます。


この釣行から年に1~2度はプライベートで北海道へと足を運ぶようになり、時には独りで、時には友人たちと、10数年に渡り足を運びました。

その旅は釣りに留まらず、雪と流氷の季節にクリオネの水中撮影をしに行き、クリオネだけでなく冬眠明けのヒグマと出逢い、命のドラマが持つ意味を少し理解出来たり。



それまで触れる事の無かった北の自然は、当時の私にはとてもセンセーショナルで刺激的で。

北海道知床半島との出逢いは、波乗りとか釣りとか、そんな事はただのアプローチのひとつであって、大事なのはそこで感じた事を感じたままに、歪ませる事無く自分の魂に留めて置く事。

そんな事を教わった時間のような気がします。


そして知床の自然遺産入りの話しが進む頃、私の北海道巡礼は一旦終わり、今の暮しを過ごしていたり。



そんな懐かし時間を、ちょっとした事でリフレイン。

夜も眠らず、浮かぶままにキーボードをかたかたと。

当時のポジフィルムでデジタルデータ化されてる一部だけを発見し、ログに挿入しながらカタカタと打ちつつ、また思い出が深まって行ったり。


波乗りや釣りを通じて、沢山の旅をしてきて、忘れたくないのは肌で感じた感情と、精神の奥深くに沈殿して行くむせ返る程濃密な時間。




それは誰かじゃなくて、自分の中にある景色。


それを共有できる友人たち、そして家族。




広がる空の下で、波音に漂いながら、愛する人たちと愛する事柄と共に生きる。


誰だって、そう生きてたい。


だから私は、そう生きる事が好き。


あの日、north islandで出逢った鮭たちが巡りめぐる命の輪の中を必死で生きていたように。



カッコイイとか悪いとか、それは誰かが勝手に決めること。

人間らしく、命らしく、想いのままに、想いを思いに。




さて、夜が明けたら海へ泳ぎでよう~♪



mahalo



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