サバイバル生活+釣り その3

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その3

二日目。

朝まずめは増水で釣りにならないので完全にスルー。ゆっくりの起床となったが、昨夜とはうって変わって快晴。


しかし全員朝から食欲がない。夜の食べ過ぎで、朝食はスイカで済ませる。


昼前に下山。道には大小の木枝が散らばり、嵐の凄まじさを物語っていた。地元でちょっと知られた蕎麦屋へ。


行きがけに本流、支流ともチェックするが、とても釣りになる水色ではない。どの川もど茶濁りの増水だ。


仕方なく今日は釣り初体験のキノコ班二人に、魚を釣らせる日にする。エリアが大好きなニューフェイスの提案で、昨日とは別の大物が放してあることで名の知られたエリアへ。


釣り開始ほどなく子羊が30センチほどのブラウンをかける。大先生にプレッシャーがかかる。


魚班の我々もそれぞれレインボーやブラウンを数匹ずつ釣りながら、時々二人をレクチャー。素直な子羊はレインボーやブラウンを何匹か釣った。大先生にプレッシャーがかかる。


大先生にもバイトはあるようだが、なかなかフッキングしない様子。


エキスパートは50センチほどのブラウンをかけている。


そうこうしているうちに残り時間五分。問題はノーフィッシュの大先生。釣れないとあとが面倒なので、魚班3人が集結してなんとか大先生に釣らせようとする。


「ルアーはこれを使ってみてください。じゃあ、あそこに投げてくださいね!」


「着水しましたね!あ、巻かないで、そのままラインを張ったまま、そうそう、ルアーを沈めてください。」


「はい、いま底に着いたので、竿をゆっくり上げて、そう、はい止めてください、はい、ロッドを前に倒しながらゆっくり巻きまーす」



ゴン!



あっさりヒット!なんとか無事にネットインし、大先生もご満悦である。ドヤ顔で40センチほどのブラウンとツーショットを撮る大先生。でも喜んでもらえてよかった。



エリアをあとにし、道の駅経由でコテージへ。なかなかいいコテージだった。


相変わらず子羊は虫にビビりまくっている。虫を見つけるたびに、ものすごい勢いで飛びのいている。


疲労に鞭うち、料理にかかる。


ツルムラサキとモロッコインゲンのお浸し、白瓜の浅漬け、ナメコおろし、和牛と和豚のステーキ生わさび添え、トラウトと夏野菜のソテー、マスと茸の朴葉味噌風など。ニューフェイスは燻製器を持ち出し、庭でマスの燻製を作った。これがなかなか!


サバイバルという趣旨から外れたゆるい一日になったが、まあこれもあり。

明日は最終日。なんとか入渓しなくては。


その4に続く





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