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▼ 爆釣されど時合いは・・・
- ジャンル:釣行記
シーバスという生き物はほとほと分からない。本当に難解である。ずっと生物学をやっていて、それが仕事になった僕にとっても大変な難敵である。
生物学をやっている人にはちょっと変わった面白い人が多い。生物学を教えている友人の一人はウニを飼っていて、日がな一日ウニの受精や発生を見ている。彼にとってはそれが何よりの癒しだそうだ・・・。
ある人は年中ライチョウを山で追いかけまわしている。またザック一つで世界中を旅してトカゲを追いかけている人もいれば、ハエを自宅に一万匹ぐらい飼っている人もいる。
つまり、生物屋はそれぞれ生物学と付き合っていくためのライフワークを持っているのだが、どれもコアな世界。僕の場合、元々は分子生物学 というミクロ、あるいはナノの世界をフィールドにしていたのだが、いまはシーバス釣りや渓流釣り(テンカラ)、つまり「摂餌行動の分析」というライフワークを通して動物の本質に迫りたいと思っている。
しかし生物は難しい。さっぱり分からない。
今回は「釣行記」の前に時合いについて考えてみたい。あとにつづく釣行記にも関係することだから。
誰でも経験することだが、海の魚は釣れるときはバタバタッと釣れる。釣れないときは餌もルアーも完全無視。明確なスイッチの「オン/オフ」がある。これはどういうことなのか。様々な要因があるはずだが、その一つは流れ。
数年前、あることを目撃した。船でアジを釣りに行ったとき、出船準備の係留された釣船に僕はいた。仕掛けの準備も終わり、船べりからボ~ッと水の中を眺めていた。
目の前の海底に一匹のドンコがいる。海底にへばりついてじっと動かない。僕は暇つぶしにそいつをじっと眺めることにした。
ドンコは動かない。・・・いつまでたっても動かない。まるで眠っているかのようだ。やはり底棲性のハゼの仲間。
・・・とそのとき、ス~っと水が流れた。舟溜りなので流れはほとんどないのだが、小さなゴミが流れるのが見え、一瞬ゆる~い流れが起きたのが分かった。
その瞬間、突然ドンコが水面方向に(真上に)素早く泳ぎ、水中の漂流物をくわえると、再び下降して元の場所に戻った。シーバスがアミにライズしている時のような素早い動き。
以来、流れる一瞬、流れが速くなる一瞬を意識するようになった。
そしてこの日も・・・やはり時合いの釣り。
14日は湾奥運河に立つ。流れが水中のストラクチャーに当たっている水面の線を意識しているバチパターンの魚を狙っていく。
日没直後、下げ残りの流れが水中のストラクチャーに当たって、その水面がやや盛り上がり、両脇にそれながら水面にヨレた帯をつくっていく。
ベイトはバチがほんの数匹、水面に波紋を残しながら泳いでいる。バチのサイズは10cmほど。比較的釣りやすいときのサイズ。
日没後、しばらく水面は沈黙。場をフレッシュに保つために撃ち込みたい気持ちを抑えながらライズを待つ。だがそれもつかの間・・・。この時節、ベイトが流れてくれば魚も口を使わずにはいられない。10分ほどでストラクチャーの際に最初のライズが出る。
パイロットルアーとしてヤルキバをアップクロスにキャスト。スローで水面直下を引いてくる。
一投目から「ブルンンッ・・・」とショートバイト。小さいか、それともレンジ、あるいはアクションが噛み合わないか。10cmほどのバチは意外と直線運動をする。おそらくは棒のようにケツを振らないルアーの方がいい。
コモスリ改lightに変えてをキャスト。そのまま流れにのせ、水面に小さな引き波を立てさせながら流し込むように引いてくる。超デッドスロー。ストラクチャーの際まで流し込んだところで、
・・ジュボッ!
・・・水面でバイト、即合わせ!ドバッと魚が躍り出る。そのまま一気に手前に寄せて、手前5mでやり取りを楽しむ。

今度は若干流す筋を変えてやると、
ボシュッ!!
・・・と、口から吹き出したような水柱が立つ。ティップに重さが乗ったところでカーンと合わせをくれる。さっきより若干サイズがいいか?それにしてもこの時期にもなると魚もよく引いてくれる。

もう一投、同じ筋で「ジュボッ!!」しかしルアーがふっ飛ばされて宙を舞う。ミスバイト。これはいつも悔しい!!
すぐに若干手前の筋を流す。コモスリ改が立てる引き波がストラクチャーのエッジに向かっていき・・・ストラクチャーの角へ流しこまれ・・・・・・エッジを通り過ぎた瞬間・・・・・・
ボッシャーン!!
水柱!そして即、バットまで重さが乗る。手前までは一気に寄せるが、足元でギランとヒラをうちながら走り回ると、ドバドバドバッとエラ洗い。うひゃ~!!(^o^)丿
ゴボウ抜きに抜きあげる。上げてみればそんなに大きくない。しかしよく戦った魚。

口の中は空っぽ。しかしパターンは活性が高い時の典型的なバチパターン。

さらに、流れの向こうの筋へ流し込む。今度は前触れなくゴボッ!!

ここで風向きが急に変わる。流れに対して逆風だったのが、順風へ。流れは速くなる要素。これは好都合♪
・・・と思いきや、
いきなりバイトもライズも沈黙。。
なんで??
コモスリ改に沈黙したため、ヤルキバでほんの数センチだけレンジを下げる。
すぐにバイト!しかし合わせを入れたら空中をぴゅ~っと飛んできたお子様サイズ。

これを最後にこのあとは、完全なる沈黙。いろんなルアーを変え、様々試したが、何をしてもダメ。
問題は風向きが変わることで何が起こったのか、そしてそれがどう魚に影響したのか??思い当たることがある人はぜひ教えてください。水面が波立ったこともその一因ではないかと思うのだが・・・。
しかし・・・。まったく、生物はてんで分からない。
生物学をやっている人にはちょっと変わった面白い人が多い。生物学を教えている友人の一人はウニを飼っていて、日がな一日ウニの受精や発生を見ている。彼にとってはそれが何よりの癒しだそうだ・・・。
ある人は年中ライチョウを山で追いかけまわしている。またザック一つで世界中を旅してトカゲを追いかけている人もいれば、ハエを自宅に一万匹ぐらい飼っている人もいる。
つまり、生物屋はそれぞれ生物学と付き合っていくためのライフワークを持っているのだが、どれもコアな世界。僕の場合、元々は分子生物学 というミクロ、あるいはナノの世界をフィールドにしていたのだが、いまはシーバス釣りや渓流釣り(テンカラ)、つまり「摂餌行動の分析」というライフワークを通して動物の本質に迫りたいと思っている。
しかし生物は難しい。さっぱり分からない。
今回は「釣行記」の前に時合いについて考えてみたい。あとにつづく釣行記にも関係することだから。
誰でも経験することだが、海の魚は釣れるときはバタバタッと釣れる。釣れないときは餌もルアーも完全無視。明確なスイッチの「オン/オフ」がある。これはどういうことなのか。様々な要因があるはずだが、その一つは流れ。
数年前、あることを目撃した。船でアジを釣りに行ったとき、出船準備の係留された釣船に僕はいた。仕掛けの準備も終わり、船べりからボ~ッと水の中を眺めていた。
目の前の海底に一匹のドンコがいる。海底にへばりついてじっと動かない。僕は暇つぶしにそいつをじっと眺めることにした。
ドンコは動かない。・・・いつまでたっても動かない。まるで眠っているかのようだ。やはり底棲性のハゼの仲間。
・・・とそのとき、ス~っと水が流れた。舟溜りなので流れはほとんどないのだが、小さなゴミが流れるのが見え、一瞬ゆる~い流れが起きたのが分かった。
その瞬間、突然ドンコが水面方向に(真上に)素早く泳ぎ、水中の漂流物をくわえると、再び下降して元の場所に戻った。シーバスがアミにライズしている時のような素早い動き。
以来、流れる一瞬、流れが速くなる一瞬を意識するようになった。
そしてこの日も・・・やはり時合いの釣り。
14日は湾奥運河に立つ。流れが水中のストラクチャーに当たっている水面の線を意識しているバチパターンの魚を狙っていく。
日没直後、下げ残りの流れが水中のストラクチャーに当たって、その水面がやや盛り上がり、両脇にそれながら水面にヨレた帯をつくっていく。
ベイトはバチがほんの数匹、水面に波紋を残しながら泳いでいる。バチのサイズは10cmほど。比較的釣りやすいときのサイズ。
日没後、しばらく水面は沈黙。場をフレッシュに保つために撃ち込みたい気持ちを抑えながらライズを待つ。だがそれもつかの間・・・。この時節、ベイトが流れてくれば魚も口を使わずにはいられない。10分ほどでストラクチャーの際に最初のライズが出る。
パイロットルアーとしてヤルキバをアップクロスにキャスト。スローで水面直下を引いてくる。
一投目から「ブルンンッ・・・」とショートバイト。小さいか、それともレンジ、あるいはアクションが噛み合わないか。10cmほどのバチは意外と直線運動をする。おそらくは棒のようにケツを振らないルアーの方がいい。
コモスリ改lightに変えてをキャスト。そのまま流れにのせ、水面に小さな引き波を立てさせながら流し込むように引いてくる。超デッドスロー。ストラクチャーの際まで流し込んだところで、
・・ジュボッ!
・・・水面でバイト、即合わせ!ドバッと魚が躍り出る。そのまま一気に手前に寄せて、手前5mでやり取りを楽しむ。

今度は若干流す筋を変えてやると、
ボシュッ!!
・・・と、口から吹き出したような水柱が立つ。ティップに重さが乗ったところでカーンと合わせをくれる。さっきより若干サイズがいいか?それにしてもこの時期にもなると魚もよく引いてくれる。

もう一投、同じ筋で「ジュボッ!!」しかしルアーがふっ飛ばされて宙を舞う。ミスバイト。これはいつも悔しい!!
すぐに若干手前の筋を流す。コモスリ改が立てる引き波がストラクチャーのエッジに向かっていき・・・ストラクチャーの角へ流しこまれ・・・・・・エッジを通り過ぎた瞬間・・・・・・
ボッシャーン!!
水柱!そして即、バットまで重さが乗る。手前までは一気に寄せるが、足元でギランとヒラをうちながら走り回ると、ドバドバドバッとエラ洗い。うひゃ~!!(^o^)丿
ゴボウ抜きに抜きあげる。上げてみればそんなに大きくない。しかしよく戦った魚。

口の中は空っぽ。しかしパターンは活性が高い時の典型的なバチパターン。

さらに、流れの向こうの筋へ流し込む。今度は前触れなくゴボッ!!

ここで風向きが急に変わる。流れに対して逆風だったのが、順風へ。流れは速くなる要素。これは好都合♪
・・・と思いきや、
いきなりバイトもライズも沈黙。。
なんで??
コモスリ改に沈黙したため、ヤルキバでほんの数センチだけレンジを下げる。
すぐにバイト!しかし合わせを入れたら空中をぴゅ~っと飛んできたお子様サイズ。

これを最後にこのあとは、完全なる沈黙。いろんなルアーを変え、様々試したが、何をしてもダメ。
問題は風向きが変わることで何が起こったのか、そしてそれがどう魚に影響したのか??思い当たることがある人はぜひ教えてください。水面が波立ったこともその一因ではないかと思うのだが・・・。
しかし・・・。まったく、生物はてんで分からない。
ロッド | グローブライド モアザン・ブランジーノ87LMLアーバンサイドカスタム | |
リール | シマノ ステラC3000+PE1.0号+ショックリーダー18Pb | |
ルアーと反応 |
◎ ○ |
コモスリ改 ヤルキバ カーム80 マニック ライズ グラスホッパー ローリングベイト |
- 2011年5月19日
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