【 バーブレスフックの話 】

釣り場に着くと1匹のスズキの死骸が。
サイズは60cm程度。身体のコンディションも良く病気や寿命で死んだとは考え難い。

口元には1本の釣り糸。

口の中を覗いてみるとその先には糸に結ばれたバーブ(かえし)付きのトレブルフックが喉奥に刺さったまま。

糸の端は断面からして明らかにハサミ等の刃物で切っている。
餌か泳がせでもやってたのか？

喉の奥に刺さった針。おそらく魚は釣り上げられてからみるみるうちに弱っていったはず。

そして針が外せないから手前で糸を切って弱った魚はその場に捨てたのかな？

この行為をどう思うか？

価値観は人それぞれ。

でも @studiocomposite.jp さんの過去の投稿にもあったがゲームフィッシング、スポーツフィッシング、キャッチ&リリースを楽しんでいる以上、それは人間のエゴイズムの延長線上にある遊びであることは間違い無いと思う。

魚というターゲットであり遊び相手を必ず傷つけなければ幸せや楽しみを得られることができないのだから。

エゴの塊のような遊びと言っても過言ではないと思う。

ならばせめて魚のダメージを最小限に抑える努力をするべきではないだろうか。

バーブ付きのフックを丸呑みさせられ強引に釣り上げられ顔や喉をぐちゃぐちゃにされてフックを外された魚のリリース後の蘇生率は？

ラインブレイクして口元にバーブ付きの針が残ったまま住処に帰っていく魚の生存率は？

釣ってなんぼ。

たくさん釣った人、デカい魚を釣った人がかっこいい。

すごい。

なんて考えは時代遅れ。ダサすぎる。

爆釣に拘るも良し、サイズに拘るも良し、スタイルに拘るも良し、、

でもそこより前に考えることがあるのではないか？

プロやメーカーでさえもそれを伝える人間、媒体が少なすぎると思う。

それを伝える、理解するだけのレベルですらないのか？

職業釣師？

トーナメンター？

それを成立させてるのは他でもない魚という存在。

餌でもルアーでも、リリースを前提とした釣りをする以上、魚のフックによるダメージを最小限に抑える、

未来に残す努力をするのは当たり前のこと。

バーブレスフックにするだけでも魚へのダメージは抑えることができる。

ブレイクしても自然と外れてくれる可能性も上がる。

我々釣り人は釣りという素晴らしい遊びで一喜一憂する。

そんな多くの感動を与えてくれる魚を未来に残したい気持ちが少しでもあるのであれば、フックによるダメージを最大限に抑えるためにも、バーブレスフックを使う価値は大いにあると思う。

もう必要以上に魚を傷つけるのは辞めにしませんか？

これは、たまたまインスタグラムで見つけた　innocentshizuokaさんの記事ですが、了解を得て紹介させて頂きました。
　
https://www.instagram.com/p/B769ntLplA_/

ここにリンクを貼らせて頂きます。

最近、fimoで色々とバーブレスについて取り上げて頂ける事が多いバーブレスの話

皆、意見はバラバラですが、方向は一緒だと感じています。

自分が皆さんに色々と伝えられる時間も残り1ヶ月ですね。

ちょっと厳しい事、書いて行くと思いますので、何も感じない方はスルーして下さい。

それと先日もお伝えした通り、コメントには時間を要する場合が有ります。

ご了承お願いいたします。

スタジオコンポジット 　セキグチ