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岡林 弘樹(オカバ)
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▼ アジア放浪記Vol5「タイ国鉄に乗って」
先月末にインドネシア遠征から帰って参りました。
1ヶ月以上ブログ更新が滞ってしまいまして・・・すみません。
という訳で更新再開です。
インドネシア遠征のブログも早く書きたいし、ここから頑張るぜ~。
アジア放浪記Vol5「タイ国鉄に乗って」

クアラルンプールのバスターミナルからバスに乗って2時間ほど。
目的地であるタイ南部の都市「ハジャイ」まではあと5時間は掛かりそうだ。
ハイウェイを順調に走っているかに見えたバス。
しかし突然、ハジャイではないバスターミナルに入構してしまった。
そして運転手の指示により、乗客全員が降ろされる。
綺麗で大きなバスターミナルだった。
グーグルマップを見ると、どうやらマレーシア北側にある「イポー」という都市にいるらしい。
タイの国境に向かうバスは別にあるようだ。
憶測だが、乗ってきたバスはイポー行きとハジャイ行きの客が混合しているバスかもしれない。
もちろん、乗務員からは乗車前も乗車中も、それにまつわる案内は無い。
次に乗るバスの案内も無い。
しかし、これはアジアのバス交通では当たり前のシーンだと思われる。
係員フラフラしているので、捕まえればそれなりに教えてくれる。
英語でのアナウンスも放送される(場合がある)し。
なので大きな問題は無い。
どうやら次の出発まで待ち時間が1時間ほどあるらしい。
コーヒーを飲みながらゆっくりしつつ、ハジャイ行きのアナウンスを待つ。
そして、定刻通りにバスがアナウンスされた。
バスナンバーが間違いないかを確認し、既に乗車可能になっているバスに乗り込んだ。
ここから更に2時間ほど走れば、マレーシアとタイの国境だ。
ちなみにイミグレーションは恐ろしい程にスムーズだった。
バンコクスワンナプーム空港のような激混みのイミグレを想像していたので、良い意味でちょっと面食らう。
そして無事にハジャイ到着。
バスを降りた場所でタクシーを拾い、ハジャイ駅周辺までやってきた。


駅周辺からは、街並みを見つつ歩きながら予約した宿へと向かう。
南部でも大きな部類の都市であるハジャイ。
とは言え、思った以上に田舎だった。
特に不自由は無さそうな街ではあるが。

てくてく歩いて宿に到着。
フロントに入ると、さっそく生体反応が。
ソファに寝転がるこのお方は宿の「支配人」だろうか?
「あの~、ブッキングドッ◯コムで予約した岡林ですけど~。」
と問いかけると
「ニャー」
とありがたいお言葉を頂けた。
ちなみに宿の料金は300バーツ(約1000円)
綺麗でも汚くもないシングルの部屋。
だがエアコンが付いていなかった。
日が落ちるのを待って夜のハジャイ探検へ向かう。

それなりに賑やかな通りも存在するようだ。
ムスリム系の料理屋もタイ中部よりは多い気がする。

歩いた末に辿り着いたタイ料理屋さん。
この、甘辛く炒めた豚肉と青野菜のプレートが今旅で一番と言っていいほど美味しい一品だった。
今まで食べた海外飯でも5本の指には入る強者。
タイ地方都市での嬉しい出逢いだった。


帰り道は、やはりそこまで賑やかではない街並みが続いていた。
しかし、所々に見える風情についつい足を止めてしまう。
ドリアンを売ったり造花を売ったり、ドリアンを売ったり造花を売ったり・・・。
繰り返す、街並み。
ハジャイは、なんというか少し中華系の香りのする雰囲気で、中部とは違った空気感がある。
中華やムスリムの雰囲気が強くなると、どことなくマレーシアをも感じてしまう。
同じ国でも色んな見え方がして楽しい。

翌朝。
宿のチェックアウト時間である11時まで部屋でダラダラし、タイムリミットが来たのでホテルの近所で朝食にした。

宿を出て5分ほど歩いたエリアにカオマンガイ屋を発見!
この店もアローイです。
ハジャイの飯レベル高し。
いかにも美味そうな飯作ります!みたいなお母ちゃんが作ってるし。
あと、個人的な話ではあるがカオマンガイは夜マンガイより朝マンガイの方が好きだったりする。
まぁどっちも好きなんだけどね。
エブリマンガイではある。

そしてウォーキングストリート再開すると、突然目の前にアニメショップが現れた。
正直、カオマンガイや雑品屋の並びにこんなハイカラな店が現れると頭の処理追いつかなくてウオォってなるからね。
気になって中に入ると、日本のアニメ漫画ゲームがズラリと並んでいる。
タイの地方都市でも、着々と日本のカルチャーは浸透しているようだ。

街もフラフラし尽くしたので、ハジャイ駅に向かいチケットを購入。
ハジャイからバンコクまではタイ国鉄の寝台列車に乗って行く予定だ。
チケットカウンターの受付は英語も通じ、特に問題無く購入が完了。
本当はもっとグレードの低い列車でも良かったのだが、この日は空席が無かったようで高めのグレードになってしまった。
値段は1005バーツ(約3300円)。
これでも最上位に近いグレードとなっている。


駅でボーッと待っていると寝台列車が到着。
乗り込むと、定刻通りに列車は出発した。

想像以上に綺麗な車内で驚いた。
ゴミも無いし、イスも綺麗だ。
上の写真でバックパックを置いているイスが、予約した一人分の着席スペースとなる。
ちなみに、このイスがベッドメイキングタイムになるとガチャガチャ組み替えられベッドに変身するのだ。
左右のイスを繋げてひとつのベッドにする感じ。
発車時間が18時45分と遅かったせいか、発車してすぐにベッドメイキングが開始された。
※ちなみに荷物を置いていたイスが自分の予約した分だったが、反対側で予約した僧侶の方が席を交換してくれと言ってきたので後々交換することになった。
手慣れた乗務員により、速攻でベットメイク完了。
作業時間はおよそ3分。
写真OKだよ~と言うやいなや、更にキビキビ度が上がる乗務員。

ベッドルームは足を伸ばしてもギリギリ収まるくらい。
十分な広さだ。

コンセントや照明の設備も完備されている。

車両先頭側には食堂車も併設されていた。
レトルト中心だが、このスペースでガパオライスなど色々なものが食べられるようだ。
ちなみにベッドメイキング前だと自分のイスへ持って帰って食べる事も出来る。
写真を撮った後くらいから混み始め、気付けば満席になる程に客が来ていた。
車両も見回って、やることが無くなってしまった。
ハジャイでは使えていたマレーシア産SIMカードも電波圏外になってしまったし。
時刻は21時ほど。
周りも寝始めているし、自分も寝ることにした。
ちなみに冷房はかなり寒め。
半袖半ズボンで乗り込んでしまった自分は、配られた毛布に包まるようにしてなんとか眠りに着いた。
翌朝。
6時くらいに起床。
あんなに寒いし、しかも寝台列車だというのに何故か快眠することが出来た。


窓から朝日がのぞき始める。
列車の揺れる音と田舎風景がマッチし、絶妙な空間を作り上げていた。

7時くらいになるとベッドモードは解除。
乗務員の手によってイスモードに戻された。
そこからは特にイベントもなく、淡々と流れる景色を見続ける。
少しずつ外の景色が都会になってきた。


途中、貧乏街のような所も通る。
もはや居住区の中を通るという表現が近いくらいに、家の横や前ギリギリを通って行く。
定刻より1時間ほど遅れた12時頃。
列車は無事にバンコクの「フアランポーン国鉄駅」に到着した。


フアランポーン駅の内部を訪れたのは初めてだ。
なかなか異国情緒溢れる駅の風景だった。
今夜はフアランポーン駅から歩いて行ける距離の宿を予約しておいたので、先に荷物を置きにチェックインすることにした。

安宿ドミトリーなのだが、あまりの設備の綺麗さに驚いた。
見渡す限り、全部綺麗で快適だ。
エアコンや温水シャワーはもちろん、タオルも綺麗なのが付いてるし、フリーコーヒーとWi-Fi、もうあらゆる快適が詰まっている。
しかも一泊250バーツ(約870円)
正直、俺の家より綺麗だ。
チャイナタウンやカオサン等、少し僻地に行けばもっと安宿があるのだが、超貧乏長期泊でもない限り、200円程度アップさせてこっちに泊まるほうが絶対いいと思った。
バンコク滞在でのホームになりそうな場所を見つける事ができて素直に嬉しい。
荷物を置いた後は地下鉄に乗り、ある場所へと向かう。

バンコクの地下鉄ではコイン型のチケットを使用する。
入場するときはゲートのタッチ部分にコインを当てるだけで開き、退場はコインを自販機のようにゲートへ放り込むだけ。

バンコクの地下鉄はいつ乗っても快適だな~。
地下鉄で10駅ほど行き、そこでタクシーを拾う。

着いた先は、タイ人の友達「ピーギン&ピーセイ夫妻」が経営する釣具屋「カノンショップ」だ。
旧ブンサムランが以前の場所で経営していた頃は、ブンサムラン敷地内で店舗を構えていたのだが、ブンサムラン移転に伴い、カノンショップも移転オープンしたというわけだ。
カノンショップに訪れたのは1年半前。
以前の店舗だったので、新しい店舗は初訪問だ。

内装が以前のカノンショップに似たような感じで、少し懐かしい気分になる。
カノンショップのオリジナルルアーも増えていた。

店内にはピーギン夫妻に飼われている愛猫が二匹。
写真は、ピーセイにわしゃわしゃされ、ウンザリといった格好でしばし虚ろになる猫ちゃん。
積もる話をしていると、ピーセイが「エビ釣り堀に行こう」と提案してきた。
最近、ピーセイがハマり毎晩のように出向くエビ釣り堀があるらしい。
自分もタイでエビ釣り堀に行ったことがなかったので、もちろん「行きまぁす!」の即返答だ。
準備も早々。
車で走ること30分程。


バンコク郊外のエビ釣り堀に到着。
平日の夕方だというのに、ほぼ満席の大賑わい。
ライセンスは1時間300バーツ(だったはず。)
竿や仕掛けはピーセイに借り、釣り方を教えてもらいつつ始めた数投目。
ウキがジワーっと水中に引きこまれた。
ここで頃合いを見つつ、シャープにアワセを入れるのがキモらしい。

エビ釣れた~。
おててのブルーカラーが美しいオニテナガエビ。


これは余裕か?と思いきや。
堀に入れられた数が少ないのか、全体的に反応は薄めだった。
ピーギンが竿頭で8匹ほど。
ピーセイが最初の1匹に苦戦し、物足りないなので結局もう1時間延長することに。
結局、2時間やって5匹でフィニッシュ。
この釣り堀で釣れたオニテナガエビは全てキープ可能。
俺の釣れた分はピーギン夫妻へプレゼントした。
このサイズのオニテナガはスーパーなどで買うと結構高いようで、贈呈するとテンション高めに喜んでいた。
終了後、ピーセイに適当な最寄り駅まで送ってもらう。
空港線と地下鉄を経由して宿まで帰った。

宿の近くに見つけた屋台でトムヤムヌードルを食べた。
1杯40バーツ(約135円)。
酸味と辛みが効いてなかなか美味しかった。
実は、タイにてこれから予定している釣りは5月15日から始まるのだが。
この日は5月11日。
バンコクでこの空白の4日間を何とかして埋めないといけないのだが、その4日間全てに予定を入れていないという現状。
つまりノープラン。
宙ぶらりん。
故に自由だ!!
明日から何をしようかな~と思いつつシャワーを浴びる。
どうしようかな~を呟きながらベットに横たわる。
そして朝日は登ってしまいました。(照)
だって俺んちより部屋キレイなんだもん。
しかし、このまま堕落するのは勿体無い。
何処かへ行こう。
そう思い、再びフアランポーン駅を訪れるのであった。
アジア放浪記Vol5「タイ国鉄に乗って」~完~
次回へ続く・・・。
1ヶ月以上ブログ更新が滞ってしまいまして・・・すみません。
という訳で更新再開です。
インドネシア遠征のブログも早く書きたいし、ここから頑張るぜ~。
アジア放浪記Vol5「タイ国鉄に乗って」

クアラルンプールのバスターミナルからバスに乗って2時間ほど。
目的地であるタイ南部の都市「ハジャイ」まではあと5時間は掛かりそうだ。
ハイウェイを順調に走っているかに見えたバス。
しかし突然、ハジャイではないバスターミナルに入構してしまった。
そして運転手の指示により、乗客全員が降ろされる。
綺麗で大きなバスターミナルだった。
グーグルマップを見ると、どうやらマレーシア北側にある「イポー」という都市にいるらしい。
タイの国境に向かうバスは別にあるようだ。
憶測だが、乗ってきたバスはイポー行きとハジャイ行きの客が混合しているバスかもしれない。
もちろん、乗務員からは乗車前も乗車中も、それにまつわる案内は無い。
次に乗るバスの案内も無い。
しかし、これはアジアのバス交通では当たり前のシーンだと思われる。
係員フラフラしているので、捕まえればそれなりに教えてくれる。
英語でのアナウンスも放送される(場合がある)し。
なので大きな問題は無い。
どうやら次の出発まで待ち時間が1時間ほどあるらしい。
コーヒーを飲みながらゆっくりしつつ、ハジャイ行きのアナウンスを待つ。
そして、定刻通りにバスがアナウンスされた。
バスナンバーが間違いないかを確認し、既に乗車可能になっているバスに乗り込んだ。
ここから更に2時間ほど走れば、マレーシアとタイの国境だ。
ちなみにイミグレーションは恐ろしい程にスムーズだった。
バンコクスワンナプーム空港のような激混みのイミグレを想像していたので、良い意味でちょっと面食らう。
そして無事にハジャイ到着。
バスを降りた場所でタクシーを拾い、ハジャイ駅周辺までやってきた。


駅周辺からは、街並みを見つつ歩きながら予約した宿へと向かう。
南部でも大きな部類の都市であるハジャイ。
とは言え、思った以上に田舎だった。
特に不自由は無さそうな街ではあるが。

てくてく歩いて宿に到着。
フロントに入ると、さっそく生体反応が。
ソファに寝転がるこのお方は宿の「支配人」だろうか?
「あの~、ブッキングドッ◯コムで予約した岡林ですけど~。」
と問いかけると
「ニャー」
とありがたいお言葉を頂けた。
ちなみに宿の料金は300バーツ(約1000円)
綺麗でも汚くもないシングルの部屋。
だがエアコンが付いていなかった。
日が落ちるのを待って夜のハジャイ探検へ向かう。

それなりに賑やかな通りも存在するようだ。
ムスリム系の料理屋もタイ中部よりは多い気がする。

歩いた末に辿り着いたタイ料理屋さん。
この、甘辛く炒めた豚肉と青野菜のプレートが今旅で一番と言っていいほど美味しい一品だった。
今まで食べた海外飯でも5本の指には入る強者。
タイ地方都市での嬉しい出逢いだった。


帰り道は、やはりそこまで賑やかではない街並みが続いていた。
しかし、所々に見える風情についつい足を止めてしまう。
ドリアンを売ったり造花を売ったり、ドリアンを売ったり造花を売ったり・・・。
繰り返す、街並み。
ハジャイは、なんというか少し中華系の香りのする雰囲気で、中部とは違った空気感がある。
中華やムスリムの雰囲気が強くなると、どことなくマレーシアをも感じてしまう。
同じ国でも色んな見え方がして楽しい。

翌朝。
宿のチェックアウト時間である11時まで部屋でダラダラし、タイムリミットが来たのでホテルの近所で朝食にした。

宿を出て5分ほど歩いたエリアにカオマンガイ屋を発見!
この店もアローイです。
ハジャイの飯レベル高し。
いかにも美味そうな飯作ります!みたいなお母ちゃんが作ってるし。
あと、個人的な話ではあるがカオマンガイは夜マンガイより朝マンガイの方が好きだったりする。
まぁどっちも好きなんだけどね。
エブリマンガイではある。

そしてウォーキングストリート再開すると、突然目の前にアニメショップが現れた。
正直、カオマンガイや雑品屋の並びにこんなハイカラな店が現れると頭の処理追いつかなくてウオォってなるからね。
気になって中に入ると、日本のアニメ漫画ゲームがズラリと並んでいる。
タイの地方都市でも、着々と日本のカルチャーは浸透しているようだ。

街もフラフラし尽くしたので、ハジャイ駅に向かいチケットを購入。
ハジャイからバンコクまではタイ国鉄の寝台列車に乗って行く予定だ。
チケットカウンターの受付は英語も通じ、特に問題無く購入が完了。
本当はもっとグレードの低い列車でも良かったのだが、この日は空席が無かったようで高めのグレードになってしまった。
値段は1005バーツ(約3300円)。
これでも最上位に近いグレードとなっている。


駅でボーッと待っていると寝台列車が到着。
乗り込むと、定刻通りに列車は出発した。

想像以上に綺麗な車内で驚いた。
ゴミも無いし、イスも綺麗だ。
上の写真でバックパックを置いているイスが、予約した一人分の着席スペースとなる。
ちなみに、このイスがベッドメイキングタイムになるとガチャガチャ組み替えられベッドに変身するのだ。
左右のイスを繋げてひとつのベッドにする感じ。
発車時間が18時45分と遅かったせいか、発車してすぐにベッドメイキングが開始された。

手慣れた乗務員により、速攻でベットメイク完了。
作業時間はおよそ3分。
写真OKだよ~と言うやいなや、更にキビキビ度が上がる乗務員。

ベッドルームは足を伸ばしてもギリギリ収まるくらい。
十分な広さだ。

コンセントや照明の設備も完備されている。

車両先頭側には食堂車も併設されていた。
レトルト中心だが、このスペースでガパオライスなど色々なものが食べられるようだ。
ちなみにベッドメイキング前だと自分のイスへ持って帰って食べる事も出来る。
写真を撮った後くらいから混み始め、気付けば満席になる程に客が来ていた。
車両も見回って、やることが無くなってしまった。
ハジャイでは使えていたマレーシア産SIMカードも電波圏外になってしまったし。
時刻は21時ほど。
周りも寝始めているし、自分も寝ることにした。
ちなみに冷房はかなり寒め。
半袖半ズボンで乗り込んでしまった自分は、配られた毛布に包まるようにしてなんとか眠りに着いた。
翌朝。
6時くらいに起床。
あんなに寒いし、しかも寝台列車だというのに何故か快眠することが出来た。


窓から朝日がのぞき始める。
列車の揺れる音と田舎風景がマッチし、絶妙な空間を作り上げていた。

7時くらいになるとベッドモードは解除。
乗務員の手によってイスモードに戻された。
そこからは特にイベントもなく、淡々と流れる景色を見続ける。
少しずつ外の景色が都会になってきた。


途中、貧乏街のような所も通る。
もはや居住区の中を通るという表現が近いくらいに、家の横や前ギリギリを通って行く。
定刻より1時間ほど遅れた12時頃。
列車は無事にバンコクの「フアランポーン国鉄駅」に到着した。


フアランポーン駅の内部を訪れたのは初めてだ。
なかなか異国情緒溢れる駅の風景だった。
今夜はフアランポーン駅から歩いて行ける距離の宿を予約しておいたので、先に荷物を置きにチェックインすることにした。

安宿ドミトリーなのだが、あまりの設備の綺麗さに驚いた。
見渡す限り、全部綺麗で快適だ。
エアコンや温水シャワーはもちろん、タオルも綺麗なのが付いてるし、フリーコーヒーとWi-Fi、もうあらゆる快適が詰まっている。
しかも一泊250バーツ(約870円)
正直、俺の家より綺麗だ。
チャイナタウンやカオサン等、少し僻地に行けばもっと安宿があるのだが、超貧乏長期泊でもない限り、200円程度アップさせてこっちに泊まるほうが絶対いいと思った。
バンコク滞在でのホームになりそうな場所を見つける事ができて素直に嬉しい。
荷物を置いた後は地下鉄に乗り、ある場所へと向かう。

バンコクの地下鉄ではコイン型のチケットを使用する。
入場するときはゲートのタッチ部分にコインを当てるだけで開き、退場はコインを自販機のようにゲートへ放り込むだけ。

バンコクの地下鉄はいつ乗っても快適だな~。
地下鉄で10駅ほど行き、そこでタクシーを拾う。

着いた先は、タイ人の友達「ピーギン&ピーセイ夫妻」が経営する釣具屋「カノンショップ」だ。
旧ブンサムランが以前の場所で経営していた頃は、ブンサムラン敷地内で店舗を構えていたのだが、ブンサムラン移転に伴い、カノンショップも移転オープンしたというわけだ。
カノンショップに訪れたのは1年半前。
以前の店舗だったので、新しい店舗は初訪問だ。

内装が以前のカノンショップに似たような感じで、少し懐かしい気分になる。
カノンショップのオリジナルルアーも増えていた。

店内にはピーギン夫妻に飼われている愛猫が二匹。
写真は、ピーセイにわしゃわしゃされ、ウンザリといった格好でしばし虚ろになる猫ちゃん。
積もる話をしていると、ピーセイが「エビ釣り堀に行こう」と提案してきた。
最近、ピーセイがハマり毎晩のように出向くエビ釣り堀があるらしい。
自分もタイでエビ釣り堀に行ったことがなかったので、もちろん「行きまぁす!」の即返答だ。
準備も早々。
車で走ること30分程。


バンコク郊外のエビ釣り堀に到着。
平日の夕方だというのに、ほぼ満席の大賑わい。
ライセンスは1時間300バーツ(だったはず。)
竿や仕掛けはピーセイに借り、釣り方を教えてもらいつつ始めた数投目。
ウキがジワーっと水中に引きこまれた。
ここで頃合いを見つつ、シャープにアワセを入れるのがキモらしい。

エビ釣れた~。
おててのブルーカラーが美しいオニテナガエビ。


これは余裕か?と思いきや。
堀に入れられた数が少ないのか、全体的に反応は薄めだった。
ピーギンが竿頭で8匹ほど。
ピーセイが最初の1匹に苦戦し、物足りないなので結局もう1時間延長することに。
結局、2時間やって5匹でフィニッシュ。
この釣り堀で釣れたオニテナガエビは全てキープ可能。
俺の釣れた分はピーギン夫妻へプレゼントした。
このサイズのオニテナガはスーパーなどで買うと結構高いようで、贈呈するとテンション高めに喜んでいた。
終了後、ピーセイに適当な最寄り駅まで送ってもらう。
空港線と地下鉄を経由して宿まで帰った。

宿の近くに見つけた屋台でトムヤムヌードルを食べた。
1杯40バーツ(約135円)。
酸味と辛みが効いてなかなか美味しかった。
実は、タイにてこれから予定している釣りは5月15日から始まるのだが。
この日は5月11日。
バンコクでこの空白の4日間を何とかして埋めないといけないのだが、その4日間全てに予定を入れていないという現状。
つまりノープラン。
宙ぶらりん。
故に自由だ!!
明日から何をしようかな~と思いつつシャワーを浴びる。
どうしようかな~を呟きながらベットに横たわる。
そして朝日は登ってしまいました。(照)
だって俺んちより部屋キレイなんだもん。
しかし、このまま堕落するのは勿体無い。
何処かへ行こう。
そう思い、再びフアランポーン駅を訪れるのであった。
アジア放浪記Vol5「タイ国鉄に乗って」~完~
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- 2018年8月9日
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