女囚川からの億千倍

時間を見つけてはライギョを釣った川を流してるが、
全くもって、ナマズ様からの反応がない。

やっぱりココには居ないのかも。

車の運転ができれば、行動範囲を広げられるのだが、
ゴールドペーパーライセンスのボクには無理だ。

また、息子達を連れての帰国なんで、
息子を家に残しての遠出もダメ。

もう、会えないかも知れない。

と、諦めていたが、チャンスが来た。
夕方、両親と息子達で買い物に行った後、
マップで目を付けてた川の付近を通ることに。

「ココで降ろしてヨ。」

夜の8時までに家に戻る条件で、
ナマズ狙いの許可が出た。

今は夕方6時。
8時に戻るって事は釣行は7時半まで。
そこから家なら、早歩きで30分。
1時間半が勝負タイム。

ありがたい、充分だ。

不安な点はナマズの生存を確認できてない事。
あと、初めてのポイントなので、
状況的に釣りが可能か判らない。

現場は護岸された川。

まずは速いペースのラン&ガン。
明るいうちに良さそうなポイントを見つけておく。

この川も海からそれほど遠くないのだが、
この一帯は海抜が高いのか
上流に向かう過程で、人工的な段差が何度かあった。

田園地帯を横切るような用水路まで流した。

ここまで2度、反応があったが、
フッキングに至らず、魚種は判明してない。

7時になり暗さが増してきた。
ルアーでのナマズゲーム未経験者ではあるが、
ポイントを絞り込み、ソレに賭けた。

変化のある場所を徹底的に攻める。

おっ、ナニか追ってきた。
岸際で動きを止めソレを待つ。
頃合を見て、波紋を演出で、ボシュ!

で、でたぞ。
暗がりでも見えた、ナマズ様だ。

フックの返しを削ってるので、バラしが怖い。
一か八かの短期戦でブチ抜いた。

略同時に、渡されてた携帯電話が鳴る。
タイムアップの意味だった。

ふぅ~、間に合った。

そして、ガッツポーズ!
うれしい、メチャ嬉しい。

産卵前?ナマズってお腹が大きいんだな。

釣行時間は2時間未満。
だが、寄せてた想いはその億千倍だ。
(億千倍は言い過ぎだネ) 

さて、またまたこのセリフで決めるか。


2015下関ナマズ編はコレにて終了。

帰国中に再びこの場に来ることはできなかったが、
来年もチャンスがあるなら、是非とも。

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