中国の田舎で何が釣れるのか?(ソウギョ編)

7月に家内と息子達は夏休みで家内の実家に行った。
遅れてボクも行くことに。

もちろん、釣具と共に。

ルアーも小さいヤツから大きめのヤツまで。

遠征にしては少なめかな。
ターゲットも未定。
それが、ワクワク感を煽る。

華南地区最大の【広州南駅】から高速鉄道で。

自分が乗る列車を待つ。

暇な時間。
退屈な上、騒々しい。

そんな時、暇つぶしのアトラクションが始まった。

犯罪者と思われる男を大勢で捕り抑えてる。

ナニをしたんだろう?
男は体を硬直させ、抵抗していたが、手錠を掛けられた。

良い時間潰しと、小ネタを頂いた所で、
列車の来るホームへ。

12:50発北京行きの列車。

入ってきた列車はナカナカ近代的。

へ~利用者は多いんだな。

自分の席に座り、荷物を棚に置くと、
程なくして出発となった。

景色を見ながらの移動は楽しいな。
飛び込んでくる川や池が美味しそうに見える。

5時間で【信陽東駅】に着いた。

速いなぁ~
高速鉄道ができる前は15時間前後必要としたのに。

ここから家内の実家まで、車に乗って1時間。
街から離れるほど嬉しくなる。
手付かずの自然が残ってる筈だからネ。

1時間後、6年ぶりに家内の実家へ到着。
既に夜の8時近かったので、
この日は散歩して、おやすみ~

翌日、日の出と同時に出撃。

フィールドは歩いて5分程度の小川。

見た感じでも判ると思うけど、チャパチャパの浅い川。

家内からの事前情報だと、浅すぎて魚なんて居ないらしい。
あっはっはっは~、ナメんなよ。

ドジョウとウナギの区別もつかない
ど素人の意見なんて、アテになるもんか。

ボクの感だけど、ここのポテンシャルは高い。
川だけを見ちゃダメなんだ。

しかし、アヒル?の大群がポイントを荒らす。

待て、コラァ~!捕って食っちゃうゾ!

結局、当たりすらなく、
家内の意見が正しい結果となった。

朝ご飯を食べた後、
家内が近くのダムに連れてってくれる事に。

こんな何もない山道を歩く。

途中で木の実を食べたり。

ダムの手前にウイードたっぷりの池を見つけた。

ここは良さそうだな。
エビや小魚も見える。
時間を変えて、また着てみよう。

ダムから流れてる水は黒いみたい。

山のエキスが注ぎ込まれた小型ダムに着いた。

しかし・・・
当たりも無いし、ベイトも居ない。
目に留まるのはアメンボとオタマジャクシだ。

もう一度、マズメ時に着てみよう。

軽く昼寝をして、
夕方、村に点在する野池を攻めることにした。

村にある野池だったら、自由に釣りして良いとの事。
みんな知り合いだから問題ないって。

実は家内もひとつ野池を持っている。
でも携帯を確認したら、
その写真を1枚も撮ってなかった。
気軽過ぎて忘れてたみたい。

こんな感じの池が幾つかある。

その池は茶色く濁っていたが、
息子が網でカジカを捕ったらしいので、水質は良いみたい。

家内に対象魚を聞くと、
「沢山いるよ。何でも釣れるよ。」
だって。

やっぱ、アテにならんな。

でも、雰囲気は良いので、ここで撃ちまくった。
そして、そろそろ日が落ちる。

ここまで当たりどころか、小魚のチェイスすらない。
丸一日、コレは辛過ぎる。

夕飯の支度を終えた家内が迎えに来た。

釣れない事をグチろうかと
ドッグウォークの手を止めた時に
バシャーンと凄い水柱があがった。

「キタぞ~!」

なんだ、なんだ!?
未知のポイントで、未知の魚がヒットしてる。
ワクワク感がハンパない。

正体はソウギョか!

しかし、ソウギョしては派手なバイトだったな。
過去にトップに出た、数あるバイトシーンの中でも最高のモノだった。

知ってたかな?
実はソウギョってルアーでも釣れるんだよ。
名前からして草食のイメージがあるけど、雑食性なんだ。

キャストしてポーズ。
アクション入れてポーズ。

これの繰り返しでオッケイ。
ある程度魚影があって、流れが無ければ
トップで十分狙える魚なんだぜ。

ふぅ~、しかし、初日から辛い戦いだった。
ワンチャンスを運良くモノにできた。
サイズも70近くと悪くないしね。

家内は大騒ぎ。
その騒ぎを聞いて、息子も来た。

「オウ!釣ったぜ。
さて、飯にするか。」

家族に親父の威厳をみせて、
その野池を後にした。

明日も楽しみだ。

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