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新 拓也

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Road to Hecter-100本への道-



Hecter
Hect=10^2
100の世界を知った者
 
 
 


 
[小学時代]
 
小学4年生で始めて1年目は0本
小学5年生になった2年目は2本
初めての1本は父とキャンプで行った宮崎県串間川だった。
今でも足はガクガクで心臓はバクバクで半泣きで死ぬほど嬉しくて、そんな状態だったのをハッキリと思い出せる。
学外の硬式野球チームだったので土日は確実に潰れる日々。
大した進展も無く、釣りの本を読み、暇つぶしに作った仕掛けだけが増えていく一方。
 
 
 
[中学時代]
 
中学になっても週末には練習や試合が続く日々で
年間に50~60日程の釣行日数しか確保出来なかった上
夜間外出なんて以ての外で、日没までには帰宅することが条件であった。
そんなわけで、記憶には年間で30本も取れていなかった気がする。
 
 
非常に限られた釣行日数で
その日に1歩進んでも次の釣行日には半歩下がっている
というもどかしい時期が続いた。
 
釣りに行けない時間は雑誌を読みふけるしかなかった為、知識自体は順調に着いていったのだが、まさに「頭でっかち」と言う状態で、知識というより妄想や机上の空論に近しいものがあった。知識はあってもそれを噛み砕いて消化し再現できる程の技量は全く以てなかったのである。
 
 
 
[高校時代]
 
無事高校入学を果たし、親とケンカまでして(笑)帰宅部の道を選んだ高校時代からがようやくアングラーとしてのスタートと言えるかもしれない。この頃からナイトゲームに行くようになり、毎回怖い思いを押し殺しながら夜の釣りを覚えるという一歩を踏み出した。そんな折、縁あって地元誌から取材をして貰えることになった。そこから「もっと上手くなりたい!」という情熱が芽生えたのである。言い換えるなら廃人への一歩を踏み出してしまったのだ。まぁアホみたいに課題の出る高校だったので限られては居たがコンスタントに釣りに行けるようになった。
 
そんなわけで、徐々にではあるが着実に獲れる本数も増えてきて今に至る。
 
 
 
 
 
そして13回目のシーズンを終えようとしている。
それでも今まで年間100本は取れなかった。
鹿児島にも年間100本獲れるようなアングラーは五万と居るだろうし、聖地と呼ばれるような地域では200・300の世界があるかもしれない。けれど、自分にとっての100という数字の価値は大きなものがある。どのみち、そう言える資格は達成してからしか与えられない。鯛も鮃も食うた者が知る
 
 
 






 
残り:7本
 



11/30
この日は最近始めた高校の同級生2人を連れての釣行。
まだシーバスの姿を見ていないとのことで
道中、様々な質問に答えたりしながらポイントを目指す。
 
 
1か所目でナマズは釣ってもらったが
以降苦戦を強いられる展開に…。
 
なんとかシーバスを釣ってもらいたいが
状況が芳しくないのでとりあえず拝むだけでも…
という事で筆者も本気モード!
これがダメガイドたる所以である
 
ここ最近の傾向として
縦はダメで横もスピードとコース次第で口を使うような状況。
実感としてはベイトを意識はしているがスレているという感じ。
1時間程経ってからようやくK2F122でHIT!
数日前はバデルで獲っていた魚だろうからグッとレンジは下がっている。






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残り6本
 

 
 






 
12/2
 
上流の水門周り。
こういった場所はもうそろそろ終わりと思うのだが
出てくれるなら・・・という期待を込めて。

帰ってくるルアーが冷たい。
もって数日と言った所か…




TKLM9/11で1本
 
 
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残り5本
 
 
 
 






12/5
 
1か所目に水門を選んだがやはりダメだった。
そこから考えて下流を回る事にした。
 
数日前からベイトが気になっていた場所。
明暗の明にあきらかにベイトが溜まっているのだが
シーバスの捕食音はしない。それでも居ないわけじゃないハズ。
 
ベイトがだいぶ上ずっているから
TKLM9/11やバデルで探るがノーバイト。
加えてドリペン110と言った縦系も効かないから
横の釣りでレンジを入れる事に。
 
答えが出るのが遅かったがK2F122で1本。
 
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寒さで帰ろうかとも思ったが
1か所気になる所があったので移動。
押しの弱い早い流れが走る場所。
普段はその流れの中に居るのだがノーバイト。
 
流れの走る岸際のくぼみを流してようやくHIT!
ココも終わりそうだな…。
 


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残り3本


 
 
 
 







事情があって1週間ほど空く。
その間に冷たい雨が続きガクッと水温が下がった。
産卵行動のスイッチは間違いなく入ってしまい
多くのシーバスが河川から姿を消してしまっている可能性が高い。
 
 


 


12/18
復帰第一戦
市内で濁りの絡んだデイゲーム。
 
秋までのように「濁れば釣れる」
なんて状態ではなくなっていた。
魚は居るが少数で、シビアな展開。
 
 
ミノーでは出ず。バイブに代えて
ボトムの岩に当てながらボトムを舐めるようにトレース
みぞれの降る中2時間程続けることでようやくHIT
 

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46㎝
産卵に参加しない個体だろう
それでも40は超えたので加算。


残り2本
 
 
 
 
 




12/20

川内川
 
手堅く釣るなら明暗
ベイトは少しだけ見えるが
暗の中に入っていたりとプレッシャーは低い。
 
冷たい雨が続いた頃を境に
全く魚の質が変わってしまっており
K2Fでも出せなくなってしまった。
パンチライン85に代えてフォールの釣りへシフト
 
テンションをコントロールしながら
丁寧にフォールとリフトを繰り返す。
 
 



 
コツ
手元に微かに伝わるアタリに思いっきりアワセを叩きこむ。
 
 


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飛んできた。
アジングのおかげで要らないスキルが身についてしまった感がある。
もちろんノーカン。今の筆者にロリシーを楽しむ余裕は皆無である。
 
 
 
 



12/21
久しぶりに錦江湾奥へ
 
山間を流れてくる川内より水温の低下が緩いと読んだのだが
それでも水温もガクッと下がっており
おまけに夜光虫まで出ている。
 
 
5か所回ってこれはダメだと判断。
一路川内川を目指す。
 
 
 
潮止まり寸前。
流れは弛みきっていてほぼ真っ直ぐルアーが帰ってくる。
明暗の早巻きでも出ない。
 
唯一風が流れに対してフォローで吹いているので
強制レの字メソッドを敢行。
どアップにフライキャストし
ラインが着水するまでノーサミング
その後上流へ歩きリトリーブを開始する。
 
端から見たら「今日シーバス始めました」状態である。
 
 
これでなんとか一本。
ギリギリ40オーバー
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トータル12時間、走行距離200km
ようやくあと一本まで漕ぎつけたが
これからが長い戦いになるのである…
 
 
 
 
 
 
12/22
今日も川内川。
上げで各ポイントを見たが
どこも先行者アリ。
 
仕方なく河口で回遊待ちをするのだが
いやいや、お前じゃない。
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下げに入り人も居なくなったので
明暗へと入るが生命感が無い。
それでも移動を繰り返しながら最干まで振って終了。
12時間ノーバイト
 
 
 


12/24
昨日は忘年会の為出れなかったが
今日は川内川へ。
 
 
またもや12時間ノーバイト
期待の大きい上げ潮も小潮で効かず
明日明後日と日を追うごとに潮は小さくなる。
キメるなら早いうちにキメないと大変なことに…
 
 


 
 
12/25
今日も川内川へ。
先行者が入っていない明暗をようやく見つけ
上げで撃つがイマイチ流れが効かず。
 
下げに入る前に移動し
阿久根・出水の各河川をランガンをしていくが気配は皆無だ。
ライトで照らしてみても小魚1匹居ない状態。
この日も200km走ってノーバイト。
 
明日ダメならマルで100本は諦めて
まだ産卵前のヒラ狙いに行くか
と本気で考え始める。
 
 



 
 
12/26
今日は湾奥エリアを再度攻めてみる。
大河川川内川よりもよっぽど上げは効くはずだが…
 
 
上げ始め1時間
本来なら効き始める頃だが流れは弛んだまま
下層の砂煙も下流を向いて流れていく。
 
さらに1時間経過
まだ下層は下げている。
 
 
ソバットをボトムギリギリでリフト&フォールさせ
ようやくHITに持ち込むもキビレ
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以降も見込めなさそうなので
今日は早く上がって明日は磯ヒラしかない。
 
 
 
 






12/27

北薩・阿久根~長島
普段しない磯ヒラだが背に腹は抱えられない。
マルが沿岸から消えた今、ヒラが最後の砦だ。
 
 
低気圧が入ったおかげで良いサラシが出ている。
釣るなら今日しかチャンスは無いと思っていい。
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だが各所でノーバイトを食らう。
ヒラ初心者に波高4mは少しハードルが高い。
イマイチ掴みきれないまま昼を過ぎた。
 
 
 
空腹と連日の疲労で少し上の空だったのだろう


 
あっ!

 
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岩に着いた海苔に足を取られ転倒
おまけにCloverの先っぽが短くなって…
保険に入ってるとは言えそこそこキツイものがある。
 
やっぱり滅多なことはしないもんだな…
 
 
半ば悟ったように折れたCloverを畳んで
上がる事にした。。。
 
 
 
 
 


 
だが上がると言っても釣りをやめたわけではなかった!



執念で再起し初心に帰るべくマルを追い求めて干潟へと走った。
マルに始まりマルに終わる。
そこは貫けと言うお告げだとあくまでポジティブに
 
干潟なら河川程水温は低下していないだろうし
大荒れの今、ワンドに刺している可能性はあるはずだ
 
 
 
 
流れのスジにアスリートを通す。
 
 




ゴン!!!!
 
 
 
この感覚がもはや懐かしい
エラアライとランを繰り返すシーバスを
慎重に慎重を期していなし
慎重に慎重を重ねて浅場へとズリ上げた
 
 
 
獲った…
・・・獲った!!!
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ようやく100本目を手にする事が出来た喜びに
少し目頭が熱くなりガッツポーズをしていた。
普段は「ロリだな」と言ってしまうサイズだが
100という節目であり苦しみに苦しんだ中での1本に
最初の1本目の感覚すら覚えたのであった。
 
 
 
 
 
40オーバー年間100本を獲り終えて
前後で大したスキルアップも無いのだろうが
ようやく中級者だと胸を張って言えるような気がする。
 
今シーズンのシーバスはこれにて終了。
40オーバー加算じゃ数としてもまだまだと言えるだろうが
来年は数は捨てて型に絞った釣りをしたい。
その布石と言う意味でも今年は有意義な1年だったと言える。
 
 
ひとまず明日からはアジングします♪

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