磯伝いに歩いていくと、月明かりに照らされた海面が、やや隆起しながら流れているスポットを発見。
ボトムの変化に沿って離岸流が走っているものと推測しました。
当然、ベイトやスズキが居着いていても何ら不思議はありません。
ですからルアーをキャストし、必然的にチェックすべきポイントとなるのです。

流れの変化を地形で見る。あるいは、地形の変化で流れを見る。
言い方の順列は逆ですが、結局はどちらも同じ意味になります。

接続してあるショアラインシャイナーR50 SSR F-Gをキャストして、流れの程度を感じてみると、かなりの引き重りが伝わりました。
しかも、流れの帯は太いようで、引き重りの時間は長く続きます。

ハイ。
直ぐに釣れなくても広範囲をじっくりチェックしてシーバスの食うタイミングに当たるのを待つ価値のあるポイントです。

そんな訳で、じっくりと腰を据えて粘る覚悟を決めることにしました。


しかし、粘る覚悟を決めた割りには、早くにシーバスがヒット。


ズシーン！と、急に重くなるアタックでありました。

ショアラインシャイナーR50 SSR のカラーを変えて、2尾目を狙います。
ピックアップ寸前に鋭いバイトがあったのですが、乗せられず。
多分、これはヒラセイゴです。
水噛みの良いSL系なら恐らくヒットに持ち込めたと思いますが、オフセットリップのSSRだと、しっかり足下まで引くことが出来ないポイントなので、思いっきり油断していました。


しばらく時間を置いて2尾目がヒット。
シーズン終盤の、すごーく小さなモゾッとしたアタリでした。


デッドスローでルアーをしっかりと見せて、アタックの間を十分に設けていたのが、うまくヒットに繋げられた理由だと思います。

懐かしいルアーを使い、気分一新しながらも、運良く満足のゆく釣果に恵まれたので、これにて終了としました。

古いルアーを使って釣りをすることはなかなか無いと思います。これっ結構新しいスタイルの釣りかも。
と、感じつつ戻りの坂道を登りました。

さて、北陸地方は大荒れです。
週末の釣りをどこでどう組み立てようか……わくわくしながら悩むとします。

ただし、無理なら無理で釣行は断念するつもりです。
皆様も天候を見てご判断下さいね。
くれぐれもご無理なさらずにお願いします。