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山田直樹

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フラペンシャロー開発秘話【第2話】

  • ジャンル:釣り具インプレ
フラペンシャローをテストするうえで、僕が最も留意したのは以下の2点。

①フラペンの基本特性を維持すること
②目的とする有効特性を達成すること

留意すべき点として、当然と言えば当然なのだが、コレが意外と難しいもの。
例えば目的を達成したとしましょう。しかし、フラペンの長所を削って得たものならば、それではあまりに芸がありません。
だからと言って目的とする有効特性のハードルを下げてしまっては、それはそれで芸が得られていません。


そんな中、初回プロトに搭載されたフラップは、面積が大きくデッドスローリトリーブでも浮き上がりが良く、シャローランナーとしては不十分ながらも、その兆しを感じることが出来ました。


しかし、そんな長所よりも引き重りの増加やフラップ開閉のレスポンス低下、フラップへのフック当たり等の短所が目立ち、お世辞にも使えた代物ではありませんでした。

普通、開発と言うものは、長所と短所の狭間で行き来しながら、少しづつ前進するものですが、フラペンは珍しい後方フラップのルアーであるが故、フロントリップのルアーとは違って蓄積されたデータに乏しく、開発の難航は火を見るより明らかでした。

後方フラップのデータ蓄積がなく、苦戦を強いられることは承知でしたが、僕はMariaの開発部隊に敢えて挑戦の道を歩んでもらいました。
それは褒めることなく、正直に欠点や改良点を思いのままぶつけたのです。
自分が気持ち良く使えないルアーは、お客様も気持ち良く使って頂くことが出来ない。
僕はそう考えているからです。

開発部隊も欠点の事実を真摯に受け入れてくれまして、考えられる理論に基づき第2段のプロト作りに取り掛かったのでした。


第3話に続く。

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