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山田直樹

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俺様、何様、どちら様

  • ジャンル:釣り具インプレ
このカラーは僕専用に作られた特殊モデルです。
先日、強風&高波の条件下でフィールドチェックを行いました。


ルアーの詳細は明らかに出来ませんが、かなり特異なアイテムであることだけお伝えします。
スイミングアクションも異質、コンセプトとしての適合フィールドも特化されています。(使い方と食わせ方は、個々の自由なのでその限りではありません)

面白いルアーではありますが、コンセプトに対し、まだ煮詰まった仕上がりではないと受け止めています。
のどかな釣り場でなら使える。甘く見てそれだけでいいのかもしれませんが、このルアーの場合は先に述べたようにフィールドが特化されています。
設定されたフィールドは、のどかな雰囲気ではなく、どちらかと言えば荒れた環境となることが多くなります。
そんな状況に登場するルアーとして、中途半端な性能では許されませんし、その様なアイテムは僕自身、100%オススメしません。
(その前に使いませんケドね。)

メーカーの、そして開発者の自己満足的なルアー(動きが従来にないトカ、こんなエリアで性能を発揮するトカ…)なら、オブジェでいいのです。

僕は長年テスターを務めていますので、完全な現場主義者です。
無風&止水での話は単なる基本性能としか受けとめません。
現場主義と言うのは、厳しい条件下でどれ程基本性能を維持できるのかを厳しい目で確認し、その諸性能を見て、良くも悪くもインプレを伝えます。
ただし、こんな環境での使用では…と、限定や条件をつけて。

開発者にしてみれば、自身が手掛けた可愛いルアーですから、改良のススメについては提案への放棄、あるいは反論もしたくなるでしょう。
しかし、コチラを信頼してテストや販促を任せた以上、自身のエゴは捨てなきゃいけないと思っています。

僕なんて可愛いもんですよ。ユーザーのみなさんは、僕より更に厳しい目を持っていますからね。

Mariaのエンゼルキッスやスカッシュ、Daiwaのショアライン、BlueBlueのブローウィン。
これら人気ルアーは、荒れた環境下でも持ち前の基本性能を存分に発揮し、釣れるルアーと支持されますので、多くのアングラーから絶大な信頼を得ています。信頼を得ると言うのはファンを広げていくことに繋がり、会社として利益がおのずとあがります。
逆に言えば、利益をあげるか否かは、社会的にその存在が必要とされているかどうかの指標にもなっています。

開発者の自己満足にとどまるか、信頼のおけるルアーへと煮詰める勇気を持つか。
面白いルアーだからファンを得るのではなく、釣りが成立し難い環境でも、コイツなら打破してくれると認められるからこそ、ファンを得ると認識して頂きたい。

かなり俺様的な内容になったのだけれど、メッセージの宛先もどちら様的なので、おあいこだと思っている。
いま必要なのは少なくとも僕らテスターに使えると認められるアイテムを作ること。
それが無理ならリアルな販促の道さえ閉ざされてしまうのだから。

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