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山田 大輔

千葉県

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春霧に咽ぶ静寂の河川。
静寂に写りし波紋。
霧に消えゆく弾丸。
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目覚めし新緑。
盛る花々に積もりし
雪見桜。
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季節は交差し交わりながら進んで行く。



最近、気象状況が不安定だ。

季節の変わり目とはこんなモノなのだろうが、今年は例年に無く天候に泣かされている。

特に降水量の多さと、寒暖差には河川シーバスは翻弄されている。

逆に言えば、影響を受けないポイントを選択すれば比較的に答えが早いのは解っているのだが、今年もこだわって河川絡みに身を置き、このゲームを堪能している。

この河川不調時、
更に追い討ちをかけるようにフグの産卵も始まってしまった。

岸ギリギリまで接岸して産卵を行うこの
フグの産卵時期は、経験上良い釣りをした覚えが無い。

一説によると、産卵と同時にフグの毒素も水中に充満すると言う話しもあるが、
定かでは無い。

いや、意外とシーバスは「空気の読める」
奴等なのかもしれない。

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しかし、本当に4月と言うのは鬼門で、タイミングやエリアの選択は重要で、通常の安定した季節より更にシビアに様々な要素を観察しなくてはいけない。

今日釣るためにランガンするのも良いのだが、
時には後日の為に、観察のために無駄なエリアで状況を見るだけに何時間も浸かって川を見る事も、後々データに繋がってくる。

更にはたった一投のアプローチ角度や、リトリーブスピードがズレてしまっただけで、その日の釣りは終了してしまう事もある。



その他に他魚種の動向や釣法も研究してみる事も大事だと感じている。

そこで
私が敢えて取り入れている釣りがアジングだ。

BBの会議では既に「千葉のアジングの人」と言われているのだが、

けして「オカズ調達野郎」や「逃げのアジング」では無いのである。
(ここ大事)
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はい。これが、千葉のアジングの人です。



確かに、アジングは面白い。

しかし、広大な大海原において
魚が居ない所で釣りをしてしまい、テクニックやタックルうんぬん以前の問題が起きてしまうソルトルアーフィッシングにおいて、
高確率で魚の居るエリアで釣りが可能な港湾中小アジングは、
食わせるテクニックだけに集中出来る言わば、教習所の様な釣りだと思う。


先日も、隣のかご釣りは入れ食いなのに
私はノーバイトだった経験をして、
更にルアーフィッシングの奥深さを体感した。

まあ、餌とルアー。
アジングとシーバスの釣りは違うが、タフなアジと、タフなシーバスの釣り方には少なからず共通した所が有るように感じている。

その1つは、「感じながら流す」と、言うテクニック。

アジングでも、巻かずに止めると言うテクニックがあるのだが、これも実は軽いジグヘッドは潮流で流されている。
これをコントロールするのは、
リーリングだ。

ただ置きっぱなしにするのではなく、微妙な潮流を感じながら、レンジコントロールの難しいジグヘッドを一定レンジで漂わせる。

これは、非常に河川のバイブレーションの流す釣りに似ている。


ウェイトもタックルもスピードも全然違う釣りだが、
俺のバイブレーションゲームと、
リンクしている。


そこで、スローリトリーブで役立つアイテムとしては、ダブルハンドルがある。


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シーバスでは先に導入し、アジングでは、今回初めて導入したのだか、やはりシングルとは格段に、感知能力が違う。

もう一方が常にカウンターウェイトになっているので、一定の力で安定したリトリーブが可能なダブルハンドルは、回転コントロールに気を割くこと無く直感的にスローリトリーブに集中出来る。


この日も強風と雪と言うとんでもない日だったのだが、何とかキャッチ。
何か、リズムを取り戻した様な感じだった。




そして夜間。
いよいよシーバスを狙いに河川に入る。


降り続いた雨。
そして、寒風。
雪溶け水の様な冷たさの河川。



ポイントは河口近くのブレイクのショルダー。
この一点狙いだ。
そして、勝負は早いだろう。

何投もするつもりはハナから無い。

答えは
1か、0だ。



流速を見ながら立ち位置を決めていく。


ここで難しいのが、表層とボトムの流速の違いがどの程度有るのかだ。

雨の降り続いた今日は増水により、表層が速いだろうが、時間的に下げの海水がどの程度のスピードなのだろうか?


ウエーディングでは多少の感覚は掴めるが、着水点とキャストポイントではまた違う。

回遊狙いならば
撃ちながら、流速を探るのも手なのだが、
タフなコンディションで、一点で待ち構えているであろう大形狙いでは、無駄撃ちは極力避けなくていけない。

経験上、2投以内で釣る。
それ以上はほとんど無い。
ミスったか、居なかったかと言う事。

意外と流速が有りそうなので、
ルアーはTRAC15gをチョイス。

そして、ダウンドリフトで送り込む。
浮き上がりづらく、ダウンドリフトでも動き過ぎないルアーとなると、今はこの選択になる。


そして、手前から攻めていき、本命ポイントは3投目に入れる事にする。



1投目。

手前にキャスト。
この時も意外と手前も気が抜けない。


荒らしすぎない様に、ピックアップ。

「ふー…」

この緊張感が、ピン撃ちの醍醐味。


流れが、思ったより強い。
立ち位置を少し上流にする。


2投目に入る。


「ビシュ!」


「!!!!!」

しまった!


ミスキャスト‼


なんと、3投目に入れるハズの本命着水点に入れてしまった。
サミングミスだが、このまま行くしかない!


一瞬で気持ちを入れ換える。

ロッド角度、フォールカウント、ラインスラッグを3投目用に替える。


「馴染め!」

TRACYをコントロールして、ショルダーをかすめる。

TRACYの存在感を見逃さない様に波動を調整しながら流し込む。



「ドン!」


力強い生命感が「Z」から伝わる。


2度3度水面を割るシーバス。

うん。狙いより小さいが、良いファイトのシーバス‼


サイズの割には意外と簡単に寄ってきたシーバス。

やはり、低水温で元気が無い様だ。


1度レバーで走らせてから早めにランディングする。


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TRACY15g マットチャート
※マットチャートは25gからの展開となります。



ウェイトの乗ったグッドシーバス。

バイブレーション、ダウンドリフト。
ピン、一撃。

気持ちの良い釣りだ。




季節も進退を繰り返しながら進む。

釣りも、様々な要素がcrossoverしながら進んで行ければ良いと思う。





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