【WGK report 】仕事も捗る、バチ抜けnight !

2月11日（金）

来週火曜に控えたプレゼンの準備のため、業務的に多忙を極める（？）最近なのだけれども、潮廻り的に試したいことも多い大潮後の中潮廻り。今週末に関して言えば、生憎、釣りをする時間を作るの難しいので、何とか金曜に時間を作りたい。

珍しく朝の7時には出社して、カタカタと見積書を作りつつ…
「絶対に19時には釣り場に着く！！」

若干、趣旨のズレた仕事への妙なモチベーションと、チーズケーキで買収した　事務職のTさんの協力もあって何とか定時に帰社することに成功し、釣り場へ自転車を走らせる。

さて、最近の東京湾の魚の分布図を想像するに、西部に関して言うならば、おおよそ旧江戸川までのエリアに関しては魚の戻りは順調であることは間違いないのだが、時期的に最湾奥の自分のホームに関して言えばまだまだ本調子というわけにはいかないのが現状である。

若干戻りは早い感のある今年とは言えども、考えるべきはあくまでも平均値としてのシーズナルパターン。

この日もそうだったのだけれども、ベイトという意味では申し分ない量のバチが抜けているのは事実なのだけれども、先日のログにも書いた通り、シーバスとバチのバランスが取れていない1月末～2月上中旬の潮廻りでは、なかなか「パターンにハメて連発！」とはいかないというのが、ここ数年のリサーチから得られた結論なのだ。

でも、それを「結論」として片付けてしまいたくないのが本音である。

1つ言えるのは、あと半月くらいは、バチだろうがアミだろうが底性のベイトだろうと、釣りの精度を限りなく100％近く上げていかないと、魚を触るのは難しいということで、根拠のないラッキーパンチは期待できないということ。

①釣行前、自分の引き出しにおける釣り場の最適化
②釣り場に着いて、「ポイントの中のポイント」探し
③ルアー選択～、メソッドによるアプローチ
④掛けた魚の取り込み

①～④の全てが高い精度が必要であるということ。
まぁ、魚自体はあんまし暴れないので、④は適当でも　ｗ

特に留意すべきは①であり、タイミングがこれほどシビアな点は他のシーズンとは大きく異なっているという点であり、流れが利けば利くほどにバチの溜まり場は固まってくる一方で、時間が経つ程に魚の食欲が落ちていくうえに、確率論としてルアーの存在が薄れていってしまう。

ほどほどにバチが流れ出して、魚が流れの壁に着きつつ…でも、あくまでもルアーに最低限気が付いてくれる程度のベイトの量であり…

…

そんな、都合の良い場所として、ココは正解なのだろうか？

下げが進むにつれて、カーブの内側に出来る強い反転流の中、バチの見えない時間はバイブレーションで底を引いてくる。

数投後、ピックアップ時、手前のリップラップにＧｕｌｆｅｒＶｉｂｅ
が当たったタイミングで

ゴン！

あ、、、とっさのアタリにビックリ気味の合わせ、、決まるはずもなく、そのまま　

バシャバシャ…！

…！！！

④は適当でも…って適当ではダメじゃないか

ピックアップで食った魚との間合いを調整するためのレバーブレーキじゃなかったのか！？

いつになっても体の動かない自分に少し苛立ちながらも、ここはルアーを変えることで気持ちも入れ替えるつもりになってみる。

下げが進むにつれてハッキリしてきた流れのヨレ、「壁」が出来てきたタイミングで散発的ながらライズも出始める。

ライズと言えども食うレンジは少し下であり、口でなく尾びれによる波紋である。SALTEX M-3 から、表層～中層にて勝負の早く、サーチ力に優れたワンダーへ。

悩ましいのは、通したいコースに入れるなら、どうしてもダウン気味の角度になってしまうということであり、どうしてもバチを演出するには不自然すぎる入射角度となってしまうこと。ここで重要なのは、使い慣れたルアーによる感覚をもとに、如何にしてルアーを横向きにしたまま定点へドリフトで入れることが出来るか、ということ（現実的には無理なのですが）

流下性のベイトの場合、ルアーに当てる水の角度は横向きが望ましい。

言ってみれば当たり前なのだが、
横から水を当てるか？頭側から縦に水を当てるか？　
水を当てる角度によって、同じルアーでも演出するベイトの種類が変わってくるのだ。

角度を保つイメージを持ちながら、ルアーが泳ぎすぎていない抵抗を感じながら定点にてライズの起こるポイントへ流し込んでいく

ググググ…

ゴミが引っかかるような重いだけのアタリに巻き合わせてみると、軽く首を振る感触から一応魚はついているようだ。フックも小さいので丁寧にやり取りして、何とかキャッチ。

40㎝無いかと思いきや、とても細長い50㎝クラス。
まぁ……　ヨシとするか。

その後も散発的なライズが手前で出るようになったので、ルアーをハイドスイーパーに変えてみる。

昨年度発売されたこのルアーなのだが、とにかくフックが小さいので、やり取りが危なくて仕方がないのだが、ジョイントならではのアクションレスポンスは捨てがたく、引きしろの短い場所でしっかり食わせに行けることは他に代替しがたい特性なのである。

定点へのターンとダウンのドリフト…

！！ｗ

釣り方としては、我ながら100点をつけたいところだったのだけれども、魚は0点でした。

この後は風も強まってきて、早起きしたことから多少眠くなってきたこともあり、納竿とした。

多少個体数が少ないとはいえ、ベイトの流下するタイミングや場所についてはハッキリとしているはずの今の時期のバチ抜け。

今年も苦労した結果、「やはり微妙だった」で終わってしまい来年の研究テーマとして引きついでしまうことは避けたいのだけれども、結果的にはそうならざるを得ないような厳しい釣果であったことは、今回も間違いなかったようだ。

昔のホームに行けば今がハイシーズンであることいは間違いないのだけれども、数10キロ離れただけでここまで事情が異なってくるということも東京湾の面白さなのかも知れない。

2012年2月11日
コメント(9)

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みんなからのコメント (ログインが必要です)

狙って釣ったマルタお見事です(笑)

2012年2月14日

ゆう

みやけ

東京都

>ゆうさん

シーバスもボラもマルタも基本は全て同じです！

多少追尾性が強いんですが、釣り分けは難しいてすね。

2012年2月14日

うーん、、、①の前に
⓪時合を読み、その時合いに間に合うための仕事の段取り最適化
を追加しておいてください（笑）

忙しいという理由であまり釣りに行けてない自分にとって、チーズケーキで仕事を売るニヤケさんのタイムマネジメントには脱帽ですm(._.)m

2012年2月12日

おーじろう

みやけ

東京都

>おーじろうさん

おっしゃる通りですね　笑

特にこの時期は時合がすべて何で、そこが一番大事なのかもしれないです。

自分の上司は外出毎によくお菓子を買ってきて、配っているんですよ。ずっと会社だとツライだろ、って。この辺は見習いつつ…でも自分の場合は釣りが目的というところが、邪念と申しましょうか　ｗ

2012年2月12日

今日は、見事に嵌りました。ただ、ニヤケさんの言うとおり、ベイトと魚のバランスは身を以て体験してきました。でも、魚が増えてきたようですね。これからが楽しみです。

2012年2月12日

タイガー

東京都

みやけ

東京都

>タイガーさん

コミュニティの投稿を拝見させて頂きましたが、素晴らしい魚に脱帽です。

2月中旬のバチ抜けは湾奥でではどうも上手くいっていない自分なので、是非ともご教授頂きたいものです。

流れが効くほどにバチが流れ過ぎてしまい、でも流れが無いと魚が定点に着いてくれない…このバランスはホント難しいですよね。

2012年2月12日

バチパターン...始めたばかりなので...何も組み立てられない(^_^;)
でも...その分、常に新鮮ですべてが面白いですね(^o^)丿
ハマりそう....(^_^;)

2012年2月11日

まこまこ

東京都

みやけ

東京都

>まこまこさん

バチ抜けパターンは、比較的デジタルの世界での組み立てが出来てしまうのですが、それでも釣り場に着いてみれば違っていたってことも多く面白いです。

同じバチ抜けでも、これが4月の中旬以降だと全く事情が変わってきますので、興味深いんです。一時はゴカイの種類とその性格の勉強もしました　ｗ

ハマってください！！　ｗ

2012年2月12日

2月は水温が最も低下するせいか、魚の動きも効率性重視になりますね。
その分狙いは絞りやすいけど、流れバチと言う餌の特性からボイルしてても中々釣れなかったりで・・・悶々しちゃいます。

まぁ、コバチよりはましですが・・・。
次の後中潮から、今年の釣りスタートしまーす。

2012年2月11日

AiS0505

みやけ

東京都

>AiS0505さん

おっしゃる通り、次の後中潮こそが本当のチャンスでしょうからね。
その辺も語りましょう！

コバチの出だしたタイミングでは自分は昼の釣りが中心になってきますので、バチ抜けは今の時期ならではです。あのウネウネは何度見ても感動ですね　ｗ

2012年2月12日

仕事を終わらせてからの釣行。自分もやります。
なぜかこちらの方が集中して仕事している気がします。笑

チーズケーキで買収してしまう所もニヤケさんのテクですね！

2012年2月11日

なおちゅん

東京都

みやけ

東京都

>なおちゅんさん

自分としての理想は、釣りは平日に、休みはその他の遊び、なのですが、業務的になかなかそうはいきませんｗ

でも、朝の段階から早く帰ると決めていたら、仕事もはかどるわけなんで、それはそれで良いことなんだと思っています。

お菓子関係は前の上司のマネですw
定番ですよね！

2012年2月12日

最近は1ヶ月前に比べてやや生命感が徐々に出だしたのが感じられて来たので、ポイントもタイミングも限定な僕にとっては嬉しい変化です。
逆に、この限定された状況の中で如何に正しく分析できるようになるか・・・が課題になってます。
まぁ、その他キャスト精度とかスキル的な課題は別ですが（汗

昨夜は先行者が多くてなかなかいつものポイントに入れず、これから更にアングラーの数が増えるのかと思うとちょっと憂鬱になります。
やはりいい時間帯に入れた人はチャンスが多いんですよね。
今年はウチの子にも釣らしてやりたいな、とｗ

同じ川でも隅田と荒川は全く特徴が異なる川なので、立地条件の良さに感謝ですよね～。

2012年2月11日

長月

みやけ

東京都

>長月さん

全ては仕事あっての物種ですからね。技術以前の問題に、長月さんにはご縁のない魚なんだと思います。何故なら後中潮の下げの一時間以内が勝負なのですからこればっかりは仕方がない。魚なんて、人生に置いてはほんのおつまみみたいなもんなんだと思うので、その点は大人な対応で受け流してしまいましょうw

でもハイシーズンになれば時合がぼけていきますので、その点はご安心ください。

魚数も多いので、新天地開拓やりましょうか！
分かり易い場所に人が集中しますが、人のいない場所なんてたくさんありますよ。

さて、３月の頭からが本当の勝負になりますね。
例のオープンウォーターにて、耐えることが出来た者だけに与えられる勲章がランカーというものですから。

考えるだけでウンザリですよ…w

2012年2月12日

ハイドスウィーパー。
確かに距離の短い中で食わせるには、使い勝手が良くてバチ抜け時でない時にも使いますが、外れを釣れてくることが多いですよね。
自分の場合はシーバス３：外道７くらいの釣果です。

2012年2月11日

荒川坊主

福岡県

みやけ

東京都

>荒川坊主さん

おっっしゃる通りです。非常によく釣れるルアーなのですが、ボラにマルタにコノシロ…各種外道もよ釣れてしまいますね。

それだけ良いルアー…なんでしょうか！？

あと、コメントしそびれてしまったのですが、先日は素晴らしい魚、おめでとうございます！

自分も見習いつつ、通いこみたいものです。