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本気の“慣らし運転”

  • ジャンル:日記/一般
再開宣言早々に川に出た。

ジャケットを羽織り、レイガードに足を通し、ウェーダーを履いたらライジャケに腕を通す。
8か月振りだから、何か感じるものがあるのでは・・・という思いとは裏腹に、極々自然に一連の身支度を整える。

川に降りる。
まだ生温かい水の感触は、南からの風なのか、まだまだ秋は遠いということなのか。

すり足でポイントへ。
懐かしい感触、この緊張感がたまらない。
90°より上に上がらない(前へならえが限界)右腕でのキャスト。
これが出来なければサウスポーへの転向(逆 星飛雄馬)だが、何とか前に飛ばすことが出来た。

後からやってきて、挨拶を交わした後、下流へ向かったtakuさんをよそに、その場に留まり流れの変化を探してキャスト・・・キャスト・・・そしてキャスト・・・
すると「もぞぉー」っともたれるような感触、反射的にロッドをあおる!



おかしいなぁ。
いいアタリだったんだけどねぇ。

流れの筋が遠ざかる。
南風に波立つ川面、これ以上前には出れぬ。
仕方無い。もっと飛ぶやつ、HANCOCK投入。
この時点で、既にリハビリでは無くなっていることに気付いていない俺。
案の定、肩は張りを増す。
そりゃそうである。
軟球で野球をしていた中学生が、数ヶ月振りに軽くキャッチボールをした後、砲丸投げをするようなものだ。
(ちょっとオーバー)
10数投の後、再び軟球にと手にしたのはNI-SAN。
150km以上河口から遡った利根川で魚信を捉えるNI-SAN、この川の下流でも余裕の3連続バイト!
しかもこのお兄さん、硬球並みに飛ぶぞ。
ミラクルワークスに、これと雰囲気が似たプラグがあったなぁ(使ったこと無いけど)。
しかしバイトも遠のき、肩の張りは頂点に達したのを期に、復帰第1戦の幕を下ろした。
takuさん、お疲れさまでした。
今夜の収穫、NI-SAN。


そして大潮に我慢できず、肩の張りを残したまま第2戦へ。
2時間持てばいいかなとの予想に反し、肩の調子は悪くない。
(ちなみに、こうしてキーボードを叩いている今の方が肩が張る)
とはいえ、無理は禁物。
無駄撃ちをせず一撃作戦、HANCOCK投入。
でも、しっくりこない。




ならばこれだろう。
見よ、この頬を染めたミムラのような色を

そのミムラが重くなる。
ちょっと強引に引きずりだしたから、ダダをこねてしまったか・・・いや、さ、魚だぁ~!
バシャバシャっと水面を割った瞬間、フッとテンションが抜けたような気がし、慌ててラインを巻き取る。
魚はまだ付いてはいるが、フックが一つ外れたかもしれぬ。
時間を掛けていては魚を逃すと勝負に出る。
手前まで寄せて見えた魚は正真正銘のスズキである。60cmはあるだろう。
体高がある、いい魚だ。しかし、ミムラの尻しか咥えていない(この表現はあり!?か)。
手前へ寄せ、リーダーを掴んだ時、スズキがミムラを解放した(!?)。
しかし、スズキは茫然としたかのように水面直下で停止している。
「隙ありっ」っとばかりミムラ、いやスズキを抱きかかえに入る・・・が、息を吹き返し、水中に。

しばらくして、takuさんの紹介で知り合った松本さんとご友人が、わざわざ下流から昇ってきてくださった。
聞けば捻挫した足をテーピングで固めているという。
そんな状態で、ここで釣りをしているとは、かなり気合の入った方である。
僕が下流に行けば良かったのだが、大変申し訳ないことをしてしまった。
笑顔とお話から、とても気さくな方であると判ったが、そのラインの操り方は、間違いなくエキスパートである。

ソコリから上げに入り、魚信は途絶える。
松本さんとご友人と再開を約束した後、30分その場に残ったものの、南風に押された潮は
思いのほか速く、見る見るうちに水面を押し上げてゆく。

「勝ち点1」を上げた第2戦、すっかり本気モードである。

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