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Harvest Moon

  • ジャンル:釣行記
今年の玄界島は、むつかしかったです。


むろん、釣りきれず。


一度だけ、中アジになりかけのやつを釣ったくらいでした。



ですので、アジは別のところで、玄界島ではメバルをと思うようになりました。



しかしながら、天気の都合やら、風邪をひいたりやらで、日中の釣りしかできず、なかなか思うような釣りができないままにおりました。


そうして漸く行くことができました。


テッパンの呼子離島。


キャンプ。



客、多い。


ポイントは絞り込めていましたが、船が係留してありまして、無理はできません。


島の人、釣り客、アジにカマス。


一同おなじ場所で、ごった煮の鍋のようになって、熱を放っています。


そうした中、私が投げているところの傍の舟の上の、ルアー用のロッドでサビキをしているお父様から声がかかりました。


・・・ルアーね?こっち来て投げんね。


・・・よろしゅうございますか?


よかよ、ということで係留ボートアジング。


マルメさんも乗り込んで、ガルプと匂いなしでやってみます。


ガルプ圧勝。


最高潮にアジが狂っているときには、重めのジグヘッドで釣れましたが、そのとき以外は、フロートに軽いジグヘッドのフォールにしか反応しませんでした。


舟に乗せてくれたお父様も、釣りが好きなようで、食べるのと釣るのとどっちが優先かといったありがたい質問や、この日お父様が釣ってきたカナトフグの美味しい食べ方、アジのほねポッキンの作り方などを教えていただきました。


どうもカナトフグは基本的には毒はないけど、たまに運悪く毒入りのやつがいるらしく、それを引いたら肝まで食べるお父様はアウトとのことでした。

団鬼六が、ふぐの肝を危ないすれすれまで食べさせる店の話を書いていたのを思い出しました。



また、ほねポッキンはお父様の酒の肴として重宝しているらしく、他はなんもいらんので、ポッキンだけ食べられたら、アジは満足とのことでした。


二人で、これ以上必要ないところまで釣りまして、降りたのですが、お父様は何処かに行っていまして、お礼も云えずじまいでした。



こんど、加工品の酒の肴でも持っていこうと思っております。


先日、釣り道楽の世界で幸田露伴が、数を釣るのは漁師が生活のためにやることであって、釣りびとは数を釣るのはちがうと書いているのを見ました。それ以来、数を釣るのは恥ずかしいことと思うようになっていたのですが、アジやカマスやサバの乱舞にアテられて、つい釣りすぎてしまいました。








必要以上に釣ってしまいましたので、父にかまぼこを作ってもらおうと考えました。そうすれば、数を釣る言い訳になるように思ったからです。



もちろん、きちんと敬意をもって神経締めと血ぬきをしました。





翌日、実家に着くと父はこたつに入ってだまってテレビを見ていました。


呼んでも反応がありません。


・・・具合のわるかげな。風邪ひいて、なかなかなおらんとよ


と、母。


久しぶりの尺のやつを写真におさめます








・・・おっとう、かまぼこつくらんとね?


・・・あのね、おっとうはね、こないだミキサーに、もの詰めすぎて壊したとよ。





へっ?







父が何やらべらべらしゃべりだしました。



父が、やらかしても悪びれない犬に見えました。



こちらと実家で分けても余ってしまうほどのアジは、刺身とたいりょうの唐揚げと骨ぽっきんになりました。



かまぼこにすることが、多目に釣った理由ということにするはずでしたが、うまくいかないものです。



こんどミキサーをこうてやらないかん。





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