ツララ ハーモニクス スタッカート 91-MSS-HX

シーバス用ロッドの話。

ツララ
ハーモニクス
スタッカート
91-MSS-HX

の話。
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このロッドは一緒に釣りをして下さっている
工藤靖隆さん
が開発したロッド。

僕は工藤さんとはバイクで知り合い、釣りを一緒にさせてもらうようになりました。
その中で
「僕が作った竿があるんだけど、良かったら使ってみてよ。」
と言われ、気になったので手に入れてみました。

そしたら。。。
メチャクチャ良い!
こんなロッドがあるんだ!
と思える良さです。

先に言っておきます。

工藤靖隆さんが知り合いだからって忖度なんてしませんよ。
僕の釣りは趣味。
趣味において使いにくいモノを使うなんて事は絶対にしません。
だって、楽しい時間をつまらない時間にしたくないから。
僕の釣りは道具を使う事を楽しむという面も大切にしており気に入ったモノしか使いたくありません。
それが例え魚から遠のいたとしてもね。

まずスタッカート91が手元に来て振ってみた感じの第一印象は
「え?こんな感じなの?。。。」
でした。

なぜか?

振ってみるとブルンブルンする感じな柔らかさ。
おいおい、これで7万円とかするの?
みたいな。
大メーカーの最先端カーボンロッドはシュッと空気を切り裂いた後にロッドの収束が早い事が当たり前。
いわゆる高弾性カーボン的な。

しかしスタッカート91は真逆なイメージ。
これさ、グラス入ってるんじゃない?
みたいなブランクスです。
工藤さんに
「これってグラス入ってるんですか?」
って聞いちゃったくらい。
返答は
「カーボンだよ〜。」
でした。

うーん。。。
購入に失敗したかな。。。
と言うのが正直な第一印象でした。

まぁ工藤さんが手塩にかけたロッドなのだろうから使ってみよう。

と釣り場へ。

すると
もうね
1キャストしたらビックリしました。
使ったルアーはコモモ125。

あれ?
キャストした後の収束が速い。
今まで使ってきたワールドなんちゃらと比べても遜色ないキャスト後の収束。

数投繰り返して癖を掴む。
癖はある。
というか、今までのロッドと違いブランクスがしなるので、キャストの感触に違いがある。
(言い方、変えると癖があるとなる)

すると、おいおいこのロッド。。。
いやいや、この「竿」なんなんだよ。。。

メチャクチャ良いじゃん!!!

柔らかいのに気持ち良いキャストフィール。
そして感度は全く問題ないというか、他メーカーのハイエンドと同等。

え?同等なのに褒めちゃうの?

という突っ込みを入れたい貴方。
落ち着いてください。
スタッカート91は柔らかいんですよ。
なのに感度は変わらない。
これって不思議だと思いませんか???

さらに何十回もキャストを繰り返す。

キャスト毎に力の入れ方を変えたり、ピンを狙うキャストをしたり。
と変えながら。
そして1投1投、竿を楽しむように。

わかりました。

柔らかいのに柔らかさを感じさせないキャストフィールと感度を出せているのはストローガイドセッティングの恩恵なんだと。

ブランクス自体は柔らかいが、ガイド数が多い事、そしてなによりも手元から2個目のガイド以外は、ガイド径を同じような設計にしている事でキャスト時はラインがバタつかない為に気持ち良いフィーリングを生み出し。
そしてリトリーブ時には感度を生み出している。

ここで再度言っておきます。
僕はツララの関係者ではありません。
そして工藤さんはバイクな知り合いであり、工藤さんに気を使う関係でもありません。

その上で
良いモノは良い。
と言いたい。

このスタッカート91を一言で言うならば

「不思議な竿」

です。
肝はロッドと言いたくないんです。
これはロッドでなく竿。

ヘラ竿のようなキャスティングロッド。

最高のキャストフィーリング
感度が両立させられているスタッカート91ですが。。。

本当に驚いたのはここからでした。

魚を掛けたら。。。

次回に続きます。
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