夢が叶いました。

  • ジャンル:釣行記
人間とは欲の塊である。

あれだけ鳴門に通うつもりであったが、近所で堅く魚を獲ろうと車を走らせる。


しかし、鳴門に行った後輩から電話。

「ボイル祭りです!うぉー!またきた!」


「ななななんだって!?」


ドリフトかます勢いで反転。


気が付いたら高速に乗っていた。


鳴門から鳴門北の1区間。


5分短縮する為。

嫁にバレたら殺される。


20分後到着。


鳴門までの最短時間を叩き出した。


真昼間にボイル祭り☆


僕「やっぱ鳴門やなぁ!これこれ!やっぱポテンシャルがちゃうわ!来ようと思ってたんよ☆」


市内で堅く釣ろうとしてた奴がとんでもない発言である。







先輩がサツキまで釣る。ブラボー☆




しかし、通いまくり、日に日にだんだんベイトが抜けて釣れなくなる。

まだまだ水温が冷たい。

夜に入るも、ちょっと釣れるのみ。









ここで本題へ。


先日、鳴門で1番ビッグフィッシュに近いと勝手に思っているポイントへ。


ボラ祭り。

こりゃあかん。


先輩に、
「お昼に固い市内のポイントで癒されましょう。」と提案。


「行こう!」



いつものポイント。


先輩が早々に掛けるもバラし。

先輩がバラしたポイントをひたすらキャスト。


釣れないなあ。



ちょっと休ませましょう。


と、
先輩「今ついてきた!」

僕「針に掛かってなかったら食うっすよ!」


次のキャスト。

先輩「きたー!!!」


デカイ魚特有の顔だけ出すエラ洗い。


デカシーバス☆
ナイスフィッシュ☆






と、ここまでは調子が良い日の一コマ。






ここから。


何か波紋たってません?
ボラっすかねー?


軽くキャスト。


コンッ。ピチャピチャ。


何か釣れてたけどすぐ外れた。


カマスかメッキかな?



同じとこにキャスト。







ゴンッ!




僕「キタキター!でかいっすよ!
ん?
シーバスちゃうっす!」


とか言いながら、頭の中では半分シーバスだろうと。



と、変な尻尾がチラリ。




「!!???!!!???」






僕「ブリ!!!これブリっす!!!」


叫んだ瞬間、


ジーーーーーーーーーーギュルギュルギュルギュルギュルギュル




3年追い求めていた魚。


偶然にも一緒に行ってた先輩が3年前に鳴門ブリを釣ったのを見てから。


足の震えが止まらない。


1番の問題はフック。


全く強化してない。


気分はメバルタックルでランカーシーバスを掛けた気分。
いや、延べ竿にトビエイ。
いやいや、タナゴ釣りでクジラ。。。


ドラグをいじり倒した。


優しい先輩は後ろでタモ持って待ってくれてる!


僕「長時間になりそうです!
まだ多分おるっす!僕に構わず投げて下さ
い!」


冷静を装ってたつもりではあるが、
待っててくれた先輩に対してなんて偉そうな言葉なんだ。


まだまだ足の震えが止まらない。


なぜこんな日にこんなとこで。

ファイトを楽しむ余裕はない。

あれだけパンチのある魚を獲りたいとか言ってた自分を殴りたい。
実際掛かると怖気付くチキン野郎。



前にはタコの仕掛けが数カ所。
足場は狭く動き回ることはできない。
左右には沈み根多数。



望むところだ。




フックが外れたような感触。

いつもは大好きなドラグ音が、死音に聞こえる。

激安で買った竿の頼り無さ。

朝にスレで掛かったボラに擦られたライン。


何もかもがネガティブ。





そうこうしてる間でも、
隣で流石の先輩は銀ピカのシーバスをキャッチ☆
ストリンガーに魚を掛けて寄って来て下さった。




浮いた!!!
デカ!!!

今すくえるんちゃう!?


先輩が網を伸ばしてくれた。


磯にずり上げ僕は魚に飛び付いた。




やった。


ついに追い続けた魚。


ファイト時間約20分。








先輩に感謝。



夢が叶った。



一本折れていたが、フックは全く伸びてない。
スナップがヤバかった。


いつものパワーファイトしなかっただけ賢かった。




鳴門、県南、磯、淡路島、離島

シーバスの片手間の気分次第であるが、ブリが釣れそうなとこは通いまくった。


しかし、釣れたのはいつものホームポイント。


これだから釣りはやめられない。



おしまい。







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