【Ｔ．Ｂ．Ｓ．Ｆ．管理人のひとりごと】真冬の夜の恐怖

　書こうかどうしようか、迷ったんですけどね。
書いちゃいます。
寒い夜、これを読んで更に寒くなっても一切責任は追えませんのでご了承下さいませ。

　数回前の単独クロダイ釣行の時のこと。
その日は全く他に人は居なくて貸しきり状態でした。

寒いなぁ。。。
釣れないなぁ。。。
などと思いつつ、ボ～っとしながら惰性でキャストを繰り返してました。
その時、はるか向こうで水面に浮くボヤ～っとした２つ、３つの光に気が付きました。
「？、こんなところで誰かウェーディングしてたのか。」
そう思いながらもキャストを続けてました。
すると徐々にこちらへ移動し始めます。
物凄くスローに。
「お？　寒いし撤収かな。」
そう思いつつ時折光を気にしつつキャストを続けました。
それにしても移動速度が遅いなぁ。
キャストしながら移動してるのかな？
そう思いつつもキャストを続けます。
ふと気付くと、いつの間にか光の数が５～６個に増えてました。
「なんだ、結構大所帯で浸かってたのね。」
そう思いつつもキャストを続けます。
？
そのうち光がどうもおかしい事に気付きました。
通常のライトであれば光は鋭く走ります。
それに微妙な人の動きに合わせてライトも揺れるはず。
でも、ぼかしたようにぼんやりとした光で足元まで届いてないし、揺れません。
何かを燃やした炎を更にぼかした感じの光です。
不思議なライトだなぁ？
そう思いつつもキャストを続けます。
そのうち結構こちらへ近付いて来ると、なんとライトのバックが透けてます。
どう考えても人の体で遮られるはずなのに向こう側が見えてます。
。。。人が居ない！？
こちらからも近付いて（２～３歩だけど、一杯々）、よ～く見てみると、、、
な、な、なんと、光が水中に浮いてるではありませんか！
人など居ません。
マジ！？
早い話が、光だけ水面に浮いてます。
久々に見ちゃったかな？
その内バラバラだった光はゆっくりと横一列に並びました。
やっぱり光の向こう側が透けてます。
光の周囲には何も有りません。
しつこいけど人も居ません。
人魂が水面にぼ～っと浮かんでる感じと表現すればイメージしやすいかも。
まさにそんな感じなんです。
まさにそれだったりして！？

身を乗り出して見入っていると、すーっと今までよりも速い動きで反対方向へ移動し始めました。
まるで私の存在に気付いて逃げるかような動きです。
しかもですよ！
壁面（岸壁？）にすーっと吸い込まれるように消えていっっちゃったんですよ。
貸しきり状態で人は居なくても、周囲は明るいのでそれ程怖くはありませんでした。
ぶっちゃけ、昔は良く見てましたから慣れちゃいました。
でも真っ暗だったら突然ワープされて、こっちへ来ても解らないので怖かったと思います。

一体、なんだったんでしょうか？
おんなじようなの見たこと有る人居ます？

ちなみに母親は子供の頃よく人魂を見ちゃった時の話してくれました。
何度聞いてもリアルでしたよ。
なんとなく雰囲気が似てるんだよなぁ。。。