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温故知新>File 001:Fenwick Lunkerstik 2000 FC-60

<温故知新>
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古きをたずねて新しきを知る。先人の知恵に学ぶこと。
黎明期のタックルや釣りを見直し、今へどうつながるのか、今になって新たな発見があるのか、当時を懐かしみ少年のころの夢や思いをよみがえらせ癒しのノスタルジーに浸る。
若い年齢層には、「そんな時代もあったのか」と片隅に残れば、今の釣りももっと別の角度から楽しめるかもよ。ロッド、リール、書籍、独断と偏見に満ちた釣り(道具)親父の独りよがりのたわごとだったらごめんなさい。
興味があれば準備号もご確認ください。
http://www.fimosw.com/u/MickeyNAKAYAMA/345y67nj3krmy4
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<第一回>
Fenwick Lunkerstik 2000 FC-60

このロッドは当時の憧れというか、思い入れが強くて一回ではすべて語れません。
今回はさらっとを記します。

まずは、下のように青い空、森の中、清き水、ZARAにあうでしょ。
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<スペック>
’81年のティムコカタログから。

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HEDDON系でオーバーヘッドで手首の回転だけでゆったりと綺麗にキャストするには、1/2ozあたりが扱いやすいと思います。でも、 オリザラ 3/4ozでもスピード・キャストスタイルでなければ問題ありません。これぞグラスの懐の広さ、粘り、持ち味です。
※12lbとありますが、当時のUS規格、径でいえば4号程度です。

83年のサンスイ総合カタログから。
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『海でスズキを狙うのにも適役です。』どうかな。
当時、スズキ用専用CASTINGロッドはなかったので、あの頃流行ったフッコ船で使うのだろうか。
個人的には、その下のPLC-60が最適だと思いますよ。

3本所有しています。
左から、Sシリアル(1978-1979)、Sシリアル(1978-1979)、Rシリアル(1977-1978)
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リールの組み見合わせは、4500C赤ベロあたりが時代にマッチしますが、個人的には軽快なBantam 100EXか200が好きです。
SHIMANO BM-2などもバランスが良いです。
グリップは、シリーズ共通のFenwickグリップです。FUJIのライセンス付き。

<コスメ>
年代により、ブランク色、モデル名、スペック表記は違います。
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ガイドはFUJIの(通称)鉄塔ガイド。セラミックガイドリングです。​近年、ガイドは軽い方が良いという概念がありますが、これは重量があり、それが独特のフィーリングを生み出します。ガイドの分だけ曲がりやすいのかもしれません。ワンテンポ遅れて戻る感じ、味の世界です。

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<付属品>
布袋とフェイクレザー・ケース(背骨に鉄芯棒あり)。
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中学生の時、これにあこがれたものです。
ただ、このフェイクレザー(ビニール)・ケース、チャックがすぐに壊れたりして実用性は全くありません。
自宅保存用。

<評価>
正直言うと、年代や使い込み具合により個々に違います。
大まかにいえば下記のとおり。
あくまでも主観と思い入れですのでご配慮願いたい。

- パワー(反発力):7
- トルク(粘り):8
- バランス(持ち重り):8
- 力の抜け(ブレのなさ):8
- 遠投のしやすさ:8
- 近距離の投げやすさ:7
- グリップの握りやすさ:9
- プラグ演出のしやすさ:9
- 全体のうつくしさ:8

Fenの3パワーなので絶対的な力業でのパワーはない。
しかし、反発を伴った力はFenならでは。大きいサイズもじわじわ寄せる力、そして小型のサイズでも必要以上に暴れさせないクッション効果があります。オープンエリアなら、6ポンドラインでも切れる気がしない。
これは使った人しかわかりません。
トラウトにも良いよ。

<総評>
夏のトップのバス釣り、中小規模の湖水で一本と言われたらこれを使うでしょう。
一言でいえば、77年当時、最先端のグラス・ルアーロッド。
キャストフィール、操作、釣り味、所有感すべてが高バランス。
Fenへの思いは尽きません。
思いがあり過ぎて、なかなかまとまりませんね。
話の続きは、また別の機会に持ち越しかな。

☆"Lunkerstik"は"Lunker Stick"の綴り間違えじゃなく、これで正しいです。
"NIGHT"-> "NITE", "Noise" -> "Noize"なんと同じアメリカのり。

<おまけ>
"Noize"が出たころで。学校のテストでこう綴るとバツになるよ。
Slade - Cum on feel the noize 1973


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