プロフィール

西村 均

新潟県

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md6ekoo55njguh8fffnw_480_92-c61e8dc7.jpgbtf75gh6ehovzgm2g96u-e78e38a9.giffxbws4pocggwbjh6889g_480_139-e4963cf7.jpg毒男釣りスレ画像うpろだ
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リールメンテナンス カルコン201HG編



サーフがあんまり好きじゃない俺にとって、
11月以降って、リールメンテに費やす事が多いのです。

特に今年はベンダバールやゴーテンなどという
えげつないロッドでのフルキャストやガチンコファイトばかり。

通常の3倍くらいはリールを酷使したと思う、正直。

そんな使用状況でも根を上げずに問題なく稼動するシマノのリールは
やっぱすげえと思うんだ(=ω=)



だからこそ、時間のあるときに、一年の激闘を労う為に
きちんとOHしてあげようと思うんだ。


てな訳で、今回はベンダバールへの搭載率No.1!
カルカッタコンクエスト201HGのほぼフルメンテを一挙公開します。


とは言っても結構精密部品なので、
自信の無い方はメーカーOHもありだと思います。

てな訳で、ここから先のOH作業は自己責任!







さて、使う道具はこれだけ。

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右から順に、
ベアリング押さえのの5角ピンを外すニードル。
+と-のドライバーと純正工具のレンチ。
BBオイルを挿す注射器。
ケミカルは通常のパークリと、
上段左がシマノのオイル(多分用事無し) 右がグリス。
中段はMTCWさんのギヤグリスとBBオイル。
シマノのドラググリスとギヤグリス、
細かいトコの清掃用綿棒とグリス塗り用のつまようじ。


今回紹介するのはこれ。
キャスティング港北イベントレポの時に買った、

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ギヤグリスとBBオイル。
今まで使った中で最高でした。
なんと港北イベントの時に使っていただいてから今まで、
川、サーフで酷使したあと、水洗いするだけという使用状況で
なんのトラブルも使用感も飛距離も変わらなかった!
正直まじすげえ。

さて実作業開始。

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毎度おなじみの俺仕様カルコンです。

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とりあえず3分割。
ラインはマスキングテープで留めとくと楽です。

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シャフトに付いてるだろうピニオンギヤのグリスはふき取ります。
ティッシュでもキムワイプでもどっちでもOKだと思うけど、
埃、毛羽立ちが嫌ならキムワイプが良いと思います。

俺はめんどいからティッシュです(=ω=)

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BBの留めピンを飛ばして泣かない様に、
指で押さえてニードルで起こして外し、BBを清掃して、
ゴロツキチェック。
専用のベアリングチェッカーなんてのも市販されてるけど、

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ピンセットにぶっ刺せばOKです。
どの道細かい部品の組み込みにピンセットは必要です。
ごろつきが無ければOK、あったらパークリで清掃です。

ここで注意。
パークリ噴射すると、必ず結露します。
それが蒸発するまでは注油も組み込みも厳禁です。
オイルが水分吸っちゃうから。

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ハンドルとスタードラグ周りを分解します。
この時、細かいパーツの順番が判らなくなる時があるので、

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つまようじにでも刺しとけばだいじょぶw

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キャスコン根元にOリングをはめるのが俺式。
ご覧のとおり、内部への浸水がかなり少ないです。

で、ここまで分解すれば、あとは数本のねじを外せば、
カルコンのハラワタを拝めます。

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ここに見えてる5本と、

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この2本を回します。

レベルワインダーのとこがちょっとめんどい。

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こんな感じでワインダーを避けて回します。

で、全てのネジが外れると、ハラワタをぶちまけろ!となります。

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ここで要注意。
画像で残っている3本だけはタッピングビスです。
覚えときましょう。

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カルコンご開帳でございます(=ω=)

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ピニオン保持のBBとローラークラッチとローラークラッチカラーです。

BBは外してチェック、清掃注油。
オイルじゃなくてグリスです。

スプール回転に関わらないBBは、基本グリスでOK、
てか海で使うなら絶対グリス。

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ローラークラッチカラーを外したユニット側。
う~ん、汚ねぇw

メインギヤAssyを引き抜いて、ドラグ部品と共に
順番に並べます。

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ここで要注意!
ドラグサウンドを出すピンを紛失しやすいです。

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これ。このゴマ粒みたいなのを無くすと、ドラグの音がなくなりますw
きちんと取り外して大事に置いときましょう。

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パークリで綺麗にします。
古いグリスを落とすのにブラシとか使っちゃ駄目ですぅ。
パークリ噴射だけで落とさないと、ギヤ歯面が痛みます。

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お次はピニオンやっつけます。
ピニオンをつまんで引っ張れば、
ピニオン、クラッチヨーク、リターンスプリングAssyで取れます。

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こいつもパークリ噴射で清掃してやります。

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綺麗になりますた(=ω=)

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レベルワインダー分解はまずこのツメを外します。
んで、ユニット保持のねじ2本を外すと

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全部一式外れます。旧カルコンより滅茶苦茶楽です。

きったない川で酷使すると、ワインダーのBBが良くゴロゴロしますが
今回は無事だったので交換はなし。
ごろつくようならEリングを外して交換です。

交換無しなら、ユニット全部纏めてパークリ清掃しちゃう。

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組み付けもユニット丸ごとはめちゃえばOK。
レベルワインダーパイプの切り欠きを合わせるのを忘れずに。
てか合わせないと、写真のアルミベースがはまりませんが。

で、写真ではクラッチホルダーが外れてます。
こいつを外せばピニオン保持BBの大きいほうも抜けますが、
同時にクラッチユニットもばらけますwww

組むのがめんどくさいので、クラッチにトラブルが無く、
かつBBにゴロツキが無ければ、丸ごと洗浄でOKだと思います。

もしBB交換するなら、ホルダーを外す前に、クラッチユニットを
タイラップで固定してからホルダーとBBを外すのがお勧めです。

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全部がピカピカになって俺もにっこにっこにー(=ω=)

あ、そうそう。
メインのシャフト根元にBBがいますが、これが良くゴロつきます。

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なんで、グリスはたっぷり入れとくと良いです。

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レベルワインダークロスギアと同ドライブギヤにMTCWのギヤグリス塗りました。

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クラッチ摺動部にはシマノのスプレーグリス。頭の赤い奴。

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ピニオンAssyを入れます。

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ドラグ板やメインギヤの摺動面にはシマノドラググリスをうっすらと塗ります。

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順番どおりにはめていきます。
クラッチリターンプレート
ドラグ板
メインギヤ
ドラグ板…て感じですが、判らなくなったらパーツマニュアル参照で。

あとドラグ音だしピンの3個の部品を忘れずに。

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ギヤグリスを塗ります。
塗った後は軽~くギヤを回して馴染ませます。

さて、蓋をしめます!

その前に忘れがちなのが

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ローラークラッチカラー。忘れずに。

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蓋を閉めてネジ締めて、シャフト保持のBBを入れてグリスアップ。
キャスコンのBBにもオイルを挿します。

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注射器はここで登場するのです(=ω=)
歯科医師が使うノンベベル(先端が針になってない)なので安全です。

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SVS側にも注油します。一滴で十分です。

SVS∞のパイプの注油ですが、
シマノTVのアレは超大嘘ですwwwww
一滴たらしてそのままだと、壮絶なバックラを起こしますw

BBに挿した後のノコリカスを垂らして、それを綿棒でふき取って、
『なんか気持ち油膜が残ってるかも?』くらいで十分です。
これ超大事、∞ブレーキ機種は気をつけましょう。

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スプールを入れてブレーキ側をはめて、
ドラグ周り、ハンドル周りを組み付けて…












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完了ですヽ(=ω=)ノ!!!

あとは新品グリスやオイルを馴染ませるために、
暫くハンドルを回してやりつつ、
クラッチやドラグの動作確認をして、OKだったら
外側をパークリで拭いて、お好みでワックスでも掛けてあげましょう!





いかがでしたか?
なるべく判りやすく、細かく解説したつもりではあります。

これからオフシーズンに入る方もおられると思います。

今シーズン、楽しい思いをさせてくれた大事なリール、
こうやって自分の手でメンテナンスをすることで、
更に愛着が沸くんじゃないかと思います。

是非一度は経験してみて下さい、結構楽しいもんですよ(=ω=)




PS:FBでアンケートに答えて頂いた皆様、ありがとうございました!

 

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