日に日に春らしくなってきた某日。

久々に外洋メバルを本気出してみた。

深夜なのに陸海風で安定してはいるが、
昼間に波が上がったんだろうか。







この波の高さw
普通、メバルて凪を好む、って言われてる。
けどそれは湾内の話だと、俺は思ってるんだ。



波が高いんで、立ち位置は限られてる。

下半身ウエットスタイルで安全確保しつつ、
立てる場所に入って、ミノー投げてみる。


払い出した潮目は速い速い、
投げたとこより流れていく。

その感覚は、ベイトタックルの感度だと良く判る。
クラッチを切って、少し流し込むと、
ツイツイ、と食むようなバイト。







大したサイズじゃ無いけど、
外洋の回遊性メバルの引きは凄いんだよ。



ミノーからシンペンに換えて、更に沖を流す。







ｵｯｹｰ、サイズアップ。読み通り。

波が高いから、潮も速く流れる。
潮の走りに敏感なメバルは、ベタ凪より
少し波気があった方が釣れると思うんだ。




で、そんなシチュエーション、
そんな場所のメバルの引きは、
相当なもんなんだよね。
Beams76Lがぶち曲がる。

そんな魚を相手に、根回りやテトラのポイントで、
細っそいPEやフロロを推奨するのって、
なんかおかしいんでね？なんちてw



少し太くて浮力のあるPEだと、
潮に乗せて、着水点より先に流したり、
根に突っ込む魚を、ガチンコで止めたり出来るんだ。

細いラインでドラグチリチリじゃ捕れない可能性が高いんだ。

で、ラインブレイクしちゃったら、
その魚は死ぬ可能性が高いよね…




だから俺は少し太めなラインをトラブル無く使え、
巻きの感度に優れ、ガチンコファイトが出来る、
ベイトタックルでメバルを狙うんだ。


軽いルアー投げられないじゃん、
なんてのは過去の話。
今は楽勝で投げられる。
糸よれしないし、緩く巻いても平気だから、
ドバってラインが出るトラブルもない。
だからテンションの掛からない流しの釣りが成り立つし。


デメリットもあるような、ないような…

長年やってるから、デメリットは自分で潰した。

精密に作動するドラグ、
超軽量ルアーの使用を可能にするスプールへの交換、
ほか色々。


機械的問題でどうにもならない事もあるかも知れない。

けど、『◯◯だから出来ないよ』
なんて、俺は言わない。

その◯◯をどうにかするのがモノ造りの側に立つ、
て事だから。




だから俺は、UL砲に無茶を言う。

2gをぶっ飛ばせるようなベンドカーブと収束、
ランカーの突っ込みを停めるバットパワー、
ついばむ様なバイトでも吸い込ませるようなティップ。

それもベイトロッドで、だ。


普通に考えれば無理www

けど、そんな無理をねじ曲げてしまうのがFishman。


ロッドデザイナーのけんさんには苦労掛けるだろうな…




だったら、その苦労を100%、形にする為に、
俺が使える時間は全部UL砲に使う。

で、早ければ来年、みんなの前に出したいな…



伊達や酔狂でベイトメバルじゃないんだ。

そこには揺らぎない考えがあるんだ。

だけど、まだ世の中には、満足出来るギアがない。





そのブレイクスルーをFishmanでやりたいな。




今、手元にある76Lで、俺の理想を決めるために、
毎日振り続け、掛け続けてる。







理想のキャストには遠いけど、
今出来る事は、ライトルアーの飛距離を最大限伸ばす為に、
俺のキャストを更に磨く事。





こんなサイズをドラグを出さず、
ロッドでいなして停める為のベンドカーブを見極める為に、
PE06のフルロックで曲げてみたり。





ウルトラライトルアーをベイトタックルで。

そんなギアだからこそ戦える相手を捕る為に。





UL砲への道のり、まだまだ遠いけど、
















片鱗は見え始めたよ！