息子とのドイツ旅行も後半。
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元旦のバーデンバーデンはひっそりしていて列車から降りたのは
僕たちだけだ。
何度もバーデンバーデンには来ているがこんなに静かな
様子は初めてだ。
駅前のバス停でバスの運転手に「カジノ前に停まるのか?」
と聞くと「ヤー」の返事。
息子とバスに乗り込み発車を待つことに。
バスの車窓を見ていると昔来た頃とほとんど同じ風景だ。
少なくとも20年以上変わっていない。
バスをカジノ前で降りた僕たちは、商店街に向かう。
今日のホテルを探すことにする。

さすがに元旦で立ち並ぶ店もひっそりとどこも閉店。
商店街にある一軒のホテルに入り今晩の部屋を確保する。
チェックインまで時間があるのでホテルに荷物を預け
カラカラ浴場に向かう。
バーデンバーデンには近代的な「カラカラ浴場」と
古代ローマ風な「フリードリッヒ浴場」の２つがある。
今回入る「カラカラ浴場」は今風でいえばスパリゾートだ。
入り口で２時間チケットを買い中に入ることに。
ロッカールームで海パンに着替えプールに入る。
お湯はぬるいお湯でわずかながら塩分を含んでいる。
息子に中を一通り案内して、入る時のマナーを教えてやることに。
足湯やマッサージコーナーでは体の不自由な人が優先など
サウナでは自分のバスタオルを敷いて座ることなど
いろいろここならではのローカルルールがある。

僕は何も言わず・・・・
２階にあるサウナに連れてゆく。

ドアを開けると息子はびっくり!

老若男女がスッポンポンの裸でウロウロ歩いている!
息子に入り口の横にある小物入れに自分の海パンを入れて
裸にさせて空いているサウナ室に入る。
中にはドイツ人が4～5人。
息子には女の人をジロジロ見ないことなど
ある程度のマナーを教えておく。

息子と冷水シャワーを浴びベンチで休憩していると
向かいのベンチにドイツ人親子が座ってきた。
両親と女の子が一人。
息子とほとんど歳も変わらない女の子が
スッポンポンでソファーに座っている。
さすがに息子も唖然とした顔で見ている。
僕が「ジロジロ見るな!」と注意してやるが無理もないだろう。

１３歳で目撃した金髪のヌード!
しかも自分とほとんど歳の変わらない女の子!

僕は息子を置いてプールのジェットで体をほぐし
ほどなく時間が迫ってきたので息子と「カラカラ浴場」を後にし
ホテルに向かう。

ドイツに来て便器の高さに始まり電車のドアの開け方など
日本と違う体験に目を白黒させながら旅を続けてきたが
極めつけがこのヨーロッパ流のサウナだ。
息子もカルチャーショックを隠せなく夕食にサウナの感想を
聞くも言葉にさえうまく表現できないほどだ。
サウナに一人残してきたのはまずかったか?
こうして息子の衝撃の体験は終わった。

旅の試練はまだ続きます。
次回はついに一文無しに
鉄道によるバーゼル国境越えの謎を解きに
バーゼルを目指します。



年明けのバーデンバーデンの商店街は
ひっそりとどこも閉店。







カラカラ浴場(カラカラテルメ)の前で。
これから衝撃の体験があるとも知らず!







カラカラ浴場のサイトからの転写ですが
１階は水着着用のスパです。

２階がサウナになっていてサウナ室が4つに日焼けコーナーや
ソフトドリンクの飲めるカウンターなどがありますが
２階では全裸が基本でカウンターでは全裸の女性と肩を並べてビール
なんて体験もチャンスがあれば可能です。
写真はタオルを巻いていますが、実際のサウナではスッポンポンです。