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親子珍道中 国境通過の謎

長男とドイツを旅する親子珍道中
手持ちの現金がなくなり急遽
両替をしにスイスのバーゼルに向かいます。
前ログはこちらから
http://www.fimosw.com/u/INTERLAKEN/34la8nxnyjfgko


今回あえてスイスに向けて足を延ばしたのは
長年の謎を解きたかったためで
以下のログを長々と読んでいただき
バーゼルの予備知識をつけていただき次回の旅の様子
を読んでいただきたいと思います。


 
ヨーロッパを旅する上でなくてはならない儀式が
国境通過の際のパスポートチェックです。
現在ヨーロッパはEUとなりシェンゲン条約加盟国が増えてゆく中
パスポートチェックなどはほとんどなくなりましたが
僕の昔旅していたころはまだヨーロッパもECという枠組みでした。
パスポートチェックもアウトバーンや幹線国道などでは
パスポートを開いてチラ見してOKや当時日本の赤いパスポートの
表紙だけ見てOKのようなところがありました。
しかし交通量の少ない田舎の国境を車で通過しようものなら
カルネに申告するものがないかとトランクを開けて検査を
始めたり、係官の食事の時間になろうものなら2時間以上
ゲートの前で足止めを食らったりと苦い思い出も今となっては
懐かしい昔話です。

本題に入りますがここドイツとスイスの国境である
バーゼルの国境は幾度となくバイクや車で通過していましたが
鉄道での通過はまだ一度もありませんでした。
たしかに車でのパスポートチェックは、国境線付近に検問所が
ありますが鉄道となると事情が少し違います。

バーゼルの地理的なものと鉄道の駅の位置や
駅の管理区分がいろいろ変わっているためです。
バーゼルはドイツ スイス フランスと3ヶ国にまたがる街で
街の行政はスイスが行っているため一般的に「スイスのバーゼル」
という言い方をします。

下の地図は国境付近の拡大図です。
3ヶ国の国境線が交わる位置はライン川のど真ん中付近にあります。
バーゼルには、ドイツ国鉄 スイス国鉄 フランス国鉄の
駅が存在します(現在は民営化されていますがここでは国鉄という
表現をします)
スイス国鉄の駅は街の中心部にありスイスの玄関口として
国際列車の発着駅となっています。
さらに街はずれにはドイツ国鉄の駅もあります。

ドイツ国鉄の駅は国境線からスイス領に入ったところにあり
このドイツ国鉄の駅まではドイツ国鉄の管理となっています。
実際このドイツ国鉄の駅まではドイツ国内線として運用されています。
しかし地図にはフランス国鉄の駅がありませんが
スイス国鉄の駅の構内に間借りするような形で存在します。

それがもう一つ下のスイス国鉄の駅構内の見取り図です。
スイス国鉄の駅の隅っこにフランス国鉄の駅があり
フランスに入国する乗客はここの一角でパスポートチェックを受け
フランス国鉄専用ホームから乗車します。
そのため駅構内といえども一歩入ればフランスとなります。








ならばドイツから来た列車は、どこでパスポートチェックを行うのか?
という疑問が今まで僕には悶々とありました。

第一案 ドイツ国鉄とスイス国鉄の駅の中間点に列車を止め
     そこで乗車客のチェックを終えるまで
     スイス国鉄の駅に入らない。

第二案 あくまでドイツ国鉄の駅はドイツ領とみなし、ドイツ国鉄の
      駅を出る際にパスポートチェックを行う。

第三案 ドイツとの国境線の手前でパスポートチェックを終えて国境線
     を通過する。


以上の三つの案を考えてみました。

下の図のような具合です。

それでは次回は実際の旅の様子です。




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