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温故知新



 


エギング=ジャーク

今では誰しもが疑いのないイカを釣るための方程式。

しかし古来から存在した餌木が元々はトローリング(北陸では「引っ張り」などと言います)によるスイミングを前提に作られていたことを知る人は少ないかもしれません。

自分も餌木を始めた頃は完全に夜の釣りであり、ボトムのズル引きという使い方が一般的でした。

こんなことを言うとおじいちゃんが孫に昔話を伝えているように思われるかもしれませんが、デイゲームのジャーキングが登場するつい十数年前までは、イカ釣りと言えばこのようなスタイルだったのです。


日本全国でエギングがブームになった頃から、あまりの釣り人の多さから立ち入り禁止の漁港が増えたり、最盛期には防波堤やテトラの混雑ぶりに嫌気がさしたりで、ちょっとエギングは遠慮しておこうかという声もチラホラ聞こえてくるようになりましたが、そういった問題を気にもせずコッソリと好釣果を得ていたのがサーフエギングでした。

砂浜の多い北陸では、逆にサーフ以外に釣り場が少ないといったことも原因の一つだったと思いますが、意外にサーフからエギング(ルアー釣り)を始めた人が多いことにも驚かされます。

ただサーフの場合は、通常のエギングタックルで狙える範囲にイカがいる時間帯が夜が中心となるため、よほど条件が良くない限りはデイゲームが成立することは少なく、ジャークで日中エギングを楽しんでいるアングラーさんには馴染みが薄いかもしれません。


自分が子供の頃は、親父に連れられて朝マズメや夕マズメに家の近くの海岸へシロギスを釣りに行くのが日課でした。

サーフの投げ釣りでシロギスを狙っていると、釣れた魚にイカ(アカイカ)が抱いてくることがよくあったのですが、これが現在開発中のスイミングエギの発想の根源になっています。

シロギスなどのベイトフィッシュが岸に最も接岸する夕マズメから朝マズメまでのタイミングで、古来から存在したスイミング、ボトムズル引きでイカを狙う。

知っている人だけが楽しんでいるエギングの古くて新しい釣法…

画像の「百海 Swimming」(通称 加賀餌木)は今までのジャークを中心とした釣り方とは一線を画する温故知新的なメソッド。

しかもエギをステイさせている時にアタリが来るダイレクト感は、まさにティップラン釣法の面白さに通ずるものがあります。

近くにシロギスが釣れるフィールドを持っているアングラーさんには、ぜひともお試し頂きたい釣法です。

間違いなく、目から鱗ものですよ。












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