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村岡昌憲
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▼ 読書熱
- ジャンル:日記/一般
- (怒り)
最近、実家に呼ばれたので行ってみると、子供の頃の通信簿や様々な学校関係の書類がどっと出てきたらしい。
家に持ち帰り、懐かしく広げる。
通信簿に関しては、絶句。本当に落ち着きのない子だったんだなぁ、と通信欄を読んでの感想。
小学校6年生の通信簿に、読書が好きでいいことですって先生からの言葉。
俺、小学生から本なんか読んでたんだ・・・。そう思った。
高校生の時に600冊超を図書館から借りて卒業式で表彰されたことがあった話は前にどこかで書いた。
ほとんど授業中に読んでいたのでおかげで大学には行けなかったけど、その代わりとても大きな表現力、感受性、文章力が身につき、今の自分を作り出している。
今回、驚いたのは中学生の時から本ばかり読んでいたこと。中学校の図書借り出しカードがたくさん出てきて、数えてみると300冊近い本を読んでいたのだ。あれ?俺はそんな子だったっけ?
学校が終わったあとは悪友と遊んでばかりいた記憶しかないから、いつ読んだんだろうと疑問に思ったが、すぐに授業中に読書していたことを思い出して一人で失笑。まあ、成績悪いわけだと納得。
カードの本の名前を見れば、読んだことある本だという記憶はある。
だが、高校生の頃の記憶と相当ごっちゃまぜになっていた。
一つ、気付いたのは中学生の時は、戦争物の本が本当に多かったこと。
確かに戦争物の勇ましさや空しさ、やりきれなさの世界に没していた時代がある。
今の僕の中には、人間という生物に対するどうしようもない絶望感が揺るぎなくある。
これは間違いなくこの読書時代に確立された。
カードの一つの題名に、なぜかもう一度読んでみたくなった本があった。
吉田満の「戦艦大和ノ最期」
そこでブックオフで探して買ってきて、昨晩3時間ほどかけて読んだ。
読んで思い出したのだが、中学生の時だけでなく、高校生の時にも読んだことがある。
特攻という現実を前に、生きる男の物語に何度も目頭を濡らし、感動を覚えた記憶があった本だ。
だけど、今の自分はそう思えないだろう。そう思ったから買ってきたのだ。
そして、読後はやはり怒りに包まれた。
戦争への嫌悪的な怒り、アメリカへの怒り、無謀な作戦への怒り、そんなものではない。
あの先の戦争であれだけの悲しみと憎しみを生み出し、そして何も得ていない今の人類への怒りである。そして人間という愚かな存在に対する怒りである。
昨日は全国の代理店が集まるとても重要な会議で、心身ともに疲労していたのだが、あまりの我が身の怒りに一睡もできなかった。
我の感受性、未だ烈火の如く。
今まで人に読書は勧めたけれど、この本を読めというような感じで強く薦めたことはあまりしなかった。
自分が感動した本だから他人も感動するというのは間違っている、と考えるからだ。
むりやり読まされたってその人の血肉にはならない。
人と本の出会いも、人と人の出会いも変わらない。
人生を力強く生きる人は、必ず良書との出会いがある。
必要な瞬間に良い本と出会う人は良い人生を生きる。
だけど、あえてその禁断を破ろう。
梅雨の一時、考えてみて欲しい。
64年前の日本の海に散った男達。
彼らが描いた未来は、今のこんな日本だったのか。
日米両国の死者に合掌。
- 2009年7月3日
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